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趙雲(ちょううん)ってどんな人?蜀の五虎将軍の中で寿命を全うした猛将

趙雲


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趙雲 子龍

 

蜀の武将として、劉備諸葛亮に仕えた趙雲(ちょううん)、字は子龍(しりゅう)。

三国志では長年に渡り活躍し、蜀のために数々の功績をあげた人物です。

 

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劉備(りゅうび)との出会い

 

趙雲は、中国の北東にある冀州(きしゅう)の出身で、三国志の登場時は河北(かほく)の幽州(ゆうしゅう)を治めていた公孫瓚(こうそんさん)に仕えていました。劉備(りゅうび)公孫瓚は旧知の仲で、放浪をしていた劉備公孫瓚を頼って河北を訪れていました。

 

公孫サン(公孫瓚)

 

劉備が公孫瓚の元を訪れたときの河北は、公孫瓚と袁紹(えんしょう)が激しく戦っていた時期であり、劉備も公孫瓚軍の一員として戦いに参加します。そこで一緒に戦ったのが趙雲です。


劉備と趙雲は相思相愛だが・・・

 

劉備は趙雲を気に入り、いずれ配下に加わるように誘いますが、趙雲はすぐにでも配下に加わるように願い出ます。しかし、劉備は「すぐにはだめだ、忠臣、二君にまみえず」と公孫瓚と劉備の二人に仕えるようなことは信義に反すると、趙雲の申し出を断ります。

 

その後、趙雲は兄の喪のために故郷へと帰ります。そして、袁紹は公孫瓚を破り、河北を平定します。

 

【蜀のマイナー武将列伝】
魏のマイナー武将列伝

 

劉備との再会

 

劉備と趙雲が再会したのは、劉備が曹操に追われて袁紹の下にいるときでした。公孫瓚は袁紹に敗北しこの世を去っており、フリーの身となった趙雲は山賊退治をしていました。この時、趙雲の馬を奪おうとした、

 

関羽の配下になったばかりの周倉(しゅうそう)を徹底的に痛めつけます。これにより趙雲は関羽と再会し、劉備の下を訪れるのでした。劉備は、趙雲と再会できたことを、涙を流して喜んだといいます。

 

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長坂の戦いでの単騎駆け

趙雲 長坂の戦い

 

袁紹が官渡(かんと)の戦いで曹操(そうそう)に敗れた後、劉備は荊州の劉表(りゅうひょう)の下に身を寄せます。しかし、劉表がこの世を去った後、後継者である劉琮(りゅうそう)は、曹操に降伏します。これによって、劉備の居場所がなくなり劉琦(りゅうき)を頼って、荊州を南下していきます。

 

この逃亡には、劉備を慕ってついて来た民もいたため、進軍は遅々として進みませんでした。そして、長坂で曹操に追いつかれてしまいます。劉備軍は、曹操軍の圧倒的な戦力で蹂躙されていきます。この時、趙雲は劉備夫人と後の劉禅である阿斗(あと)の護衛をしていましたが、見失ってしまい敵陣を探し回ります。

 

趙雲が曹操軍に寝返ったと劉備軍で噂になる

劉備 関羽途方 ぶち切れ

 

この様子を見ていた劉備軍に、趙雲が曹操に寝返ったと噂が流れます。劉備は「趙雲ほどの武将がそう簡単に裏切るはずがない」とその噂を否定します。張飛はそれでも信用できずに、陣中に戻った趙雲を問い詰めます。しかし、趙雲は助けた簡雍(かんよう)を張飛(ちょうひ)に預け、再び劉備夫人と阿斗を探しに敵陣に向かいます。

 

曹操軍からの猛攻をかわしながら、趙雲はついに劉備夫人と阿斗を発見します。しかし、劉備夫人はケガをしておりとても助け出せる状況ではありませんでした。趙雲はそれでも劉備夫人を助けようと奮闘しますが、劉備夫人は足手まといにならないように井戸に身を投げてしまいます。

 


趙雲は残された阿斗を劉備まで届ける

超雲 阿斗 守る ゆるい

 

趙雲は残された阿斗を体に縛り、敵陣を単騎で駆け抜けていきます。趙雲が劉備の下に着いたときには、敵の返り血で全身が真っ赤だったといいます。

それを見た劉備は阿斗を投げ捨て、「私の子供のために、大切な将を失うところであった。」と言葉をかけるのでした。

 

関連記事:かわいそうな阿斗(あと)の壮絶な人生

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諸葛亮の計略で劉備を救出

孫権 劉備 対立

 

赤壁の戦いの後、劉備軍と孫権軍は荊州の支配権を巡って冷戦状態にありました。劉備は荊州について、孫権と会談をするために呉を訪れました。もちろん、諸葛亮はこれに反対していましたが、劉備は諸葛亮の意見を聞かずに呉へと向かいます。

 

諸葛亮は、趙雲を劉備の護衛につけ、さらに困ったときに使うための計略を授けます。かくして、劉備は呉に行きますが、諸葛亮の読み通り「劉備を篭絡する計略」が周瑜を中心に進められていきます。

 

孫権の妹である孫尚香との縁談

劉備 婿

 

その一環として、孫権の妹である孫尚香(そんしょうこう)との縁談が持ち上がります。

これは劉備を暗殺するための計略でしたが、

劉備が孫権の母親に気に入られたことによって、失敗に終わります。

その後、結婚の祝いとして数日に渡って酒宴が行われます。

これに気を良くした劉備は、すっかり篭絡されていました。

ここまで黙って見守ってきた趙雲もこれには危機感を覚え、

諸葛亮から授けられた計略を実行に移します。

諸葛亮からの計略には、呉を脱出するための方法が記してあり、

趙雲が主導し劉備と孫尚香を無事に荊州へと逃がします。

 

北伐の敗北

孔明 出師

 

劉備がこの世を去った後、長坂の戦いで命を救った阿斗こと劉禅が蜀を引き継ぎます。

その劉禅を諸葛亮が支え、蜀を盛り立てていきます。

諸葛亮は、曹操が支配する魏を倒すため、北伐を開始します。

趙雲は斜谷街道で囮を引き受け曹真(そうしん)と戦います。

これは、曹真を斜谷街道に引き寄せ、その隙に諸葛亮が祁山を攻める作戦でした。

作戦は成功しましたが、趙雲は曹真との戦いに負けてしまいます。

 

趙雲の男気と最期

趙雲

 

これにより趙雲は降格されますが、軍需品を捨てずに戦ったことを評価され、

諸葛亮は恩賞を出そうとします。

しかし、趙雲は何の功労も上げていないのに恩賞をもらうのはおかしいと固辞します。

曹真の注意を引くという危険な仕事を引き受けながらも、

見返りがないという結果になったのです。

この翌年、趙雲は天寿を全うし、70歳でこの世を去りました。

 

三国志ライター黒太子の独り言

黒太子

 

趙雲は三国志の中でも、長期に渡り活躍をした人物です。

その性格は、男気溢れ、時には冷静に、時には豪胆に行動し蜀に尽くした武将です。

長坂の戦いでは劉備の子を助けるために敵陣に突撃し、

劉備が呉に篭絡されたときは手際よく荊州へと連れ戻し、北伐での失敗も甘んじて受け入れる。

これは、劉備と趙雲の信頼関係があればこそできることで、

個人の功労よりも蜀のことを考えていたからだと思います。

蜀では、関羽(かんう)張飛の影に隠れてしまいがちですが、

間違いなく蜀を支えた重要人物です。

しかし、蜀のために命を賭けて助けた劉禅が、

蜀を滅亡させてしまうというのが、趙雲としてもやりきれなかったとのではないでしょうか。

一人ひとりの武将の活躍が、良くも悪くもその後に影響を与えていくのも、

歴史の楽しみの一つなのではないかと思います。

 

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関連記事:【子龍一身これ胆なり】趙雲はどのような活躍をして劉備に褒められることになったの?

 

黒太子

黒太子

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自己紹介:

こんにちは、黒太子です。歴史については、日本から世界まで幅広く興味を持っています。

HNの黒太子は、ジャンヌダルクが活躍した百年戦争のエドワード黒太子からです。三国志は、歴史に興味を持つキッカケになった作品です。

噛めば噛むほど味が出るところ、知れば知るほど新しいことに出会うところに、特に魅力を感じています。

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