よかミカンの三国志入門
麒麟がくる特集




はじめての三国志

menu

はじめての魏

国淵(こくえん)とはどんな人?三国志時代にも名探偵は存在した!魏のシャーロック・ホームズ




 

「基本だよ。ワトソン君」の名言を残した名探偵シャーロック・ホームズ。

今回はシャーロック・ホームズをご紹介するのではなく、

彼に負けないほどの推察力を持った魏の国に実在した正直者の名探偵・

国淵(こくえん)をご紹介したいと思います。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:【三国志事件簿】名探偵コナンもお手上げ?二宮の変とは一体どんな事件?




岩を机にして勉学に励む

 

国淵は若い頃学問が好きで鄭玄(ていげん)を先生と仰いで勉学に励んでいきますが、

中華が戦乱によって荒廃し始めると比較的平和であった遼東へ逃亡。

彼はこの地の岩を机として勉学に励んでいったそうです。

この事を知った遼東の民衆達は彼の勉学に対する姿勢を褒め、

名を知られていくことになります。




仕事の評価制度を制定する

 

彼は中華の戦乱がある程度落ち着くと故郷へ帰郷します。

曹操国淵が優秀な人材であることを知り彼を招いて配下に加えます。

国淵は曹操に仕えると広大な地域に屯田制を行う考えを持っており、

国淵に屯田を統括する事務を任せることにします。

彼は曹操に命じられて屯田の事務を任せられると

屯田制を行う土地を自らの足で歩いて調査を行い、

屯田制を行う際その土地が農業に適した土地なのかどうかを調べていきます。

こうして土地の善し悪しをしっかりと見極めると民衆を屯田を行う土地に住ませて、

民衆の数に応じた役人を配置。

そして屯田を行った際の出来高の成績をしっかりと制定させます。

この結果、国淵が屯田制を行った土地は5年で食料庫に食料がしまえないほど貯蓄され、

民衆達は良い成績を残すために一所懸命楽しく仕事を行ったそうです。

 

【PR】三国志の武将に特化したデータベース「はじめての三国志メモリーズ」を開始しました

 

「二京の賦」を引用した悪口が書かれる

 

「二京の賦(にきょうのふ)」とは後漢中期の科学者・張衡(ちょうこう)が作った作品です。

この二京の賦を引用して曹操の統治に対して悪口を投函してくる者がおりました。

曹操はこの作者に対して激怒し、何とかしてこの作者を知りたいと考えておりました。

国淵は事件のにおいがすると部下へ声を掛けると

二京の賦を引用して政治の悪口が書かれた書を保存しておくことにします。

 

名探偵国淵の犯人探しその1;学問を若者に受けさせる

 

国淵は役人に「最近学問が衰退しているので、

理解力があり見所のある若者を集め、

先生につかせて学問を行ってやりたいと考えているのだが、誰か適任者はいないかね」と相談。

すると役人は見所のある若者を三人連れてきます。

国淵はこの三人へ二京の賦を見せて「君たちが今まで勉強に励んできたそうだが、

まだこれは知るまい。

この二京の賦は非常に優秀な作品であるが、この賦を読める先生があまりいないのだ。

そこで君たちにこの賦を読むことのできる先生を探してこの先生に教えを乞うて来なさい」

と指示を出します。

若者は国淵に元気よく「分かりました。」と言って走り去っていきます。

 

名探偵国淵の犯人探しその2:二京の賦を書いてもらう

 

若者達は国淵へ「二京の賦を読める先生を探し出しました。」と報告を受けます。

国淵は役人へ命じて「君。今から若者達が探し出した先生の所へ行って、

二京の賦を書いてきてもらってくれ」とお願いします。

役人は若者達が通っている先生の元へ到着すると

「先生。ぜひ二京の賦を書いていただけないでしょうか」と礼を尽くしてお願いします。

先生は仕方なく二京の賦を書いて役人へ渡します。

 

名探偵国淵の犯人探しその3:筆跡を調べる

 

国淵は役人が帰ってくると二京の賦を引用して書いていた現状の政治に対する悪口が

かいてある書を出します。

そして先生が書いた二京の賦との筆跡鑑定を開始。

その結果二京の賦を引用して書いた政治の悪口と

若者たちへ勉学を教えている先生が書いた二京の賦が同筆であることが判明。

国淵はすぐに役人に命じて彼を逮捕し尋問をさせると犯人だということが分かり、

事件は解決されることになります。

そして彼は部下の役人へ「基本だよ。ワトソン君」と言ってパイプをくゆらせたそうです。

 

三国志ライター黒田レンの独り言

 

名探偵・国淵ですがこの事件を解決した後大臣の位に昇進しておりますが、

現職のまま亡くなってしまいます。

彼は大臣となっていながら貧相な服を来て、

もらった褒美などは全て友人や親族に分け与えていたそうです。

彼にしてみればこれも「当然だよ。ワトソン君」と言ってパイプをくゆらせていそうですが…。

参考文献 ちくま文芸文庫 正史三国志魏書2 今鷹真・井波律子著など

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:【涼州の錦vs魏の文官】果たして勝ったのはどっち?

関連記事:三国志の兵力は実際にどこまで本当なの?魏呉蜀の兵力の真実に迫る!

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 【ネオ三国志】第9話:呂布の覚醒と劉備軍の降伏【蒼天航路】
  2. 【宮城谷昌光】これを読まずに三国志好きは名乗れない!三国志小説ラ…
  3. 【官渡の戦い前哨戦】文醜はどうして敗北することになったの?
  4. 【故郷を愛した英雄】曹操は故郷が大好きで仕方がなかった
  5. 【九州三国志】『三國志』は中国だけじゃない!日本の三国志事情 P…
  6. 魏の旗をバックに戦争をする郭淮は魏の将軍 郭淮(かくわい)ってどんな人?蜀軍との戦いに明け暮れた魏の重鎮の…
  7. 陳勝・呉広 陳勝・呉広の乱とは何?秦国を滅ぼすきっかけを作った二人組
  8. もはや「意地」の領域?田豊・沮授の進言を却下し続ける袁紹が凄すぎ…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 解煩督 呉
  2. 魯粛と周瑜
  3. 華陀
  4. 黒田官兵衛
  5. 西遊記はどうやって出来たの?三蔵法師編
  6. はじめての三国志編集長 kawauso
  7. 諸葛孔明

おすすめ記事

  1. 賈詡と陸遜を徹底比較!あなたはどっちの天才軍師を起用する?
  2. 井伊直弼の家系図は豪華絢爛!
  3. 曹操の迅速な機動力VS劉備の逃げ足の速さ 逃げる劉備追う曹操
  4. 意外!?金持ちの息子の曹操は貧乏症だった?
  5. 能力か血統か?司馬炎VS賈充VS杜預、三つ巴お家騒動
  6. 岳飛とはどんな人?「尽忠報国」と背中に彫った救国の英雄が熱い 岳飛(南宋の軍人)

三國志雑学

  1. 株式会社三国志で働く劉備と孔明
  2. すっぱーーーーー 許褚 ゆるキャラ
“はじめての三国志150万PV" はじめての三国志コミュニティ総合トピック
“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 大村益次郎 幕末
  2. 謝夫人 孫権の妻
  3. 三国志 歴史
  4. 曹操 三国志 ゆるキャラ1

おすすめ記事

献帝 全28代!漢王朝の系図をあっさり紹介するよ! キングダム 532話 ネタバレ予想:信の刃 第4話:三国夢幻演義 龍の少年「地獄の淵で」配信中 お由羅騒動とは何?かんたんに分かりやすく解説 121話:孔明、後継者姜維(きょうい)を得る 【キングダム予想】王翦が昌平君にした頼みって何? 魏延の謀反を察する孫権 諸葛亮が魏延に言った「反骨の相」ってどんな頭の形なの? 蜀の厳顔 【衝撃の事実】厳顔は老将なんかじゃなかった!?

おすすめ記事

  1. 三国志時代は拓本だらけでまるでスタンプラリー状態だった?石碑乱立の秘密 曹丕
  2. 藤田東湖が「せごどん」を生み出した?水戸学のカリスマの生涯
  3. 17話:結構頭脳派?少数の手勢を何倍にも見せた菫卓
  4. 【3分で分かる】光武帝・劉秀(りゅうしゅう)の華麗な生涯 光武帝(劉秀)
  5. 三国志乱舞 – スクエニが贈る本格三国志RPG -とはどんなアプリゲーム?
  6. 【センゴク】信長の仇討ちで秀吉についたのは、神戸、丹羽、掘、蒲生 いずれも名将で明智オワコンに・・ 豊臣秀吉 戦国時代2
  7. 益州の牧・劉璋の配下で最強の武将は誰か?魏延や黄忠を打ち破ったあの武将
  8. 【列子】信念があればなんでもできる?火に飛び込んでも無傷な人の話 程普

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“邪馬台国"

“三国志人物事典"

PAGE TOP