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もし劉備が夷陵の戦いに勝っていたら歴史はどうなった?

この記事の所要時間: 254




 

ハイ、それでは、三国志の世界をいろいろな角度から掘り下げていく

「ろひもと理穂の三国志・もしもボックス」のコーナーです。

 

関ヶ原の戦いで石田三成が徳川家康に勝っていたらその後の日本はどうなったのだろう?

とか、第二次世界大戦で日本がアメリカに勝っていたら世界はどうなっていたのだろう?

と仮定すると想像が膨らみます。

よく野球の世界では「たら、れば、はない」と言われていますが、

それはそれで想像してみるのは面白いですよね。

 

 

もしあのときスライダーじゃなくてストレートを投げていたら試合に勝っていたかも。みたいな感じです。

今回は劉備が本隊を率いて孫権の領土に攻め込んだ「夷陵の戦い」でifを想像してみましょう。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:蜀(国家)が滅亡したら蜀の民や国に尽した人はどうなるの?




劉備陸遜を破る

 

実際、劉備はこの戦いで有力な武将を率いていませんでした。

張飛とは合流する予定でしたが、その前に張飛は部下に暗殺されてしまいます。

 

 

呉との戦いに反対している趙雲は魏への防衛のため江州に残されます。

 

 

黄忠は前年に亡くなっています(なぜか三国志演義では生きていてこの戦いに参加し、戦死)。

 

 

馬超は涼州刺史として北伐に備えていますが、西暦222年に亡くなっています。

 

 

諸葛亮孔明も成都に残されていますし、魏延も漢中太守についています。

引き連れてきたのは呉班や馮習、王甫や張南、俌彤、陳式、

向寵、陳到などといったB級武将たちでした。

名が知れているところでいくと馬良黄権ぐらいでしょうか。

 

 

これでは若い陸遜(りくそん)が率いているとはいえ呉軍を破るのは難しかったことでしょう。

今回はifなので、劉備が陸遜の陣をこのメンバーで破ったことにしてしまいます。




劉備の進軍は止まるのか

 

あくまでも関羽の仇討ちが名目ですから、

少なくとも江陵までは兵を進めるでしょう。

もしかすると劉備は本気で孫権の本拠地である建業まで攻め寄せるつもりだったかもしれません。

こうなると兵站は恐ろしい距離になります。

横から断たれたら兵糧の供給ができなくなるのです。

そうなると現地調達しかありませんが、それもなかなか難しい話でしょう。

それが容易にできるのであれば北伐の際にあそこまで諸葛亮孔明が苦戦することもなかったはずです。

孫権としては劉備軍を伸ばすだけ伸ばしてしまってから叩けばいいので戦略は楽かもしれませんね。

 

どこで妥協するのか

 

江陵を落としても建業までは直線距離で1000kmはあります。

先々の抵抗を考えると到達するのに少なくても10年は必要です。

しかも深入りすればするほど退路を断たれると逃げ場がなくなります。

現に夷陵の戦いの場面だけでもそれを懸念して黄権が劉備に意見しているぐらいです。

もともと荊州は劉備の領地ですから、

江陵まで到達できればなんとかなると劉備は考えていたのかもしれません。

劉備の考えていた妥協点は以前の領地であった江陵奪還だったと思われます。

さすがの劉備もこれ以上の進軍の無謀さはわかっていたはずです。

 

孫権の対抗策

 

もちろん劉備の親征に対して備えるために、

孫権は渋々、魏に臣従の意を示して呉王に封じられています。

後背を気にせず劉備殲滅に兵は割ける状態です。

しかも水軍の扱いに不慣れな劉備軍ですが長江沿いに進軍してきます。

夷陵の戦いに敗北したとしても孫権は江陵の防衛に全力を注ぐはずです。

守りに専念されると劉備の技量では落とすのに長い年月が必要になります。

江陵を巡っての攻防戦で蜀と呉はどんどん疲弊していくことになるのです。

 

三国志ライター ろひもと理穂の独り言

 

頃合いを見て曹丕(文帝)は蜀に攻め寄せるでしょう。

曹丕の親征も充分にあり得る話です。

大軍に攻め込まれて漢中を守り切るのは至難の技です。

いくら諸葛亮孔明と魏延がいて、背後に趙雲がいても本隊不在の蜀の軍力でどこまで対抗できるのか。

もしかするとそのまま漢中から成都まで制圧されてしまうかもしれませんね。

その報を聞いて帰還しようとする劉備の本隊は呉の追撃に遭い全滅。

あれ?蜀が滅んでしまいました。

そう考えると夷陵の戦いで劉備が負けて正解だったのかもしれません。

 

皆さんはどうお考えですか。

 

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:もし趙雲が魏に仕えていたらどうなっていた?【ろひもと理穂if考察】

関連記事:もし荊州を趙雲に任せたらどうなったの?【ろひもと理穂if考察】

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




ろひもと理穂

ろひもと理穂

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三国志は北方謙三先生の作品が一番好きです。

自分でも袁術主役で小説を執筆しています。ぜひこちらも気軽に読んでください!

好きな歴史人物:

曹操、蒲生氏郷

何か一言:

袁術は凄いひとだったかもしれませんよー!!

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