2019年、7月18日のヤングジャンプではキングダム608話は休載でした。
そこで、今回は607話で王翦が突如として組織した赤大鶴陣について今後どのような展開をするのか考えてみました。
もっともキングダムにおいての陣形は、絶対的なものではないし、むしろ、かなり魔法的なものなので上手く説明できないかも知れませんが
よろしくお付き合いをお願いします。
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この記事の目次
キングダム最新ネタバレ608話予想vol4「赤大鶴陣の衝撃とは」
キングダム607話では、王翦の本隊が半分以上崩壊させてた雷伯軍を放置し共伯軍と戦っていた田里弥の軍勢に強引に合流、
軍勢の渦巻きを造りだします。さらにそこに倉央軍が飛び込み、さらにぐるぐると回転しました。
そのまま秦軍がバターになるかも知れないと思いきや、王翦は、そんなぐるぐる状況でも、ちゃんと陣形を統率していたようで、
あれよあれよという間に、赤大鶴陣という李牧の大鶴陣をパクったようなスゴイ陣形を造りあげました。
そのスゴイ赤大鶴陣が上記の陣形ですがこの大鶴陣形には凄さがあります。
というのも、王翦と田里弥と倉央がバターなりそうな勢いでグルグルと混ざってしまった為に、
呆気に取られていた李牧軍は、ほとんど陣を組む暇もない状態でポツンと取り残されたのです。
つまり、王翦は全ての準備を済ませ、李牧側は共伯も雷伯も、大幅に陣形を崩してしまった状態になりました。
これは、倉央が考えるようにそのまま押し込めば王翦軍が圧倒的に数で優位な李牧軍を撃破するチャンスなのです。
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キングダム最新ネタバレ608話予想vol4「アドバンテージを置く王翦」
ところが、赤大鶴陣の後詰に王翦が入れば完成という所で、何故か、王翦が後詰に入らず混乱する最前線に一騎だけで登場します。
一転してチャンスが転がり込む李牧軍ですが、趙兵が弓矢で狙撃する前に李牧も一騎で王翦の前に登場してきました。
こうして、鄴攻略戦の途中で初めて秦と趙の総大将同士が相まみえたのです。
ここでは王翦が李牧に対して、熱心なスカウトを掛けていたわけですが、王翦は敢えて有利な状態を置いて李牧と交渉した事になります。
未だ、李牧は王翦のスカウトに返答をしていませんが、折角の勝利のチャンスを一旦置いてまで、李牧をスカウトした王翦の余裕に
赤大鶴陣に対する絶対の自信を感じます。
キングダム最新ネタバレ608話予想vol4「交渉決裂後の展開」
王翦の李牧スカウトですが、恐らく成功しないだろうと考えられます。
その場合には、戦いは継続する事になりますが、その場合はどうなるのでしょうか?
まず、決定的に重要なのが李牧の軍勢5万から、それぞれ1万人ずつ分けた共伯と雷伯の軍勢が完全にバラけてしまっている事です。
さらに傅抵とカイネは、ある程度まとまった軍勢を有しているものの、その背後の李牧の本隊は小さな小部隊に別れていて、
王翦の赤大鶴陣にいきなり対応できそうにありません。
それに付け加えて、元々3つに分かれていた王翦の軍勢は一つになり、すべて王翦の号令一下で動くようになっています。
また、李牧が苦労して学習した本能型の証、カウンター陣形も、王翦は確実に使いこなせるようになっているので、
やや、時間を置いたとはいえ、赤大鶴陣のアドバンテージは少しも低下していないという事が出来るでしょう。
キングダム最新ネタバレ608話予想vol4「共伯と雷伯軍が消滅?」
雷伯と共伯は王翦の用兵により、どちらも陣形をバラバラに乱しています。
ここで、赤大鶴陣をそのまま進めれば、どちらも崩壊してしまうでしょう。
特に、雷伯は李牧から戦術を直伝されたという前フリはどこへやら、すっかりポンコツ化していますから消滅は確実だと思います。
すると、何が起きるのかと言うと李牧軍の2万人が消滅する事になります。
そうなると、李牧軍5万vs王翦軍3万で始まった戦いが数においてほとんど変わらないという事になります。
李牧軍の有利な部分は、数において王翦軍に勝っている点だけですがこれが失われるのは大きな損失でしょう。
キングダム最新ネタバレ608話予想vol4「傅抵やカイネでは留められない」
そして赤大鶴陣を見る限り、カイネに対しては王翦の後詰の兵力が対応しそうです。
そうなると、フテイは単独で倉央に当たる事になり苦戦は必至です。
倉央と王翦と田里弥は、そのまま赤大鶴陣を前に進めて陣形を整え切れていない李牧を電撃的に撃破すればいいのですから
優勢に戦いを進められるでしょう。
もっとも、そのまま押し切られては漫画的に面白くないので、李牧はなんらかの反撃を用意するとは思います。
キングダム最新ネタバレ608話予想vol4「李牧の反撃の手は?」
すでに押し切れば勝てる体制にあるにも関わらず、王翦はあえて押し切らずに、自らが前線に立って李牧をスカウトしました。
しかし、李牧にしてもそれに乗らずに自軍の立て直しをすればいいのに、あえて乗った事は、大鶴陣以外に何らかの備えがある事を暗示しています。
では、どんな方法を李牧が打ち出してくるのか?それは、分からないんですよねー
なにしろ、キングダムは兵士の運動で砂ぼこりが巻き上がるような漫画なので歴史上の陣形をあれこれ考えても当たらないと思うんです。
李牧のアドバンテージは失われましたが、仮に雷伯と共伯の軍勢が消えても兵力は対等くらいはあるのですから、
時間を稼いで陣形を新たに繰り出していければ、また戦況は大きく変わるのでしょう。
読者の皆さんは、李牧がどんな奇抜な陣形を繰り出してくると思いますか?
kawausoは、またワープ的な戦法を李牧が出してくるような気がします。
キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
キングダムは厳密な戦略・戦術漫画ではなく個人や集団の想いにより戦況が覆る点においては、
聖闘士星矢のコスモと同じですから、追い込まれている李牧が来週には優勢になっても驚きません。
それでも面白ければ、理屈なんかは脇においてもいいものです。
これはdisっているのではなく、漫画はエンタメですよという事が言いたいだけなのです。
キングダムでは、陣形やなにやらは、飽くまでも二次的なものである事は
読者の皆さんにはご理解頂きたい点です。
※はじめての三国志では、コメント欄を解放しました。
キングダムの展開について一言言いたいという方はコメントを頂けると嬉しいです。
ああでもないこうでもないで盛り上がりましょう。
参考文献:史記白起王翦伝
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