曹操孟徳特集
黄巾賊




はじめての三国志

menu

執筆者:黒田廉

【センゴク祭り】織田信長と足利義昭の仲が悪くなった原因って何?

この記事の所要時間: 236




 

織田信長は将軍・足利義昭(あしかがよしあき)を擁して、

京都や近畿周辺の諸大名を味方につけることに成功し、

京都へ勢力を伸ばすことに成功します。

信長と義昭は京都に到着した当初はかなり仲のいい協力者として

互いに尊重しておりました。

義昭は信長の勢力を後ろ盾にすることで将軍の権威の回復し、

諸大名(畿内を中心とした諸大名)や幕府直轄領からの税収など、

経済的基盤を確立。

さらに直轄軍の再編成など積極的に行動を起こしていきますが、

信長は別に怒ったりしてないで彼の行動を見守っておりました。

このように協力的な二人の間がとあることがきっかけで、

仲が悪くなってしまいます。

その原因は一体何なのでしょうか。

 

センゴクを100倍楽しむ全記事一覧はこちら

関連記事:【センゴク】羽柴秀吉の播州攻略と上月城救援戦




信長ブチキレて帰る

 

信長は伊勢の北畠(きたばたけ)氏を攻略すると京都へ向かい、

将軍・義昭に戦勝報告を行います。

その後朝廷にあいさつ回りを行います。

こうして京都でやるべきことを行った信長でしたが、

突然岐阜(ぎふ)城へ帰還してしまいます。

朝廷の公家や部下達は信長の後を追って彼を京都へ呼び戻そうとします。

信長は岐阜に帰る途中で朝廷の公家達に引き留められますが、

一言「いや。もう帰るし。あいつうざいし」と愚痴をこぼして、

岐阜へ帰っていきます。

さて信長が言った「あいつ」とはいったいだれを指しているのでしょうか。




信長がうざいといったあいつとは

 

信長が公家達へ言った「あいつ」とはいったい誰なのでしょうか。

あいつとは足利義昭です。

信長は義昭と仲が悪くなかったのに、

どうして彼の悪口を言うようになったのでしょうか。

その原因は北畠氏攻略戦が原因でした。

 

大軍を率いて北畠氏攻略戦へ赴くも…

 

信長は京都や近畿周辺の諸大名を平定した後、

北畠氏の重臣である木造(こづくり)氏から

「内応するから北畠家を攻撃してくれないか」と連絡がやってきます。

信長は京都を去って岐阜へ帰還するとすぐに大軍を率いて、

伊勢の北畠氏攻略へ向けて出陣。

信長が率いていた人数はさだかではありませんが、

5万とか10万といわれるほどの大軍を率いて攻略戦に向かったそうです。

しかし信長率いる織田軍は北畠氏攻略にてこずることになり、

局地戦で北畠氏率いる軍勢に幾度も敗北してしまいます。

そのため信長は北畠氏の本拠地である大河内城を包囲する作戦に出ますが、

1か月包囲しても大河内城は根を上げることなく、

織田軍に激しい抵抗を行ってきます。

信長はこのままではまずいと考えて将軍・義昭にお願いして北畠氏と講和の

仲介に立ってもらうようにお願いします。

 

信長に有利な条件で講和成立

 

義昭は信長から北畠氏との講和を要請されると早速行動を開始。

彼は信長が提示した有利な条件を北畠家氏へ提示します。

北畠氏は最初信長との講和に難色を示しますが、

義昭は将軍の権威を見せつけて強引に講和へ応じるように命令。

その結果、信長に有利な条件で北畠氏は織田家と講和することになります。

こうして信長は北畠氏攻略戦を完了することになるのですが、

義昭に借りを作ってしまうことになります。

また義昭は信長に借りを作ることで将軍の権威の回復がなされたと勘違いし、

調子に乗ってしまったことが原因で信長との間に微妙な溝ができてしまいます。

そして信長が京都へ戦勝報告をしたとき、

義昭は信長に調子づいた発言をしたことがきっかけで、

信長は機嫌を悪くして岐阜へ帰還してしまうことになるのです。

 

戦国史ライター黒田レンの独り事

 

義昭は将軍の権威が回復したと思い込んで、

信長に調子づいてしまったことが原因で、

二人の仲は少し悪くなってしまいます。

この事件をきっかけとして二人の仲が少しずつ悪くなっていき、

最終的には敵対関係になってしまうのです。

そして信長にとって尾張統一戦と同じくらいもしくはそれ以上につらい時期が、

再びやってくることになります。

 

参考文献 中公新書 織田信長 脇田修著など

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:【戦国時代と三国時代の類似点】権力者に抵抗して戦い抜いた曹髦と織田信孝

関連記事:曹操孟徳と織田信長の共通点!あなたはいくつ当てはまる?

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 能力か血統か?司馬炎VS賈充VS杜預、三つ巴お家騒動
  2. 軍師・龐統の名言から知る三国志の世界「人の国を伐ちて、以て歓を為…
  3. 孫権が張昭を呉の丞相に任命しなかったのはどうして?
  4. 藤崎竜先生の過去作品や絵柄・天才的な画力を紹介!
  5. 孟嘗君(もうしょうくん)とはどんな人?戦国七雄に絶大な影響力を及…
  6. 潼関(どうかん)の戦いとはどんな戦いだったの?【関中十部VS曹操…
  7. 【センゴク】羽柴秀吉はどうやって関白に就任することができたの?
  8. 邴原(へいげん)とはどんな人?曹操・荀彧から尊敬を受けたマイナー…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. ストーンヘンジを5分で理解!世界遺産ストーンヘンジの謎に迫る
  2. 三国志の時代の防犯はどんな方法があったの?三国志時代の犯罪防止法!
  3. 中国四大美女のひとり貂蝉
  4. ええっ!曹操と劉備は元々は仲が良かったって本当?
  5. 孟嘗君(もうしょうくん)とはどんな人?戦国七雄に絶大な影響力を及ぼした戦国四君【成人編】
  6. 軍師・荀攸と曹操の懐刀・荀彧が曹操の公就任に反対していればどうなったの!?

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

キングダム 520話 ネタバレ予想:朱海平野で李牧と王翦が激突! 保護中: 【保存版】はじめての三国志 登場人物・団体の一覧 赤壁の戦いで孔明が東南の風を吹かしたじゃん?あれマジらしいよ? 策士・参謀・軍師の役割の違いって何? 荀彧と曹植はオシャレ男子だった?三国時代の男子は化粧をしていた 『軍勢RPG 蒼の三国志』が、サービス4周年を記念し「12大キャンペーン」を実施。「四周年記念武将」も登場 【超レアな儀式】真の皇帝にしか許されない封禅の儀式って何? 水攻め、地雷?三国志の中で最強の計略ランキングを三國志ライター黒田レンが発表するよ

おすすめ記事

  1. 14話:宦官を容赦なく皆殺したカリスマ袁紹の過激なデビュー
  2. これは凄い!巨大な関羽像が荊州に現れる!実は二千年前から巨大像が好きだった中国人
  3. 【誤解しないで!】男同士のひざまくらが三国志の時代に大流行!その理由とは?? 
  4. 【総集編】2016年一番可愛そうな武将まとめ20選
  5. 孫権は名君?それとも暴君だったの?5分で分かる君主の評価
  6. 【管鮑の交わりとは何?】管仲と鮑叔の友情を描いた故事
  7. 蜀漢(季漢)後期の歴史をザックリと解説!蜀漢を支えた蒋琬、費禕、姜維が活躍した時代
  8. 井伊直弼と井伊直虎家督相続で苦労した二人の共通点

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“邪馬台国"
PAGE TOP