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【子龍一身これ胆なり】趙雲はどのような活躍をして劉備に褒められることになったの?

この記事の所要時間: 213




 

「子龍一身(しりゅういっしん)これ胆なり」。

この言葉は趙軍がある戦で活躍した時に劉備が彼を褒め称えた言葉です。

この言葉は「趙雲の全身は肝っ玉の塊のようなやつだ」という意味で、

非常に度胸のある人物であるという事を表しております。

さてこのように劉備から大いに褒められた趙雲(ちょううん)ですが、

どの戦でこのように褒められたのでしょうか。

 

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曹操軍の輸送車を襲う

 

劉備は益州を占領すると漢中を領有していた曹操軍を撃退するため出陣します。

劉備軍は漢中を守っていた夏侯淵(かこうえん)を撃破することに成功し、

彼が守っていた定軍山(ていぐんざん)を占拠。

曹操夏侯淵が敗北したことを知ると劉備を討伐するために自ら大軍を率いて出陣。

彼は定軍山に到着する前に北山にコメを輸送させるように命令を下します。

 

 

黄忠(こうちゅう)は曹操軍が北山にコメを輸送していることを知ると

趙雲軍の兵士を借りて曹操軍の輸送車を強奪するために出陣してしまいます。

趙雲黄忠から事後承諾でこの事を聞いていたので、

彼が帰ってくるのを待っていましたが、約束の時間になっても彼は帰ってきませんでした。

そのため自ら数十騎を率いて黄忠の様子を見に行きます。




曹操軍の大軍に襲われる

 

趙雲は黄忠の様子を見に行くことになりますが、

途中で曹操軍の軍勢と鉢合わせてしまいます。

彼は自らの軍勢が数十騎しかいないのですぐに退却しようと考え、

自らが殿(しんがり)となって曹操軍を迎撃しつつ軍勢を退却させていきます。

趙雲は突撃して曹操軍を何度か押し返しながら少しづつ退却していくのですが、

趙雲の副官であった張著(ちょうちょ)という人物が、

曹操軍に囲まれてやられそうになっていました。

趙雲は副官を助けるために自ら曹操軍に単騎で突撃を行って彼を救い出してから、

再び退却を行っていきます。

 

陣営の門を開けさせて・・・・

 

趙雲は自らの陣営に到着すると陣営を守備していた張翼(ちょうよく)に

「門を開け放たせ太鼓をやめさせろ。また旗を伏せよ」と矢継ぎ早に命令を出します。

曹操軍は趙雲の陣営が門を開いて静かにしている様子に困惑して、

退却を開始していきます。

すると趙雲は退却していく曹操軍に対して弩(ど)を発射させ、

太鼓をけたたましく打ち鳴らして曹操軍に突撃を開始。

この攻撃によって曹操軍は敗北して撤退することになります。

 

戦場を巡察した劉備に褒められる

 

劉備は趙雲が曹操軍を見事に迎撃して追い返した事を聞きます。

すると彼は翌日趙雲の陣営に趣いて彼の戦場での活躍をつぶさに見聞します。

そして劉備は趙雲に対して「子龍。お前は度胸の塊のような男だな」と

大いに褒めたそうです。

この時の戦いで活躍したことによって一番最初に紹介した「子龍一身これ胆なり」と

いう言葉が出来ることになるのです。

 

三国志ライター黒田レンの独り言

 

さて黄忠はどうなったのでしょうか。

正史三国志蜀書には黄忠が曹操軍の輸送中の兵糧を奪った事実は記載されていません。

そのため上記のお話は趙雲列伝と言う物語に書かれているもので、

趙雲が黄忠を救援しに行った事実は虚飾かもしれません。

しかし長坂の戦いで曹操軍の大軍に一騎で突っ込んでいって阿斗(あと)を救出したことは事実ですので、

劉備が趙雲を褒めた「子龍一身これ胆なり」と言う言葉は史実の趙雲に

ピッタリ当てはまる言葉ではないのかなとレンは考えます。

 

参考文献 ちくま文芸文庫 正史三国志蜀書 今鷹真・井波律子著など

 

 

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関連記事:もし趙雲が魏に仕えていたらどうなっていた?【ろひもと理穂if考察】

関連記事:趙雲子龍は何歳だったの?五虎大将軍の年齢に迫る!

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

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横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

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