朝まで三国志軍師
キングダム




はじめての三国志

menu

はじめての魏

任峻(じんしゅん)とはどんな人?屯田制を実行し魏軍の食料庫をパンパンにした男

この記事の所要時間: 240




 

曹操軍が兵糧を気にすることなく稼動することができたのは、

屯田制(とんでんせい)と言われる政策を実行したことがきっかけです。

この屯田制を曹操に勧めたのは棗祗(そうし)ですが、

実行に移して屯田制の効果を挙げることに成功したの人物を皆さんは知っていますか。

今回は屯田制が実用的であることを証明した人物をご紹介したいと思います。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:曹操軍の食料担当にはなりたくない!!その理由とは?




曹操に付き従う

 

董卓(とうたく)が洛陽に駐屯して皇帝を操り権力を欲しいままにすると各地の群雄が怒り、

集結して董卓を討伐しようと考えます。

曹操も董卓を討伐するために挙兵し、

なんとか兵を揃えて董卓討伐軍に参加することになります。

曹操軍は始め5000人ほどの軍勢で董卓討伐軍に加わるのですが、

討伐軍の中ではかなり小さい勢力でした。

そんな小さい勢力であった曹操に付き従った人物がおります。

その名を任峻(じんしゅん)と言います。

 

 

彼は同郡にいた役人と相談して曹操に付き従うことにして、

一族郎党を率いて数百人の部隊を作って曹操軍に参加。

曹操は自らの勢力が小さいにも関わらず、

任峻が一族郎党を率いて参加してくれたことに大いに喜び、

彼に自らの従妹を嫁がせることにします。




補給部隊長として活躍

 

任峻は董卓討伐軍が解散した後も曹操に付き従って各地を転戦することになるのですが、

彼は戦場で活躍していた人物ではありません。

曹操が軍勢を率いて出陣した際は常に後方で守備に就き、

曹操軍の補給を担い物資を軍勢へ届ける役目をしておりました。

彼は官渡の戦いでも補給部隊として活躍しておりましたが、

袁紹軍が任峻の補給部隊へ攻撃を行い壊滅したことが何度もありました。

そのため彼は補給部隊に陣形を組ませて、補給物資を運ぶ車1000を一部隊として編成。

この一部隊を十列にして進軍させるとともに、

この補給部隊の周りを数千の軍勢で守備をさせながら

官渡城や各地の戦場に補給物資を届けていきます。

袁紹軍は曹操軍の補給部隊のしっかりした部隊配置のせいで、

襲うことができなくなってしまったそうです。

この結果、ギリギリの戦いを袁紹軍と繰り広げていた曹操軍ですが、

兵糧だけはしっかりと補給されることになるのです。

 

三国志の武将に特化したデータベース「はじめての三国志メモリーズ」を開始しました

 

屯田制を発案

 

官渡の戦いのよりもかなり前、曹操の領土に飢饉が襲って来ることがありました。

さらに雨があまり降らなかったことが原因で干魃にも襲われてしまいます。

天災がダブルで襲いかかってきた曹操の領土は兵糧不足で、

危険な状態になってしまいます。

この状況を憂いた一人の文官がおりました。

その人物の名は棗祗(そうし)といいます。

ここでは屯田制の詳しい内容は今回の紹介記事と違ってしまうため割愛します。

棗祗は曹操に「屯田制を施行するのが一番いいやり方でしょう」と

屯田制を設置するように幾度も曹操へ進言します。

曹操は棗祗の発言を受け入れて屯田制を開始します。

 

屯田制を実行した結果・・・・

 

曹操は棗祗の発案を受け入れて任峻に屯田制を実行する役職である

典農中郎将(てんのうちゅうろうしょう)という役職に就任させます。

任峻はこの役職に異動するとすぐに民衆を募集して、

許の近くにある田畑を与えて開墾させます。

その結果、兵糧庫の中は数年でいっぱいになっていくことになります。

この成果がで始めてから曹操の領内の各地で屯田制が施行されていくことになります。

 

三国志ライター黒田レンの独り言

 

屯田制は最初いくら棗祗が曹操へ進言しても今までのやり方を変えようとしないので、

彼は曹操へ幾度も進言します。

曹操は余りにもしつこいので荀彧(じゅんいく)を呼んで

棗祗と屯田制について議論させます。

その結果、棗祗が荀彧を納得させたことにより曹操は屯田制を施行することになります。

そして棗祗が計画して自ら行った屯田制ですが、

彼が早くになくなったため任峻が跡を継いで屯田制を行っていくことになります。

その結果、曹操軍は大軍であろうと兵糧を気にすることなく各地へ出陣することができ、

迅速な戦い方ができるようになるのです。

棗祗と任峻が協力して行ったことにより屯田制は大成功することになるのです。

 

参考文献 ちくま文芸文庫 正史三国志魏書3 今鷹真・井波律子著など

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:あなたが実際に兵士として戦場に行軍してみたらどれだけ大変なの?

関連記事:三国志の兵力は実際にどこまで本当なの?魏呉蜀の兵力の真実に迫る!

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 曹操を主人公にしたオススメ小説3選
  2. 【俺たちだって五虎将だ!】魏の五虎将たち~張郃篇~
  3. 反信長包囲網に参加した諸将の動きを徹底紹介!
  4. 石奮(せきふん)とはどんな人?真面目で頑固者な性格が愛されて富貴…
  5. 合肥の英雄・張遼も曹操並の人材集めに必死だった!?
  6. 【呉最強説】孫権率いるレッドな政権孫呉軍団の弱点ってあるの?
  7. 杜幾(とき)とはどんな人?魏の国内で素晴らしい統治をおこなった名…
  8. 孔明の南蛮征伐の目的は交易路(南シルクロード)狙いだった!?

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 秦朗(しんろう)の人たらし術がハンパない!秦宜禄のバカ息子の意外な才能
  2. 始皇帝の法治国家を助けた韓非と李斯って何でいがみ合ったの?
  3. 秦国の六虎将軍・李信の妻となるのは誰かを大胆予想!羌瘣?それとも河了貂か?
  4. 三国志の時代にも裁判はあったの?実はかなりリーガルハイな感じだった
  5. 王濬(おうしゅん)とはどんな人?呉を平定し、三国時代の終焉させた功労者【晋の将軍列伝】
  6. キングダム 512話 ネタバレ予想:列尾危うし!王翦の次の秘策を徹底予想

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

【月間まとめ】2016年2月の注目ニュース10選! 【朝まで三国志2017】告知参加メンバーが判明したよ 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース13記事【8/28〜9/4】 【それは偏見!】偏ってしまった英雄曹操の実像 キングダム 512話 ネタバレ予想:列尾危うし!王翦の次の秘策を徹底予想 韓嵩(かんすう)が気の毒すぎる!劉表に命じられて曹操の元へ偵察に行って帰ってきたら殺されそうになる 【お知らせ】はじめての三国志メモリーズに3名の猛将を追加しました 【呉が好きな人は見ないで下さい】魏や蜀に負けるものか!俺達は呉の十二神将

おすすめ記事

  1. 東方明珠のへなちょこ洛陽旅行記 その1
  2. 冒頓単于(ぼくとつぜんう)とはどんな人?漢帝国の宿敵で匈奴の名君Part.2【完】
  3. 【はじめてのセンゴク】織田家に反旗を翻した荒木村重・別所長治の最後
  4. 40話:義将関羽が曹操に出した降伏の3つの条件
  5. 諸葛孔明の発明|伝説肉まんから紙芝居まで?
  6. やる気ゼロ!三国志の軍隊が弱すぎた理由
  7. 2分で分かる合肥の戦い その2 孫権の度胸の良さとは!?
  8. 新制度導入はこんなに大変!胡服騎射を導入するために苦労を重ねた武霊王

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP