編集長日記
北伐

はじめての三国志

menu

執筆者:黒田廉

【センゴク】謎の英雄・豊臣秀吉の生まれに迫る!

この記事の所要時間: 212




 

日本の戦国時代の三大英雄と言えば、

織田信長・豊臣秀吉・徳川家康と言えるのではないのでしょうか。

彼らの内織田信長・徳川家康の出自ははっきりとしていますが、

豊臣秀吉だけは出自がはっきりとしておりません。

今回はそんな謎の英雄豊臣秀吉の出自に迫ってみたいと思います。

 

センゴクを100倍楽しむ全記事一覧はこちら

関連記事:「刀狩り」とは何?豊臣秀吉が行った有名な政策とその目的とは?




秀吉の父親とは・・・・

 

豊臣秀吉の出自を調べるには父親を調べるのが一番手っ取り早いでしょう。

なぜなら父親を調べれば、直ぐに息子のことがわかるからです。

さて秀吉の父親とはいったい誰なのでしょうか。

秀吉の父親は「太閤素生記(たいこうすじょうき)」という書物によると、

織田信秀(おだのぶひで)に仕えた鉄砲足軽の木下弥右衛門(きのしたやえもん)と

いう人物だそうです。

この人物が秀吉の父親であるそうですが、ちょっと疑問に残ることがあります。

それは木下弥右衛門が鉄砲足軽であったことです。

鉄砲が薩摩(さつま)の種子島(たねがしま)に伝来したのが、

ちょうど弥右衛門が亡くなった時期です。

その為彼が織田家の鉄砲足軽隊に配属されていることに無理が生じてしまいます。

さらに秀吉の父親である木下弥右衛門ですが、

木下という名字を持っていることにも疑問が生じているそうです。

通説では秀吉の父親の弥右衛門が鉄砲足軽隊ではなかったが、

豪農出身の人物で木下姓を持っていたというのが通説だったそうです。

しかし現在の研究では秀吉が木下姓を持つことになるのはもっと後のことで、

当時は苗字などを名乗ることができない身分の百姓であったのではないのかと言うのが

通説だそうです。

では秀吉が低い身分出身の人物である根拠とは一体何なのでしょうか。




宣教師ルイス・フロイスが書いた本

 

 

日本にキリスト教を布教していた宣教師(せんきょうし)ルイス・フロイス。

彼が書いた書記である「日本史」という書物にこのような記述があります。

彼はこの書物の中で「秀吉は貧しい百姓の子供として誕生し、

薪などを売って生活をしていた」と記しております。

現在の通説ではこれが主流となっているそうです。

まとめると秀吉の父親は弥右衛門ですが、木下性を名乗っておらず、

母親は後の大政所(おおまんどころ)と呼ばれるなか。

仲のよかった低い身分の百姓夫婦から生まれたのが、

秀吉という人物の出自であることが定説となっております。

では秀吉が木下姓を名乗ることになるのはいつごろからなのでしょうか。

 

木下姓を名乗り始めるのはねねと結婚してから

 

秀吉が木下姓を名乗り始めるのはねねと結婚してからです。

ねねの実家が木下姓を名乗っており、

秀吉はここから姓を拝領して名乗っていくことになるのです。

 

戦国史ライター黒田レンの独り言

 

さて上記では英雄豊臣秀吉の出自をご紹介しましたが、

他にも秀吉が一番最初に仕えた今川家の松下綱之(まつしたつなゆき)の松下をもじって

木下姓と名乗った説や信長に登用された場所が大きな木の下であった為、

木下と名乗ったという説など様々な説があるそうです。

まだこの研究もしっかりと確証が得られているものではなく、

多分こうであろうという予測で記されているそうです。

その為もっと研究を続けていくことによって、

秀吉の出自の謎が買い目されていくのではないのでしょうか。

しかし確実に一つ言えることは、

豊臣秀吉は織田信長や徳川家康よりも身分の低い地位をスタート地点としていることです。

この戦国時代の中でも最下層をスタート地点とした

豊臣秀吉がよもや天下統一を成し遂げることができる英雄にまで登っていくことになるとは、

本人や両親も思ってもみなかったのではないのでしょうか。

 

参考文献 新星出版社 豊臣秀吉 榎本秋著など

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:楽しみながら戦国時代のエピソードを学べる歴史マンガ3選

関連記事:おんな城主 直虎を100倍楽しむ!今川に呪われてしまった井伊家宗家

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 「豎子に名を成せり」とはどのような意味なの?龐涓(ほうけん)の名…
  2. 秦王政の疑心を見抜いていた二人の人物:尉繚と王翦
  3. 赤壁の戦いに曹操軍が敗北した原因って実は火計じゃなかった!?
  4. 劉備が徐州を譲り受けるきっかけとなったのは陳登と孔融のエピソード…
  5. 孫呉が天下統一できる可能性が2回もあった!?黒田レンの考察
  6. 徳川家康との対決と信長包囲網構築へ
  7. 【衝撃の事実】実は三国志には桃園の誓いなんてものは無かった
  8. 【食客には無駄な人材はいない!!】孟嘗君の脱出劇が名言として登場…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 呉の家臣団の組織関係が孫策時代と孫権時代が全く違い面白い
  2. 王昭儀列伝|曹操に最も寵愛された女性
  3. KOEI 三國志の産みの親!襟川陽一はココが凄い!シブサワ・コウの意外な側面6連発
  4. 呂伯奢一家殺害事件 曹操:「俺を裏切ることは許さない!」
  5. 「ざっくりとわかる三国志」をはじめました。
  6. 【キングダム】王賁の子孫はついに○○になっちゃったってホント!?

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志の書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

悲しみの巨人、兀突骨(ごつとつこつ)は実在してた? 【蜀の運命を決めた人物】呉の大都督となった阿蒙ちゃんの決断が歴史を変えた!? 【キングダム】驚愕!信の血筋はなんと皇帝に即位していた! 刎頚の交わりを結んだのに・・・張耳と陳余の数奇な運命 おんな城主 直虎の予備知識を得よう!女城主・井伊直虎は今川家に呪われているらしい 関銀屏(かんぎんぺい)とはどんな人?まさに三国志界のジェダイの騎士 呉をもっと知りたい貴方へ!これで呉の性格が分かる!呉のトリセツ紹介 郭嘉の先見の明が凄すぎる!?孫策が暗殺されることを予想して進言した天才軍師

おすすめ記事

  1. 三国志怪奇談「曹丕、受禅台の怪」
  2. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース23記事【10/10〜10/16】
  3. 【新事実】天下三分の計を実現させた立役者は魯粛であった
  4. 三国志ロワイヤル-みんなのサンロワ-とはどんなアプリゲーム?
  5. 軍略にも才能を発揮した蒋済(しょうさい)の進言集
  6. 怪力無双の豪傑武将は三国志にも実在した!?現代科学が解き明かす超人の秘密!
  7. 武田信玄のおびき寄せに乗った哀れな徳川家康
  8. 始皇帝の息子、胡亥(こがい)ってどんな大馬鹿野郎だったの?

はじさん企画

帝政ローマ
広告募集
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP