よかミカンの三国志入門
夷陵の戦い




はじめての三国志

menu

はじめての変

陸遜(りくそん)ってどんな人?100年に1人の呉の逸材

この記事の所要時間: 531

陸遜

 

陸遜伯言(183~249)は、三国志演義を知る人で知らない人はいないでしょう。

特に、蜀びいきの人にとっては、関羽(かんう)と劉備(りゅうび)を

撃ち破り死に追いやった蜀キラーとして、その名前は脳裏に刻まれていると思います。

 

 

陸遜の家系はどうなの?

陸遜

陸遜は、呉の人です、陸家は、呉では、顧家、張家、朱家と並んで、

呉郡四姓の名門として知られていて、陸孫もその名門の出でした。

 

ただ、本家ではなく、分家筋なので家柄で出世というのは難しい状態にはありました。

陸遜の命運が動き始めるのは、皮肉にも、それが乱世であったからでした。

 

陸遜一族は孫策によって滅ぼされる

孫策

 

一族を纏めていた陸康(りくこう)は盧江の太守でしたが、

近隣の袁術(えんじゅつ)と食糧を巡り、トラブルを起してしまい、

袁術の客将であった孫策(そんさく)に滅ぼされます。

 

一族の大半は、戦死してしまい、陸遜は傍系ですが年上である事で、

陸一族のトップとして、宗族を率いていく事になります。

 

やがて、本拠地である呉郡でも、孫策の勢力が届きますが、

陸遜は若年であり、以前、孫策と陸康が矛を交えた関係でもあるので、

しばらく自重し、孫策が死んで、孫権(そんけん)が呉の当主になると初めて仕官します。

時に陸遜、21歳という若さでした。

 

海昌の統治を任された陸遜は、温情を持って、領民に接し、干ばつの時には、

食糧を分け与えつつ、農業と養蚕を奨励して生活の基盤を支えさせます。

 

関連記事:小覇王・孫策のお母さん「呉夫人」は偉大すぎた

関連記事:たった26年の生涯を駆け抜けた小覇王・孫策

 

孫策時代の大きな問題

陸遜 兵士

当時の呉においては、孫策が拡大させた領地に対して、

兵力が少ないという大きな問題がありました。

 

関連記事:孫策、後事を孫権に託して病没する

関連記事:孫策、旧勢力に恨まれ無念の死を遂げる

 

孫策は異民族を容赦なく鎮圧

孫策

 

また、武断派の孫策は、異民族を容赦なく鎮圧したので、多くの

異民族は呉を恨んでいて、孫権の体制になっても呉に従わないで、

不穏な動きを見せる者達も大勢いました。

 

関連記事:羌・鮮卑・烏桓だけではない!南の異民族を徹底紹介

関連記事:沙摩柯(しゃまか)武蛮族の王|甘寧を討ち取り呉を恐怖に陥れる

 

陸遜は異民族の山越討伐に出る

陸遜

 

陸遜は、孫権に願い出て、呉に従わない山越の頭目潘臨(はんりん)を

志願兵を募って、討伐に行き、密林の奥地でこれを撃破します。

この時に、陸遜は山越から2000の兵力を得て、凱旋します。

 

孫権は、陸遜の鮮やかな手腕を誉め、孫策の娘を陸遜に与えて縁戚にしました。

さらに、孫権は今後の呉について進むべき進路を陸遜に聞きます。

 

孫権は陸遜に今後の呉の未来を聞いてみた

陸遜 孫権

 

陸遜:「呉の安定には、山越民族の制圧と軍事力の強化が急務です。

それには、山越民族を滅ぼすのではなく懐柔して味方にして、

これを呉の兵力として活用する事です。

そうすれば、異民族を鎮圧しつつ、軍事力を強化できましょう」

 

孫権は、もっともであるとヒザを叩いて陸遜をしかるべき地位につけます。

 

関連記事:呉が三国統一を出来なかったのも異民族の影響?

 

陸遜は若い頃から功績をコツコツと立てていた

陸遜

 

その頃、曹操(そうそう)の煽動により丹陽という土地で

費桟(ひさん)という男が反乱を起します。

 

費桟の軍は、大軍で陸遜は寡兵でしたが、陸遜は冷静で、

夜襲を掛けて費桟の軍を撃ち破りました。

 

陸遜は、さらに東方の治安の悪い3つの郡で募兵を行いつつ、

呉に従わない人々を懐柔していき、結果、数万という兵力を吸収します。

力に劣るものは、民戸に編入して農民にしました。

 

三国志演義では、夷陵の戦いから、突然出てきたような扱いの

陸遜ですが、実は若い頃から実績を積み重ねているのが分かります。

 

関連記事:陸遜(りくそん)は孫権配下の前は何をしていたの?

 

呂蒙も陸遜が跡を継ぐ人物だと確信する

呂蒙

 

西暦219年、荊州で関羽と対峙していた呂蒙(りょもう)は病を得て、

建業に帰還しますが、その途中で陸遜は呂蒙に面会を願い出て、

関羽を破り、荊州を手に入れる秘策を告げました。

陸遜 呂蒙

 

呂蒙は、話を聞くにつれて、陸遜が自分の跡を継いで、

呉を引っ張るに足る人物だと確信しました。

 

そして孫権に、自分が亡き後は、陸遜を引き立てるように進言します

 

【次のページに続きます】

 

関連記事:超短気の甘寧、凌統・呂蒙との珍エピソード

関連記事:「男子三日会わざれば刮目して見よ」……呂蒙について

 

ページ:

1

2

関連記事

  1. 関羽の名言にはどんなモノがあるの?
  2. 【ネタバレ注意】キングダム538話レビュー「まさか、あのお馴染み…
  3. 【五胡十六国】ねぇ?三国志の後ってどうなるの?アフター三国志を紹…
  4. 【祝】はじめての三国志!月間50万PVを達成!
  5. 60話:徐庶、劉備軍の軍師として曹操と対峙する!
  6. 黄月英(黄夫人)ってどんな女性だったの?孔明の妻を紹介
  7. 張嶷(ちょうぎょく)とはどんな人?異民族討伐のプロであり陳寿も認…
  8. 【5分で分かるビジネス三国志】三言で田嬰(でんえい)を動かした男…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 郝昭(かくしょう)ってどんな人?陳倉城で孔明を撃退した「孔明キラー」
  2. 漢の400年は、たった8年の激しい戦いから生まれた?三国志の前哨戦、楚漢戦争!
  3. 【あるはずのない超技術】兵馬俑から発掘されたクロムメッキ剣はオーパーツなのか?現代科学でも説明困難な古代のロストテクノロジー(HMR)
  4. 三国一のヨイショ男、曹操の部下の褒め方が半端ない
  5. 意外!中国人は三国志をあまり読んでない!?
  6. 実は無能では無かった?少帝が妃と交わした最後の歌が悲しすぎる

三國志雑学

“はじめての三国志150万PV" “広告募集"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

【kawausoミエル化計画】地味な劉表政権をミエルカしてみたよ! キングダム 519話 ネタバレ予想:閼与に飛信隊が投入される! 易姓革命!?禅譲か?簒奪か?王莽のはかない夢 【衝撃の事実】ドラゴンブレイドは虚構ではない!二千年前に遭遇していたローマ軍と漢軍 張裔(ちょうえい)とはどんな人?あぶねぇ~もう少しで呉の文官になりかけた政治家 【シミルボン】兵士達の心のオアシス、軍市とはどんなモノだったの? 【軍師連盟】司馬懿は曹操の仕官の誘いを何で断わったの? 呂布はどうして義父の董卓を裏切ったの?

おすすめ記事

  1. あまりにも短命すぎた後漢の皇帝達14選
  2. 【八陣図】三国志の戦術マニア必見!少ない兵力を多く見せる必殺疎陣とは何?
  3. 五丈原の戦いの裏側で活躍した魏の満寵とは?前編
  4. 関羽、曹操に取りあいをされた人妻 杜夫人
  5. 【キングダム552話】「身を切る作戦」ネタバレ&レビュー
  6. 袁術が天下を統一するためにみんなで考えよう【第1回】
  7. 【衝撃の事実】董允がいたからこそ蜀は滅亡から逃れた!
  8. 秦国六大将軍、胡傷(こしょう)は王翦の師匠だった!?

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“邪馬台国"
PAGE TOP