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【悲報】泣いて馬謖を斬る!は嘘だった?馬稷の死は敗戦の責任のみでは無かった!?

この記事の所要時間: 41

孔明過労死

 

馬稷(ばしょく)と言えば、第一次北伐で、街亭を守るように孔明に言われながらも、

副官王平(おうへい)のアドバイスを無視し麓ではなく山上に布陣した為に

魏将、張郃(ちょうこう)に包囲されて水を断たれ敗北した人物です。

 

街亭を奪われた蜀軍は、挟み撃ちを恐れて退却し、馬稷はその罪で、孔明に

処刑された事になっています。

これが泣いて馬稷を斬る」ですが、これには異説があるのをご存じでしょうか?

 

関連記事:孔明の北伐はノープランだった!?北伐の意図は何だったの?

関連記事:孔明の北伐の目標はどこだったの?

 

 

馬稷の最期には、3つの異なる記述がある

泣いて馬謖を斬る

 

馬稷の最期については、少しずつ内容が異なる3つの記述があります。

最初に馬稷伝では、

「亮、進むに拠るところ無く、軍を退きて漢中に還る。謖、獄に下されて物故す。

亮、これがために流涕(りゅうてい)す」とあります。

 

ここでは、馬稷によって街亭が失陥してしまう事で、亮(孔明)は進むに拠点を

失い軍を退いて漢中に帰り、馬稷はその敗戦の責任で牢獄に下され、物故した。

孔明は、その為に涙を流したという事になっています。

 

物故というのは、余りいい意味ではなく、すでに亡くなっている人の意味。

過去の因果により死が与えられたという意味で、斬首と書いてはいないので、

病死や自殺の可能性もありますが、敗戦の責任で普通ではない不名誉な死を遂げたと

ボカして書いている感じです。

 

 

諸葛亮伝では、もっとダイレクトに・・

photo credit: Magic Exists via photopin (license)

photo credit: Magic Exists via photopin (license)

 

ところが、馬稷伝ではない諸葛亮伝では、こういうボカしはありません。

「亮、西県の千余家を抜きて漢中に戻り、謖を戮(りく)して以て衆に謝す」

 

孔明は、西県の千余の家を連行して漢中に帰還し、馬稷を殺して皆に

謝ったと言う意味です。

 

戮は、斬り殺すという事を意味しています、物故なら病死も獄死も自殺もあり得ますが

戮なら斬り殺されたと考えて間違いありません。

 

関連記事:三国時代の故事成語『白眉』と『泣いて馬謖を斬る』

 

疑惑の向朗(しょうろう)伝・・・

孔明 仮病

 

ところで、馬稷の最期については、同僚で仲の良かった向朗の伝にも出ます。

 

「朗、もとより馬謖と善し。謖、逃亡し、朗、情を知れども挙げず。亮、これを怨み、

免官せられて成都に戻る」

 

ここでは、向朗は、馬稷と親しく、馬稷は逃亡し、向朗は事情を知っていたけども

敢えて報告しなかった、孔明はこれを恨んで向朗を首にして成都に戻るとあります。

 

馬稷は、戦場から逃げたのか、獄から逃げたのか?

photo credit: via photopin (license)

photo credit: via photopin (license)

 

一般には、向朗は、戦場から逃げた馬稷を見逃して報告せず

孔明に仕事に私情を挟んだとして一時クビになったとされています。

しかし、向朗は街亭にいたのではなく、漢中にいた事が史書には見えます。

つまり、向朗は馬稷が街亭から逃げたのを黙認する事は出来ません。

何故なら彼は街亭にはいなかったからです。

 

しかし、街亭で敗戦して漢中に帰還し獄に繋がれた馬稷であれば、

向朗は、馬稷が獄から逃げるのを黙認する事が可能なのです。

 

【次のページに続きます】

 

 

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