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執筆者:黒田廉

山県昌景(やまがたまさかげ)とはどんな人?武田家四名臣の一人・赤備えを率いた戦国武将




山県昌景 wiki

 

三国志曹操劉備には優れた将軍がいっぱいいます。

その中でも特に武功や胆力などに優れた人物たちを魏では五将軍と呼ばれ、

蜀では五虎将軍と呼ばれております。

日本の戦国時代でも優れた武功や知略を持った武将は四天王などと呼ばれており、

今回は武田四名臣と言われる優れた武将である山県昌景(やまがたまさかげ)を

ご紹介したいと思います。

 

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兄と一緒に武田家へ仕える

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山県昌景は最初は飫富姓を名乗っており、兄である飫富虎昌(おぶとらまさ)は信玄の父信虎の

代から使えている重臣で、信虎追放後に信玄が武田家の当主となった時に側近として

仕えることになります。

その後彼は信玄が信濃攻略戦に出陣した際に初陣を果たし、この初陣で敵の将を討ち取る

武功を挙げて信玄に褒められております。

こうして信玄側近衆の中でめきめきと頭角をあらわしていくことになります。




侍大将へ昇任

真田丸02(武田信玄)

 

昌景は武田家の重臣であった板垣信方(いたがきのぶかた)の嫡男が

信玄に追放される事件が発生。

原因の詳細はわかりませんが、信玄に無礼を働いたためと思われております。

さて彼は侍大将として300騎ほどの兵数を有しておりましたが、

追放されてしまったためこの兵を誰かに授けねばなりません。

信玄はこの兵を分割して昌景に200騎、

春日虎綱(かすがとらつな)に100騎を与えることにします。

こうして両者は侍大将へと昇格することになり、昌景はますます奮闘していくことになります。

そして侍大将へ承認してから数年の後、彼は信玄の家老団の仲間入りを果たし、

武田家を支える存在になっていくのです。

 

兄の謀反事件

月 f

 

兄飫富虎昌は信玄の重臣として川中島の戦いや信濃攻略戦で活躍しており、

その名は他国にも鳴り響いた勇将でした。

そんな彼が信玄の嫡男である武田義信と共に謀反を起こす事件が勃発。

この事件の首謀格であった兄・虎昌は責任を取らされて自害することになります。

昌景は兄の謀反を信玄に伝えたことで連帯責任を取らされることを免れます。

信玄は昌景が兄と同じ飫富姓を名乗っていることは今後都合が悪いであろうと思い、

彼に甲斐の名家である山県姓を与えて名乗るように命じます。

こうして飫富昌景改め山県昌景が誕生することになります。

 

敵から恐れられた赤備えを率いて活躍

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昌景は兄・虎昌の軍団が赤一色の鎧をまとった兵士を使用していたことがきっかけで、

彼が率いる兵士達にも赤一色の鎧兜を着させて戦へ出陣させます。

昌景率いるこの赤一色の軍団を赤備えといい

武田軍きっての最強軍団として他国にその名を轟かせます。

この赤一色の軍団は敵味方から非常に目立つ存在で、

各国は昌景の赤一色の軍団が侵攻してくるろ大いに恐れたそうです。

彼はこの赤備えを率いて信玄が出陣した戦の大半に参加し、

徳川家康をこてんぱんにした三方ヶ原の戦いでは大いに活躍し、

家康から「さてもさても恐ろしき軍団かな」と言って賞賛されるほどの活躍を行っております。

 

戦国史ライター黒田レンの独り言

黒田廉さん02a

 

昌景は信玄の死後、武田勝頼(たけだかつより)の時代になっても、

この最強軍団の強さは衰えることはありませんでした。

しかし長篠の戦いでは昌景率いる赤備えは徳川軍と対戦しますが、

柵の中から放った鉄砲隊の一斉射撃によってなくなってしまいます。

この赤備えは昌景死後、敵であった徳川家四天王のひとりである井伊直政(いいなおまさ)

引き継がれます。

しかし武田家でも赤備えを受け継いで戦に臨んだ武将が降りました。

その武将とは日本一の強者と言われた真田幸村(さなだゆきむら)が大坂夏・冬の陣で

赤備えを率いて数万の大軍を突っ切て徳川家康の本陣に突っ込み大活躍をしております。

 

参考文献 武田信玄の戦略 柴辻俊六著など

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:楽しみながら戦国時代のエピソードを学べる歴史マンガ3選

関連記事:え?武田勝頼って武田家二代目代理なの!?

 




黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

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