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キングダム708話ネタバレどっちもどっち「復讐心の度合い」レビュー考察

2022年2月3日


 

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敗北し倒れている兵士達b(モブ)

 

大人気春秋戦国時代漫画キングダム。708話では、やはり龍白公の死亡が王大人(ワンターレン)により確認されました。登場から最後までずーっと怒っていた龍白公、素の性格はどんなだったのか?

 

kawausoさんのキングダムがキター!

 

今となっては知る由もありません。それはさておき、今回も元気に行ってみようキングダム708話がキターーーーー!!

 

※こちらの記事はキングダム708話のネタバレが含まれていますのでご注意下さい。

 

キングダムの5年間の趙攻めの軌跡が8分でそこそこ分かる動画

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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キングダム708話ネタバレ「うっせェわw」

暴動(明治時代)モブ 兵士

 

スライスチーズのように袈裟懸(けさが)けに三角に斬られ身動きもしない龍白公。それを見て、桓騎軍と趙軍の両方から李信に罵声が浴びせられます。

 

桓騎軍のサイドからは「なんで簡単に殺したんだ、雷土の恨みを晴らそうと思ったのに」

趙軍からは「よくも龍白公を殺したな、絶対に許さん」

 

やがて、桓騎軍と趙軍は交戦中である事も忘れ、お互いに誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)を開始。それを見ている黒桜(こくおう)も李信に対し不満顔です。次の瞬間、我慢していた李信が「うるさーーーーーい」と大声で一喝し、異様な迫力に双方が沈黙しました。

 

行軍する兵士達b(モブ)

 

李信は飛信隊が動いたのは、あくまで今回の戦争に勝利するために桓騎が必要だからであり、平陽で10万人を斬った桓騎を絶対に許さないと言い切ります。李信の怒りに対し摩論(まろん)は十万人の首斬りは雷土の復讐ではなく、捕虜が多すぎてああするしかなかったと弁明しますが李信は納得していません。

 

 

 

ひねくれkawausoの愚痴

内容に納得がいかないkawauso様

 

※この頁では、kawausoが個人的不満をぶちまけているので、李信や嬴政(えいせい)のファンはスルーをおすすめします。

 

鄧禹と兵士

 

kawusoは摩論の言い分も十分に理があると思いますけどね。少なくとも漫画において、捕虜皆殺し以外に事態を収拾する方法は明示されてはいませんでした。

 

朝まで三国志201 観客2 モブでブーイング

 

多すぎる捕虜を放置して反乱でも起こされたら、桓騎軍だけではなくその先に布陣していた飛信隊だってどうなったか分かりはしません。虐殺者の汚名をかぶった桓騎軍のお陰で自分達も生存しているという感覚が李信にないのが独善的で嫌です。

 

君主論11(モブ)

 

嬴政も桓騎との話し合いで「多すぎる捕虜を適当に間引くべきで皆殺しはダメ」という曖昧な事しか言わなかったですし、じゃあ、10万人殺すのを9万人にして1万人を解放すれば、それは大虐殺ではなく人道的行為になるのでしょうか?

 

君主論23(モブ)

 

大体、生かして解放する捕虜と間引く捕虜の命の選別はどんな基準でやるのか?明確な基準があろうと殺された捕虜の遺族は「選ばれなかったんだから仕方ない」と納得したりしないでしょう。

 

アメリカのギャング、アルカポネ

 

結局、「10万人は多すぎる、もう少し殺す人数を減らせたはずだ」というのは、勝者が己の(やま)しさから目を逸らすための自己満足の詭弁(きべん)であり、たとえばアル・カポネがあくどく儲けた金の一部を慈善事業に寄付するようなものです。

 

※ココまでで愚痴終了です。

 

関連記事:アル・カポネとはどんな人?影の市長と呼ばれたギャングスター

 

キングダムネタバレ考察

 

 

キングダム708話ネタバレ「龍白公の遺体」

羌瘣

 

さて、kawausoのひねくれた感想はさておき、李信の発言を聞いて羌礼(きょうれい)も「戦の分からない部分が」少し分かったと羌瘣に話しています。

 

兵士 朝まで三国志

 

李信は、このまま龍白公の遺体を放置すれば、復讐心に燃える桓騎兵にバラバラに斬り刻まれる事を危惧(きぐ)し、生き残りの趙兵に龍白公の遺体を持って閼与城に帰るように言いますが、主君を討たれた上に遺体を持っておめおめと城に帰れるかと趙兵は逆切れし、李信に襲い掛かり羌瘣と羌礼に返り討ちにされました。

 

朝まで三国志2017表情 kawausoさん01 無

 

将軍になっても正義の戦争を目指してまっしぐらの李信の態度に苦笑する摩論。しかし桓騎は、李信の魂の問いかけに興味なく死んでいった雷土について思いを巡らすのでした。

 

キングダム708話ネタバレ「虎白公戦線離脱」

司馬朗

 

一方で虎白公はどうやら龍白公が李信に討ち取られ桓騎を討ち取れなかった事を悟ります。

 

「桓騎の頭蓋骨(ずがいこつ)を盃にあの世で酒を飲もう」と今生の別れの挨拶をかわした虎白公、ここで討死して龍白公の後を追う事も頭をよぎりますが舜水樹の「桓騎と刺し違えるのでない限り犬死」という言葉が頭に引っ掛かりました。

 

龍白公も死んだ今、扈輒と虐殺された十万人の仇が討てるのは虎白公しかありません。こうして虎白公は桓騎を殺す時まで恥をさらして生きる事を決意し血の涙を流しました。

 

—熱き『キングダム』の原点がココに—

春秋戦国時代

 

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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