キングダム
夷陵の戦い




はじめての三国志

menu

はじめての変

始皇帝は不老不死を求めて何で水銀を飲んだの?

この記事の所要時間: 551

不老不死 始皇帝

 

中国最初の皇帝となった贏政=秦の始皇帝不老不死であることを望み、

その妙薬として水銀を服用した結果、逆に死んでしまったという伝承があります。

 

現代では猛毒として認識されている水銀を、始皇帝はなぜ不老不死の妙薬と信じてしまったのでしょうか?

それには、水銀という物質の性質が大きな理由となっているようです。

 

関連記事:キングダムと三国志の違いって何?時代を追ってみる

関連記事:三国志を楽しむならキングダムや春秋戦国時代のことも知っておくべき! 

 

 

その前に、本当に始皇帝は水銀を飲んだの?

不老不死 始皇帝

 

始皇帝が服用した薬が水銀を原料としていたかどうか、直接示す具体的な根拠はありませんが、

それを裏付けると思われる記述が司馬遷の史記に記述されています。

 

始皇帝は生前、自らの陵墓建設に取り組みました。広大な地下空間に城や建物が作られ、天井には天体を模した装飾がされたといいます。

そして地面には川や海が水銀を流し込んで作られていました。

 

まさにそれは始皇帝が支配した世界そのものを模した、もうひとつの世界とも呼べる壮大な陵墓だったのです。

 

1974年に農民が兵馬俑を発見する

photo credit: Warrior via photopin (license)

photo credit: Warrior via photopin (license)

 

1974年、農民たちが無数の陶器で出来た兵士の像=兵馬俑を発見したことで、始皇帝陵の実在が確認されました。

このときの学術調査で、始皇帝陵から採取された土から自然界の100倍にもあたる水銀が発見され、司馬遷の記述が事実であったことが裏付けられました。

 

始皇帝が水銀の存在を知っており、それを利用していたのは間違いなく事実でしょう。

しかし、薬として服用したというのは、本当なのでしょうか?

 

関連記事:誇りを失ってもなお……『史記』を書いた司馬遷の執念

 

始皇帝が飲んだのは硫化水銀だった?

始皇帝 はじめての三国志

水銀とはご存知の通り、液体状の金属のことです。

いまでは珍しくなりましたが、昭和時代には体温計の中の銀色の液体として、日常的にも馴染みのあるものでした。

 

日本人にとって水銀は、公害病である水俣病の原因物質としても知られており、水銀が猛毒であることは誰でも知るところです。

現代人が水銀を薬と信じるなんてことは、普通はまずありえないことでしょう。

 

そもそも、あの銀色の液体を見て薬だと思えますか?

個人的な印象なのかもしれませんが、少なくとも筆者個人はそうは思えません。

 

いくら古代中国の人だったからと言って、始皇帝が茶碗になみなみ注がれた水銀をガブガブと……

というのは極端な例えですが、まあそんなことはしなかったんじゃないでしょうか?

 

そこで、水銀という物質について調べてみると、面白いことがわかってきました。

 

水銀は自然状態では液体と固体、二つの状態で採掘することができます。

そのうち固体として採掘されるのは『辰砂(しんしゃ)』という赤い鉱石です。

 

ページ:

1

2 3

関連記事

  1. 【軍師連盟】司馬懿は電光石火の行軍が得意だった?
  2. 三国志の時代に活躍した兵士の逸話
  3. これなら誰でも騙される!越王句践の凄まじいゴマすりを紹介。
  4. 【コワいモノ比較】アメリカ人は悪魔、フランス人は狼、中国人は○○…
  5. 劉備の観察眼をもってしても見破ることのできなかった人物Xとは?
  6. 知らないと貴方も騙される!龐統の心の誘導テクニックが使えるのでこ…
  7. 老荘思想の創設者|老子と荘子の二人を分かりやすく解説してみた
  8. 野心家の孟達(もうたつ)が時代を変えた!三国志の歴史に残る裏切り…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 司馬攸(しばゆう)とはどんな人?司馬家の秀才として認められていた司馬炎の弟
  2. 島津久光(しまづ ひさみつ)とはどんな人?西郷隆盛の生涯のライバル?
  3. 【袁家ファン必見】袁家はどうやって名門になったの?汝南袁氏の基礎を築いた袁安(えんあん)が超苦労人だった
  4. 【ビジネス三国志】陳琳や周瑜、諸葛亮孔明に学ぶ失敗学
  5. 【桓騎 vs 慶舎】黒羊の戦いは史実にあるの?本当にあった戦いなの?
  6. 魏冄(ぎぜん)とはどんな人?政治・軍事両方で大活躍した秦の名宰相

三國志雑学

“はじめての三国志150万PV" “広告募集"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

梁習(りょうしゅう)とはどんな人?曹操も惚れた不安定な幷州を安定させた名官僚 キングダムと三国志の豪傑を対比|王騎と言えば誰? 【大三国志 攻略6】Lv7の土地攻略、青州より太守機能や最強部隊を一挙公開 春秋時代を代表する名君・荘王にも面白い話があった! 趙雲子龍は何歳だったの?五虎大将軍の年齢に迫る! 天才軍師・諸葛亮孔明抜きの劉備はどこまで健闘できるの? 義兄弟の絆堅すぎ!劉備に家臣が少ない理由 三国志武将のダイエットグッズでこんなのがあったら嬉しい

おすすめ記事

  1. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース21記事【10/17〜10/23】
  2. 嘘じゃないの!劉備の国を取れ発言は本心だった
  3. もし曹操が献帝を保護できなかったら三国志はどうなったの?
  4. 君たちはどう生きるか?アホ劉禅に学ぶ聡明な生き方
  5. 十常侍に学ぶ正しい謝罪!真土下座の花道【ビジネス三国志】
  6. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース17記事【5/22〜5/29】
  7. 坂本龍馬の虚実入り混じった名言、そこまで言ってええんかい!
  8. 関銀屏(かんぎんぺい)とはどんな人?まさに三国志界のジェダイの騎士

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“西遊記"
PAGE TOP