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孔融(こうゆう)とはどんな人?孔子の子孫だが、曹操を批判して身を亡ぼした学者

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孔子 儒教

 

孔子は現在まで中華に根強く残っている儒教の信仰を作った人物です。

この孔子様の子孫が三国志の時代に生きていたのを知っていましたか。

その名は「孔融(こうゆう)」と言います。

青年の頃から才気にあふれた人物でした。

しかし後年、自分が発した言葉が原因で亡くなることになります。

今回はそんな孔融の生涯をご紹介します。

 

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青年期から優秀な人物

孔融

 

孔融は青年期から学問に励み優秀な人物でした。

そんな彼は名声が高く天下にその名を響かせていた李膺(りよう)に会って

話がしたいと思い彼の元を訪れます。

当時李膺の名声はすごく彼の元を訪れる客が非常に多くいました。

そのため彼は自分に関係のある人か、

よほど優れた人物にしか会わないと決めておりました。

孔融は李膺と接点がなかったのですが、彼に会うために秘策を用意して向かいます。




秘策を用いて李膺と面会

 

孔融は李膺の家に着くと「李膺さんと先祖代々付き合いがある者です。」と

ぬけぬけと門番に言い放ちます。

李膺は先祖代々の付き合いがある人が来たという事で孔融を家に向か入れます。

彼はさっそく孔融に「私と先祖代々の付き合いがあるというが、

どういう関係があるんだい」と尋ねます。

すると孔融は用意していた秘策を李膺に用います。

孔融は「私の先祖は孔子であなたの先祖は老子ではありませんか。

この二人は友人でありながら、ともに学びあった仲間です。

という事は私とあなたは先祖からの知り合いになりませんか。」と述べます。

すると同席していた者たちは大いに感心し、

李膺は孔融の言葉を聞いて大いに笑い「確かにそうだ」と言います。

こうして李膺と面会し、色々なことを語り合います。

 

兄の友人を命がけで守る

photo credit: Clover Flower via photopin (license)

photo credit: Clover Flower via photopin (license)

 

孔融はある時、家で学問書を読んでいると一人の男が訪ねてきます。

彼はその男を家に招き話を聞くと、「中常侍(ちゅうじょうじ)から目を付けられて

命を狙われており、兄にかくまってもらうために来た。」と話します。

だが男にとって不運なことに孔融の兄はちょうど家を留守にしていました。

しかし孔融は侠気を見せて、男を自宅に匿います。

その後、男が孔融の家に匿われている事が役人にばれてしまい、

兄の友人は脱出に成功し、姿をくらましますが、兄弟は捕まってしまいます。

兄と孔融は役人に「自分がかくまった」と言って互いに庇いあいます。

その結果兄が処刑させられてしまい、孔融が釈放されることになります。

この兄の知り合いを命がけで守ったエピソードと

兄を救うため自分が身代わりになったエピソードの二つが天下に知れ渡り、

孔融の名声は一気に高まることになります。

 

北海の国を治める

 

孔融はその後、家を出て朝廷に仕えることになります。

董卓が洛陽に入って来て、漢が混乱を極めていた時は首都から遠い、

北海の国を統治する世に命じられます。

北海の国は現在の山東省にある国です。

孔融は北海国に赴くとさっそく学校を立て、城を修復し、

有能な人物である王修(おうしゅう)を中央に推挙し、

天下にその名を知られていた鄭玄(ていげん)を厚遇します。

 

孔融の統治能力に問題あり

photo credit: Zweiweit via photopin (license)

photo credit: Zweiweit via photopin (license)

 

孔融はこうして政治能力にも優れているようですが、

実は政治能力はあまりありませんでした。

「九州春秋」という書物を書いた司馬懿の弟の司馬進(しばしん)の息子である

司馬彪(しばひょう)が書いた物ですが、この中で彼は孔融を大いに批判しております。

彼曰く「孔融は自分の才能を過信していた為か、天下の実力者に仕えることをしなかった。

また少し変わった人物を重用して実力のある人物を用いなかった為、

北海に新たな法を立てても実行できず、たいして役に立たなかった。

また敵が北海に攻め込んできた時は、守備をせず読書に励んでいた。

そのため、城は陥落し一人で逃げるありさまである。」と辛口の評価をしております。

すべてが事実ではないと思いますが、あまり政治向きな人ではなかったようです。

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