【初代親衛隊長】呂布軍を打ち破るきっかけを作った典韋(てんい)


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曹操を守備する親衛隊隊長として任命された典韋(てんい)。

曹操は典韋らを引き連れて張繍(ちょうしゅく)討伐に赴きますが、

張繍軍は抵抗することなく降伏

しかし張繍は曹操が自らを暗殺する可能性を知ると曹操軍本営へ奇襲攻撃を敢行。

典韋は曹操を逃がす時間をつくるために張繍軍と奮戦し討ち取られてしまいます。

彼が亡くなった時、彼の体には幾つもの弓矢傷や刀傷等が多くあり、

持っていた戟がすべて折れていたそうです。

このように勇猛果敢な親衛隊長であった典韋が、

曹操に付き従って呂布軍を打ち破るほどの武将であったことをご存知でしたでしょうか。

 

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超絶力持ち

 

典韋は各地の豪傑から知られるほどの義侠の持ち主であり、

若い頃仲のよかった人や世話になった人には必ず恩で返す人物でした。

その後彼は曹操の友人である張邈(ちょうばく)が反董卓連合軍に参加した時、

張邈の元で仕えることになります。

張邈は典韋を部下の趙寵(ちょうちょう)に所属するように言い渡します。

典韋は趙寵の兵士達に己の武勇を見せつけるために、

大将の存在を示す牙門旗(がもんき)を片手一本で持ち上げて自らの武勇を知らしめます。

この姿をたまたま見ていた夏侯惇は彼と張邈を説得して、

曹操軍の配下として加えることに成功します。

ついでにこの牙門旗ですが、兵士一人では絶対に持ち上げることができないくらい重いもので、

趙寵に所属していた兵達は誰一人として持ち上げることができなかったそうです。


呂布との激戦

 

曹操は反董卓連合軍が解散した後、

青州黄巾賊(せいしゅうこうきんぞく)を降伏させて軍事力の拡大をすることに成功。

その後自らの父親が徐州(じょしゅう)の陶謙(とうけん)に殺害されたことにブチギレて、

陶謙討伐戦を開始します。

彼は徐州討伐戦を行っている時に本拠地・兗州(えんしゅう)が、

呂布軍の挙兵がきっかけで叛いてしまいます。

曹操はすぐに軍勢を引き返して兗州奪還のために呂布軍と激闘を行うことになります。


決死隊に参加

 

曹操は濮陽(ぼくよう)近辺に駐屯している呂布軍の駐屯地へ夜襲を敢行。

この夜襲作戦は見事に成功して呂布軍を撃破することに成功するのですが、

濮陽に駐屯していた呂布自ら救援軍を率いて曹操軍へ攻撃を開始します。

この戦いは明け方から始まり、日が暮れるまで続くことになりますが、

両軍の戦いに決着が着くことはありませんでした。

曹操は呂布軍を打ち破るために自らの軍勢から決死隊を募ります。

典韋はすぐに決死隊へ志願し、

鎧を二重に来て呂布軍本営に向けて突き進んでいきます。

しかし呂布軍の本営の防備は固く、典韋ら決死隊に容赦ない弓矢の嵐が襲ってきます。

曹操軍も決死隊の後方から弓矢を負けじと射って、

両軍の弓矢のせいで空が見えなくなるほどでした。


  

 

目をつむって待ち受ける

 

典韋は決死隊として曹操軍の先頭を受け持っていましたが、

彼の目に血が入ってしまい見えなくなってしまいます。

そこで彼は目を瞑って従者へ「敵が十歩のところに来たら言え!!」と命令。

従者は典韋に敵が十歩の地点に来たことを伝えるとすぐに戟を数十本持って立ち上がり、

敵陣の中へ突っ込んでいきます。

彼は大声を上げながら敵を斬り伏せいき、

彼の近くにいた呂布軍は彼を恐れて近寄ることをしなくなります。

典韋の無双状態と両軍の疲弊によって呂布軍と曹操軍は共に軍勢を引き上げていきます。

曹操は典韋が敵陣の真ん中で暴れた武勇を褒めて彼に都尉(とい)の位を与えて、

自らの親衛隊長として幕舎を守らせることにします。

 

三国志ライター黒田レンの独り言

 

天下無双の名を欲しいままにしていた呂布軍へ単身斬りこんだ無双ぶりは、

群雄割拠していた時代の武将達の中では、

トップクラスの武勇を誇るのではないのでしょうか。

もしかしたら関羽や張飛達よりも一歩抜きん出ていたかもしれませんね。

 

参考文献 ちくま文芸文庫 正史三国志魏書3 今鷹真・井波律子著など・井波律子著など

 

 

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