ログイン | 無料ユーザー登録


麒麟がきた
歯痛の中国史


はじめての三国志

menu

はじめての変

始皇帝が求めた不老不死は現代科学ではどれだけ進展したの?権力者が追い求めたアンチエイジングに迫る!


はじめての三国志コメント機能バナー115-11_bnr1枠なし

 

生あるものには必ず死は訪れます。

古代より、絶対的な権力を握った人間は、迫り来る死の恐怖から逃れようとしていました。

古代中国を最初に統一をしたキングダムの主人公でもお馴染みの

秦の始皇帝「政」は、幼いころから身体が病弱だったこともあり、

部下に不老不死の薬を作るよう命じます。

 

 

始皇帝は若くして死に至りますが一説では、

水銀を薬として処方され、水銀による中毒死との見解もあります。

さて、「生」に渇望した時の権力者たちですが、これは21世紀になっても変わりません。

 

今回は、死後の世界、不老不死、生命といった哲学的な要素を排除し

科学的なアプローチで、現代の不老不死の技術がどこまで進んだのか?

科学が苦手な方でも「寿命」や「死のメカニズム」について理解できますよ。

 

始皇帝三国志で有名な曹操孫権が追い求めていた

「不老不死」の実現に向けて遺伝子工学の世界をご案内します。

 

自称・皇帝
当記事は、
「始皇帝 不老不死」
「始皇帝 アンチエイジング」
などのワードで検索する人にもオススメ♪

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:始皇帝は不老不死を求めて何で水銀を飲んだの?


そもそも何で人は死ぬの?


人間は何で、病気や老衰で亡くなってしまうのか?

これは細胞のメカニズムを少し分かるだけで理解できます。

 

私たちの身体は、約60兆の細胞から成り立っています。

これらの細胞は毎日のように分裂して増えていき、

やがて古い細胞と新しい細胞が入れ替わっていくのです。

細胞が分裂し続けると私たちの皮膚は約28日間でそっくり全部入れ替わり、

肝臓も1年かけて全て新しい細胞に変わります。

ですが、この細胞分裂は有限であり実験の結果、

約50〜60回の分裂の上限があると分かってきました。

では、何で50〜60回しか分裂できないのか?

これには細胞の中にある「テロメア」という特殊なDNAが関係しているのです。


テロメアって何?テロメアが短くなると老化する

DNA

 

テロメアとは、染色体の端っこについており、DNAの中身を守ってくれる構造のことです。

テロメアは細胞が分裂するたびに、

少しずつ短くなり、半分ほどになるとその細胞は分裂を辞めて、やがて細胞は自然と死に至ります。

この働きから、テロメアは「生命の回数券」と呼ばれているのです。

またテロメアの長さは生活習慣によって変化するため、個人差があります。

同じ年齢同士であってもストレスや悪質なライフスタイルによってテロメアが短くなったりするのです。

 

【奇想天外な夢の共演が実現 はじめての架空戦記

架空戦記

 

世界初のクローン羊ドリーの短命もテロメアが関係していた

羊

 

1997年7月5日にスコットランドで世界初の哺乳類の体細胞クローンである羊のドリーが誕生しました。

ドリーは6歳の雌羊の体細胞の核を除外した胚細胞に移植する技術によって生命を吹き込まれました。

しかしドリーのテロメアはすでに短くなっていた細胞を使っていたので、

異常な若さで関節炎を発症し衰弱してすぐに死んでいます。

つまりドリーは生まれてきたときから既に6歳だったと推測されています。


寿命をつかさどるテロメアの研究とノーベル医学賞

 

細胞と生死を巡る研究は現在も世界中で活発になっています。

2009年度のノーベル医学生理学賞は染色体を保護するテロメアを発見し、

テロメアが短くならない酵素を研究した3人の米国の学者

(エリザベス・H・ブラックバーン、キャロル・W・グレイダー、ジャック・W・ショスタク)

に贈られました。

そして2012年にはさまざまな細胞に分化培養できる細胞(iPS細胞)を作製した

山中伸弥教授にノーベル生理学・医学賞を与えられました。


  

 

老化は避けられる病気としてアンチエイジング医学会が設立

 

「アンチエイジング」とは、年を取ると起こる老化の原因を抑制することによって、

身体的機能の衰えを予防したり改善することです。

 

はじめての三国志の読者様も、

「アンチエイジング」という言葉を一度くらいは耳にしたことはあるのではないでしょうか?

特に美容面ではよく使われる言葉ですね。

アンチエイジングは広く認識され1993年には

米国アンチエイジング医学会を12人の医師によって設立されました。

今では105カ国、2万人を超える医師が会員となり大きな医学会になっています。

日本でも2001年に日本抗加齢医学会が設立され現在では7800人の医師を擁しています。

 

日本抗加齢医学会

 

不老不死のサプリと不老不死は実現可能なのか?

 

上述したとおり、老化に対する医学的な取り組みが行われている21世紀ですが、

1年に1歳を人が取る加齢を避けることはできません。

しかし医学的視点から加齢に伴う老化現象の防ぎ遅らせる技術は発達し、

身体の機能が衰えるスピードを緩やかにすることは成功しています。

老化自体を止めることは現代科学をもっても実現は出来ていませんが

老化を遅らせるためのテロメラーゼ分泌を促すサプリは米国でも盛んになっています。

科学技術は日進月歩の世界なので不老不死のテーマも留まることを知りません。

科学の進歩は既に神の領域に踏み込んでおり

倫理的な観点を無視した場合、不老不死は実現可能だと私は思っています。

 

はじめての三国志代表・おとぼけの独り言

 

今回は「命」という扱いが難しいテーマを科学の視点でお伝えするに

あたって哲学・倫理を排除しました。

ですがこれは大変危険なことのため最後に倫理的な観点のお話を。

 

 

遺伝学的向上は、「世界保健機構(WHO)による遺伝医療に関するガイドラインにおいては、

生命論理上行われてはならない」ものとして否定されています。

現代の科学をフルに稼働させれば人間のクローンを作ることも容易く、

受精卵の遺伝子を操作して免疫力のある死ににくい人間を作ることも現在は議論されていますが、

倫理上、厳しく禁じられています。

科学の健全な発展のために超えてはならない倫理的問題もあります。

 

 

科学技術の進歩と発展は一概に私達を幸せにするということは限りません。

交通手段の発達は私たちの利便性をよくしてくれましたが、

交通事故の増大や大気汚染などの問題、またインターネットによる情報革命も起こりましたが、

新たな犯罪や個人情報の流出など

科学発展の恩恵を受けるにはデメリットにもしっかり向き合う必要があります。

 

はじ三の読者様、今回は科学の視点による不老不死についていかがでしたか?

実は、人体の中には「分裂をしない細胞」もあるのです。

それが、脳の中枢にある「神経細胞」や心臓の「心筋細胞」です。

これらの細胞は身体の中でも極めて大事な機能を持っているので代わりの置き換えがないのです。

不思議ですよね。今回は、不老不死とテロメアを分かりやすく解説したため、

神経細胞や 心筋細胞といった細胞には触れませんでしたが、

興味がありましたら下記、

書籍は専門的すぎず入門者にとっても分かりやすい内容になっているのでオススメですよ。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:ギョッ!これも薬?華佗も利用した、ちょいグロな漢方薬の話

関連記事:【衝撃】秦の始皇帝陵は実は完成していなかった!壮大な地下宮殿と兵馬俑の謎

 

孔子の愉快な弟子たち『はじめての孔門十哲』
孔門十哲

 


 

関連記事

  1. KOEI 三國志の産みの親!襟川陽一はココが凄い!シブサワ・コウ…
  2. 劉邦と簫何 【劉恒に課せられた使命】ボロボロになった漢帝国を立て直せ!!
  3. 車に乗る諸葛亮 天才軍師の条件ってなに?諸葛亮孔明・司馬懿仲達・黒田官兵衛・大村…
  4. 顎のちからが凄い関羽が乗るカバ(赤兎馬) 関羽千里行が可能だったのはカバだから?カバは身体能力的に赤兎馬た…
  5. 真・三國無双8 新キャラクターを大予想!西晋の新武将は、この二人…
  6. 司馬懿 司馬懿が三国志演義に初登場するのはどのタイミングなの?
  7. 曹叡から寵愛を受ける秦朗 秦朗(しんろう)の人たらし術がハンパない!秦宜禄のバカ息子の意外…
  8. 呉の勢力を率いる孫策 孫策が生きていたら三国志はどうなったの?

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 馬謖に地理を伝える諸葛亮孔明
  2. 趙雲
  3. はじめての三国志編集長 kawauso
  4. 織田信長
  5. 藏覇(臧覇)と曹丕

おすすめ記事

  1. 袁術の前をガン無視で通り過ぎた漢達が予想以上に多かったのでまとめてみた 袁術と孫策
  2. 子供のままでいい!世界の超痛い成人式 毒アリに手をわざと咬ませグローブみたいに手が腫れ上がるシーン
  3. 周倉の武力はいかほどのものだったのか?魏・呉・蜀の大物を掻き回した能力に迫る 周倉とホウ徳
  4. キングダム最新606話ネタバレ「起こり」レビュー キングダム54巻amazon
  5. 卑弥弓呼とはどんな人?狗奴国の王であり邪馬台国の抵抗勢力を解説 狗奴国の王・卑弥弓呼
  6. 長宗我部元親が取った豊臣軍迎撃作戦が成功していたら秀吉はやばかった 長曾我部元親(長宗我部元親)鳥なき島のコウモリ

三國志雑学

  1. 甄氏(しんし)
  2. 君たちはどう生きるか?劉禅
  3. 五虎大将軍の趙雲
  4. 実は頭がイイ賢い張飛
  5. 曹操を見捨てない丁氏と卞氏


“ながら三国志音声コンテンツ開始" “読者の声" “はじめての三国志Youtubeチャンネル" “誤字・脱字・誤植などの報告フォーム" “はじめての三国志コメント機能"
“はじめての三国志企画特集"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 豊臣秀吉 戦国時代
  2. 孔明による出師の表
  3. 戦え于禁
  4. 袁術
  5. 口うるさい徳川斉昭
“夜のひとときながら三国志ver3"

おすすめ記事

キングダム53巻 キングダム594話ネタバレ予想「まさか!松左に続き渕副長も戦死?」 曹丕にビビって意見を言えない家臣達 【どっちの皇帝show】曹丕と曹叡はどっちが名君? 澶淵の盟 北宋と遼の盟約 澶淵の盟はどんな内容なの?澶淵の盟はどうやって結んだの? 張紘が病死したという手紙を読み涙する孫権 大失敗!孫策の許都襲撃計画と呉を滅亡から救った張紘 楽進 楽進はチビだけどスゴイヤツ背が低いのは不利じゃない! ドリフターズの主人公・島津豊久ってマイナーだけど何をした人なの? 実子劉禅(りゅうぜん)と養子劉封(りゅうほう)の明暗 【戊辰戦争を振り返る】明治新政府軍 vs 旧幕府軍

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “はじめての三国志企画特集" “つながるはじめての三国志" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
“歯痛の歴史"
“三国志読み放題サービス"
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論
ビジネス三国志
ながら三国志音声コンテンツ
春秋戦国時代
日常生活
架空戦記
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集 誤字・脱字・誤植などの報告フォーム はじめての三国志コメント機能
“水滸伝"

“三国志人物事典"

“つながるはじめての三国志

“はじめての三国志Youtubeチャンネル"

“ながら三国志音声コンテンツver3"
PAGE TOP