大人気春秋戦国時代漫画、キングダム、前回は、蒙恬(もうてん)と信(しん)が
手を組んで、崩壊寸前の麻紘(まこう)軍を復活させるという面白い所だったのに
今週のヤングジャンプでは休載だそうです。
どうも最近、キングダム休載が多いですが、今回は、その理由を考えてみます。
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この記事の目次
キングダム533話 休載理由1 李牧のワープが不評
実は、ネットでは、今回の休載が、いわゆるリフレッシュ休暇ではなく、
李牧(りぼく)がワープしてきた禁じ手に対する批判を受けて、
原先生が凹んだのが大きな理由ではないか?と言われています。
確かに、趙軍の中央にいた李牧が、秦軍の探知にも掛からず、
いきなり、麻紘将軍の前に出現したのは、さすがに不自然でした。
あれが人智を超えたワープ能力や、三国志ファンにはお馴染み、
縮地(しゅくち)の術というのなら、兎も角、いかに少数とはいえ、
すでに面が割れている李牧が、変装も何もしないで、ただ騎馬の能力だけで、
麻紘軍2万を突破するというのは、オカシイと言えばおかしいでしょう。
おまけに、今回は、ルートについては、全く触れられておらず、
一種のタネ明かしが全くない事も、ネットの評判を落としたようです。
キングダムは、一応、史実を重視した歴史漫画で、
納得の行く設定が求められるので、それを無視したのが響いたのでしょう。
これが全くのファンタジーか、史実のキャラクターを一部借りた
オリジナルストーリーなら、こうまでザワつかないんですけどね。
キングダム533話 休載理由2 いや、犬戎からオカシイぞ!
しかし、kawausoは、休載の理由は、もっと以前からに遡ると思います。
それは、朱海会戦の前に出現した、あの犬戎(けんじゅう)族との戦いです。
橑陽城に巣食う連中が、騎馬民族ではないかという想定は私もしましたが、
まさかの、500年も前に周王朝を滅ぼした犬戎族が生き残っていたという設定。
おまけに犬戎族のフォルムが、狼の被りモノをした北○の拳の
牙一族に酷似していたからです。
いかに、橑陽城でひっそりと過ごしていたとはいえ、
趙の人間でさえ知らない、ましてや、熱心に情報収集をしている
秦が、その存在を知らないなんて有り得ないでしょう。
潜伏して500年ですよ、絶対漏れますって、、
だって、あのフォルムなんですよ、隠れてませんよ、
激しく自己主張してますよ、アレ!
橑陽城の戦いだって、いきなりブツ切りになったんですよ。
幾らなんでも、犬戎族が朱海会戦に入り込んだら、
キングダムの世界観が崩壊しますから、あれはスピンオフ扱いに
なるに違いないと思います。
キングダム533話 休載理由3 原先生 エゴサーチでダメージ
今日は木曜日ヤンジャン発売日ですが、キングダムは単行本作業のためお休み頂いております。新刊48巻は10月発売です。(いつものように19日あたりでしょうか)
— 原泰久 (@HaraYassa) 2017年9月28日
原先生はツイッターに公式アカウントがあります。
情報発信もしていますし、エゴサーチもしているようです。
上記のような「キングダム、その設定ないわ・・」という声も、
随分、拾ってしまったのではないでしょうか?
kawausoが見る限り、キングダムは史実を離れて、、
ファンタジー要素を強めている様子が見られるので、
それが、犬戎族や、李牧の独走に繋がったのではないか?
なんて思えるのです。
史記でも、桓騎(かんき)が李牧に敗れて亡命する
紀元前233年から、李牧が死ぬ紀元前229年の4年間が空白なので、
そこを繋ぐ為に、創作をてんこ盛りして、色々盛り上げないと
いけない事情もあるにはあります。
その方針転換が、思った程支持を得ていないので、
1週間で練り直しをしているのかも知れません。
キングダムウォッチャーkawausoの独り言
以上は全て、憶測に過ぎませんが、10年前とは違い、
漫画家は面白い漫画を描いて、読者を唸らせればよいという時代は、
もう過ぎている事は間違いありません。
昔は、アンケートハガキでしか知れない読者の声が、
今はリアルタイムで届くわけですからね。
良くも悪くも、それを無視する事はできないわけで、
原先生も、今後の展開の練り直しを真剣に考えているのかも知れません。
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