編集長日記
帝政ローマ

はじめての三国志

menu

はじめての漢

韓嵩(かんすう)が気の毒すぎる!劉表に命じられて曹操の元へ偵察に行って帰ってきたら殺されそうになる

この記事の所要時間: 211




 

荊州の主として君臨していた劉表(りゅうひょう)

袁紹と曹操の対立が決定的になると彼はどちらに味方すればいいのか判断に迷ってしまいます。

そこで彼は曹操を偵察してからどちらの味方に付くのが一番いいのか考え、

配下の韓嵩(かんすう)に曹操を偵察してくるように命令を出します。

韓嵩は劉表に命じられて曹操の元へ赴きしっかりと彼を観察した後に帰還すると

劉表から殺されそうになってしまいます。

韓嵩はどうして劉表に殺されそうになってしまうのでしょうか。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:民話の中の三国志がカオスな件!関羽が作者羅漢中にブチ切れる




官渡の戦い勃発その時劉表は・・・・

 

袁紹と曹操は官渡城を巡って攻防戦を開始します。

この時に袁紹は劉表へ「今官渡城を巡って曹操軍と攻防戦をしている。

我が軍の勝利は揺るぎないが南から劉表殿が曹操の領土へ攻撃を仕掛けてくれれば、

勝利は間違えないでしょう。」と曹操軍攻撃を行ってくれるように要請します。

しかし劉表は袁紹の要請に応えることをせず官渡城攻防戦の経緯を見守ることにします。




韓嵩の進言

 

劉表の配下である韓嵩は彼に進言を行います。

韓嵩は「現在官渡で曹操軍と袁紹軍が天下の覇権をかけて戦をしております。

両者は共に疲弊しており今ここで曹操へ攻撃を仕掛ければ殿の勝利は間違えなく、

袁紹と天下を分ける事も天下を巡って争うことも出来るでしょう。

しかし殿は大軍を要していながらどちらに味方しようとすることもなさいません。

私が考えるに中立でいることは不可能に近くどちらかに必ず味方しなければ、

勝った方から殿は恨まれることになります。

また袁紹は優柔不断であり配下の優秀な人材を使いこなしていない状態ですが、

曹操は優秀な人材をフルに使って袁紹と戦っており、

この戦いは曹操の勝利で終わることになると私は考えております。

そこで劉表殿には荊州を上げて曹操殿に味方することをおすすめします。

曹操に今味方すれば彼が官渡で勝利を収めた後、荊州へ向けて攻撃を仕掛けることはなく、

彼が天下統一を果たしたならば殿は名君として歴史に名を留めることになるのでは

ないのでしょうか。」と進言。

韓嵩の進言に劉表の古参の武将である蒯越(かいえつ)も賛成するのですが、

劉表は決断することができませんでした。

そして劉表は韓嵩を曹操の元へ派遣することにして、

よく観察するように命じることにします。

 

曹操を観察してベタ褒めした結果・・・・

 

韓嵩は劉表に命じられて曹操の元へ行き彼の人物や領内をしっかりと観察して、

劉表の元へ帰還します。

そして韓嵩は劉表へ「曹操は優れた人物であり、乱世において人傑と言える人物です。

官渡の戦いも袁紹軍に勝つことは間違えないでしょう。

そこで殿には曹操の信用を得るために人質を差し出して、

彼に味方するべきであると考えます。」と曹操をベタ褒めします。

すると劉表は曹操に寝返ったのではないのかと疑い激怒して、

彼を殺してしまおうとしてしまいます。

しかし韓嵩が曹操に寝返ったわけではないと蒯越らの説得によって、

韓嵩殺害を思いとどまることにします。

 

三国志ライター黒田レンの独り言

 

劉表は漢の八俊と言われる程の優秀で名家出身の人物でしたが、

正史三国志を書いた陳寿の評価によると

「猜疑心が強く、謀略を好みながら決断力がない人物である」と下しており、

袁紹と似たような人物であることがわかります。

 

参考文献 ちくま文芸文庫 正史三国志魏書1 今鷹真・井波律子著など

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:曹真が余計な事をするから邪馬台国の場所が特定出来なくなった?

関連記事:千里の駒・曹休が劉備軍の猛将・張飛を打ち破ったのは史実では本当なの?

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 馬騰(ばとう)とはどんな人?馬超のパパで知られる荒れ地の猛将
  2. 父・信玄を超えるために武田勝頼が行った政策って何?
  3. 【三国志演義】孔明が残した錦嚢策(きんのうのさく)って一体なに?…
  4. 【正史三国志から見る】謀反人にされてしまった魏延は本当に反逆する…
  5. 公孫瓚特集:悔しかったら雨を降らせてみろ・その1
  6. 59話:文武両道、義侠心に厚い漢 徐庶(じょ しょ)は劉備と出逢…
  7. 【呉vs魏】あんまり知られていない芍陂の役ってどんな戦いだったの…
  8. 洛陽に続き、長安でも好き放題をした董卓

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 曹叡が孔明をDISる文章を発見!孔明はマゾでドけちだ!
  2. 曹操の妻はどんな人達だったの?13人を紹介 Part3
  3. 102話:成長した張飛、計略で張郃を撃ち破る
  4. 王濬(おうしゅん)とはどんな人?呉を平定し、三国時代の終焉させた功労者【晋の将軍列伝】
  5. 三国志の英傑達は正月に何を食べていたの?呉の人々の正月料理がまるで某有名ボクシング映画
  6. 86話:張松という男が劉備の運命を左右する 

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志の書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

中国の氏・姓の成り立ちをどこよりも分かりやすく解説! はじめての三国志 facebook はじめました。 甘露寺の十字紋石|劉備の石占い 魏を裏切った王平と夏候覇は何で蜀で出世できたの?【三国志に学ぶ人生設計】 孫資(そんし)と劉放(りゅうほう)の綱渡り!曹叡の側近達による命懸けの戦い 【閲覧注意】寄生虫が原因の症状が怖すぎる!寄生虫で死んだ陳登(ちんとう)はじさん臨終図巻 自称皇帝、袁術のトホホな部下列伝 Part.1 21話:汜水関の戦いの功労者

おすすめ記事

  1. 赤兎馬(せきとば)が活躍できたのは武霊王のおかげ
  2. 【お知らせ】はじめての●●を追加しました
  3. 桓範(かんはん)とはどんな人?同郷の後輩曹爽の危機を救う為、逆転の策を献じた謀臣
  4. 公孫瓚特集:悔しかったら雨を降らせてみろ・その2
  5. 【真田丸特集】バツイチ女性が好きだった曹操と家康!
  6. 【シミルボン】自分を褒めまくり、曹丕の自叙伝が意識高い系でウザい
  7. 項羽はあれだけ最強だったのに何故、天下を取れなかったのか?
  8. 【衝撃の事実】赤壁の戦いに色をつける!袁術の音楽隊が大活躍していた!?

はじさん企画

帝政ローマ
広告募集
特別企画


袁術祭り

異民族
諸子百家
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP