よかミカンの三国志入門




はじめての三国志

menu

はじめての変

元祖そこまで言って委員会!孔融と禰衡の議論がカオス

この記事の所要時間: 350




孔融

 

あの孔子(こうし)の二十世に当たる大学者にして

超変人として知られる孔融文挙(こうゆう・ぶんきょ)。

彼が曹操(そうそう)さえも持てあました天下の奇人、

禰衡(でいこう)とマブダチだった事はよく知られています。

そんな天下の奇人二人は、世に蔓延る綺麗事をバッサリ切り捨てる、

「元祖そこまで言って委員会」をやっていた事が判明しました。

今回、ブッタ切るのは、親孝行についてです。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら




親子の情愛、クソ喰らえ!あんなもの親父とお袋がピーして・・

孔融と禰衡

 

孔融「やあ、兄弟、久しぶり、元気だったかい?」

 

禰衡「おう、ブラザー、俺はいつでも絶好調だぜ!」

 

孔融「実は俺、最近、ムカついている事があるんだが、

聞いてくれよ兄弟・・」

 

禰衡「そいつは、なんだいブラザー?」

 

孔融「親孝行ってヤツあるじゃん!あれって超ウザくねェ?」

 

禰衡「超ウザいね、今すぐ脱ぎたい位にウザいね!」

 

孔融「例えばさ、、親が子供を思う気持ちは海よりも深いとか

あいつら、説教くさく言ったりするじゃん」

 

禰衡「するね、するする、暑苦しいぜ、脱いじゃうぜ!」

 

孔融「ぶっちゃけ、子供は両親の愛の結晶だとか言うけど、

本当は、ある時、酔った親父がお袋見てムラムラ来て

ピーしてピーで出来ちまったのが俺達だろう?」

 

禰衡「同感だぜブラザー、最初にピーあり気だよな」

 

孔融「そうして、何回目かのピーで偶々出来たのが俺達なのに

デカイ顔して恩着せがましい態度をすんじゃねーっての!」

 

禰衡「そうだー!誰が産んでくれなんて頼んだよ!

勝手に産んでおいて、デカイ顔するなー」

 

孔融「お袋の事だって、俺達がお腹にいるのは、

例えば、甕の中に水が入っているようなもんじゃん?

そこには偶々水が入っていただけ、水をこぼせば離ればなれになる

母子なんて、そんなもので全部偶然なんだよな」

 

禰衡「その通りだぜ!!血縁なんて言ってもただの偶然なんだ、

飢饉になったら、くだらない親なら飢え死にさせて、

他人でも有能なヤツを助ける方がよっぽどいいぜ!!」

 

孔融「さすが兄弟、話がわっかるゥ~」

 

禰衡「あったり前だろ、お前のブラザーだぜ!」

 

孔融・禰衡「苦情上等!!かかってこいやー!!」




それは、後漢書 孔融伝に実際にある 孔融非孝

朝まで三国志 kawauso

 

皆さんは、上に書いてある内容を、

またkawausoが嘘を書いている等と思うかも知れませんが、

これは、後漢書、孔融伝で実際に孔融が言った孔融非孝

kawausoが例によって少しアレンジしたものです。

 

書き下し文だと、以下のような感じになります。

 

「父

実に 発せ

例え 、出 み」

 

このように、孔融の主張は、

「親子の絆なんか嘘っぱちなんだぜ!」というような過激なものでした。

親孝行は儒教の根本ですが、それを孔子の子孫の孔融が否定してしまうのが

何とも痛快な話です。

 

孔融は虚礼が蔓延る後漢の末期を批判した

そこまで言って委員会03 孔融と禰衡

 

しかし、孔融は、何も面白半分で親孝行を批判したのではありません。

そこには、当時の中身が伴わない上辺だけの「孝」の蔓延がありました。

当時の人材登用は、考廉だったり茂才だったりしましたが、

本なんか何も読んでない人間でも、見せかけの儒教的な行いだけで、

登用が決まってしまうという現実があったのです。

 

そして、選ぶ方も、そういう偽善を知りながら選んでいるので、

孔子の子孫である孔融は我慢できず、

 

そこまで言って委員会04a 孔融と禰衡

 

「そんな嘘くさい偽善を繕うなら、こっちはもーっと!

身も蓋もない事を言ってやるぜ!ゲロゲロ」

 

と過激でロックな反撃に出たという事でした。

 

三国志ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

1800年前の儒教全盛時代に、こんな言いたい放題をした

孔融と禰衡ですが年齢は20歳も孔融が年上でした。

ところが、禰衡の才能を愛した孔融は彼と対等に付き合い、

呼びかけは、お互いに汝(うぬ)だったと言います。

 

汝はお前、或いはブラザー的な対等な言葉遣いです。

これ程に人の才能を愛する孔融に感激した禰衡は、

孔融の悪口を言う事は全く無かったのです。

 

色々、嫌われモノだった二人ですが、外見や上辺の礼ではなく、

お互いの才能だけを重んじたという点では、なんとなく、

現代人に近い部分を感じてしまいますね。

 

孔融の言いたい放題は、やがて晋の時代には世の中の表面的な事象に囚われず、

静かに物事をありのまま見つめる清談として発展していきます。

禰衡も、孔融も新しい時代に大きな影響を与えたパイオニアだったのです。

 

本日も三国志の話題をご馳走様・・

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:まったく安心できない三国志の全裸男、禰衡(でいこう)

関連記事:ギャップに驚き!禰衡だけでは無かった!Mr.天然、曹植の裸踊り

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




よく読まれている記事

 

曹操01

よく読まれている記事:曹操を好きになってはいけない6つの理由

朝まで三国志

 

 

よく読まれている記事:朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第1部

 

kawauso 投壺

関連記事:三国時代の娯楽にはどのようなものがあったの?タイムスリップして当時の人に取材してみた

袁紹 曹操

 

 

よく読まれてる記事:【三国志if】もし袁紹が官渡の戦いで曹操に勝ってたらどうなってたの?

 

この記事を書いた人:kawauso

kawauso

 

 

■自己紹介:

どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

もちろん、食べるのはサーモンです。

関連記事

  1. こんなに厳しい!三国志の時代の宴会のマナーが超複雑
  2. 【保存版】カッコいい!三国志の精鋭部隊を一挙紹介
  3. 小野小町(おののこまち)はどんな人?世界三代美女は謎だらけ
  4. 朝まで三国志2017 三国志の最強軍師は誰だ! 第15部
  5. 西郷糸子はどんな人?西郷どんの3番目の妻は冗談好きのしっかり者
  6. 馬岱(ばたい)ってどんな人?実は記録がほとんどない馬超のイトコ
  7. 儒教(儒家)ってどんな思想?|知るともっとキングダムも理解できる…
  8. 孟嘗君(もうしょうくん)とはどんな人?戦国七雄に絶大な影響力を及…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 「英傑ランキング」上位100名の中に選ばれた8人で争われる「公式頂上リーグ選抜決定戦 ~小暑の陣~」開催
  2. 【三国志の学校】はじめての三国志コミュニティについて
  3. 邪馬台国最期の戦い(前編)神武東征と生駒の死闘
  4. 周瑜はどうやって時代を超越した軍師・魯粛を手に入れたの?
  5. 朝まで三国志2017 三国志の最強軍師は誰だ! 第9部
  6. 秦の始皇帝の時代ってどんな時代?分りやすく解説するよ

三國志雑学

“はじめての三国志150万PV" はじめての三国志コミュニティ総合トピック
“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

呂布は最初から裏切り者だったわけじゃない!きっかけは? 【衝撃の事実】孫策の○○で孫呉が滅びる原因となった! 「キングダム」に学ぶ成功哲学!先んずれば人を制すって何? 【お知らせ】はじめての三国志を常時SSL化しました。 三国ベースボール攻略1 三国志キャラが登場する野球ゲームに挑戦! 于禁と共に関羽に降伏した浩周と東里袞のその後とは? 竜にも階級があった!?某国民的・神龍が登場する漫画は中国史に忠実だった! 介子推(かいしすい)とはどんな人?晋の重耳に自らの身を犠牲にして忠誠を尽くす

おすすめ記事

  1. 橋本左内と吉田松陰、二人の天才が残した功績とは?
  2. 蜀に入れば生き返る!?桃源郷とよみがえりの話
  3. 陸遜が赤壁の戦いに参加したらどうなっていた?【if三国志】
  4. 趙雲の京劇風コスチュームって何?真・三國無双8をさらに楽しむ
  5. 董卓が漢王朝を支配しなかったら三国志はどうなっていたの?
  6. キングダムネタバレ予想 壁は大将軍になるのか?
  7. 九州制覇へ向けて驀進するぜ!島津家棟梁・島津義久の九州制覇戦
  8. 曹操は女の敵なのかどうかを検証する・その4

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“邪馬台国"
PAGE TOP