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劉備も茶を求めた?中国茶の種類

2015年5月28日


劉備 茶

中国茶には、緑茶や紅茶などいろいろな種類がありますが、

もとの茶葉はひとつしかありません。(産地の違いはあります)

 

何が色や味を変えるのかというと、

茶葉を発酵させるか、させないか

茶葉をもむか、もまないか

その違いだけで、

「緑茶」「白茶」「黄茶」「青茶」「黒茶」「紅茶」の

6種類のお茶が出来上がります。

 

また、6種類のお茶とは別に、

花の香りをつけた「花茶」や、

お湯を注ぐと花が咲いたりするしかけのある「工芸茶」、

茶外(ちゃがい)に分類される「八宝茶」などがあります。

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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6種類の茶の違い

 

簡単に6種類の茶の違いをご紹介したいと思います。

 

・緑茶:茶葉を摘んですぐに熱を加え、発酵させないもの

・白茶:芽の部分を摘んでしおらせて、少しだけ発酵させたあと、

ゆっくり乾燥させたもの

・黄茶:茶葉を乾燥させたあと、茶葉を積み重ねて紙をかぶせ、

高温多湿の場所で軽く発酵させたもの

・青茶:日光に当ててしおらせて、さらに室内でもしおらせ、

茶葉をもんで発酵させ、半分くらいの発酵で止めたもの

・黒茶:緑茶の工程のあと、積み重ねて発酵させたもの

・紅茶:まずしおらせたあと、よくもんで、紅色に変わるまで

発酵させたもの(最も発酵が高いもの)

 

さてここで問題です。

日本人にはよく知られているウーロン茶ですが、

なに茶に分類されるでしょうか?

 

答えは記事の最後に記します。

 

 

八宝茶とは

 

中国では、「八」という数字が「末広がり」でとても縁起のよいものだと

考えられています。

車のナンバーでは「8888」が最も人気です。

 

八宝茶の「八宝」は「たくさん」という意味になります。

その名の通り、八宝茶の中には、茶葉以外に様々なものが入っているのです。

 

たとえば、ナツメやクコ、龍眼などの実や、

アンズやマンゴーなどのドライフルーツ、

菊花やミニ薔薇などの花、氷砂糖など、まるで宝箱のように

色とりどりのきれいなものがギュッと詰まっています。

 

見た目の美しさもさることながら、それぞれの成分に薬効があるため、

体にもたいへんよいとされています。

 

また、縁起のよい名前から、結婚式のお祝いや、出産祝いなどに

贈るととても喜ばれます。

 

 

ウーロン茶の色は?

 

ウーロン茶(烏龍茶)は、色を見るとつい「黒茶」と思われがちですが

正解は、「青茶」になります。

 

「全然青くない!」

とお怒りのあなた。

 

まあまあ、こちらを飲んで、どうか癒されてください。

(三国志八宝茶-ちゃんごくし

 

 

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東方明珠

東方明珠

中国は上海の雰囲気が好きなので、テレビ塔の「トンファンミンジュ」を名乗っています。もともと『水滸伝』の大ファンで、『三国志』に興味を持ったのは、アーケードゲーム「三国志大戦」がきっかけです。当時はゲームセンターに通いつめました!まだまだ中国史について勉強中ですが、精いっぱい面白いことを探してお伝えしたいと思っています。

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