【キングダム533話】キングダム休載の理由を考える

2017年9月30日


 

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大人気春秋戦国時代漫画、キングダム、前回は、蒙恬(もうてん)信(しん)

手を組んで、崩壊寸前の麻紘(まこう)軍を復活させるという面白い所だったのに

今週のヤングジャンプでは休載だそうです。

どうも最近、キングダム休載が多いですが、今回は、その理由を考えてみます。

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

前回記事:キングダム 533話 ネタバレ予想:爆誕!飛信軍

関連記事:【キングダム】秦の六大将軍は史実でも存在するの?

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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キングダム533話 休載理由1 李牧のワープが不評

 

実は、ネットでは、今回の休載が、いわゆるリフレッシュ休暇ではなく、

李牧(りぼく)がワープしてきた禁じ手に対する批判を受けて、

原先生が凹んだのが大きな理由ではないか?と言われています。

 

確かに、趙軍の中央にいた李牧が、秦軍の探知にも掛からず、

いきなり、麻紘将軍の前に出現したのは、さすがに不自然でした。

 

あれが人智を超えたワープ能力や、三国志ファンにはお馴染み、

縮地(しゅくち)の術というのなら、兎も角、いかに少数とはいえ、

すでに面が割れている李牧が、変装も何もしないで、ただ騎馬の能力だけで、

麻紘軍2万を突破するというのは、オカシイと言えばおかしいでしょう。

 

おまけに、今回は、ルートについては、全く触れられておらず、

一種のタネ明かしが全くない事も、ネットの評判を落としたようです。

 

キングダムは、一応、史実を重視した歴史漫画で、

納得の行く設定が求められるので、それを無視したのが響いたのでしょう。

これが全くのファンタジーか、史実のキャラクターを一部借りた

オリジナルストーリーなら、こうまでザワつかないんですけどね。

 



キングダム533話 休載理由2 いや、犬戎からオカシイぞ!

 

しかし、kawausoは、休載の理由は、もっと以前からに遡ると思います。

それは、朱海会戦の前に出現した、あの犬戎(けんじゅう)族との戦いです。

 

橑陽城に巣食う連中が、騎馬民族ではないかという想定は私もしましたが、

まさかの、500年も前に周王朝を滅ぼした犬戎族が生き残っていたという設定。

おまけに犬戎族のフォルムが、狼の被りモノをした北○の拳の

牙一族に酷似していたからです。

 

いかに、橑陽城でひっそりと過ごしていたとはいえ、

趙の人間でさえ知らない、ましてや、熱心に情報収集をしている

秦が、その存在を知らないなんて有り得ないでしょう。

潜伏して500年ですよ、絶対漏れますって、、

 

だって、あのフォルムなんですよ、隠れてませんよ、

激しく自己主張してますよ、アレ!

 

橑陽城の戦いだって、いきなりブツ切りになったんですよ。

幾らなんでも、犬戎族が朱海会戦に入り込んだら、

キングダムの世界観が崩壊しますから、あれはスピンオフ扱いに

なるに違いないと思います。

 

キングダム533話 休載理由3 原先生 エゴサーチでダメージ

 

原先生はツイッターに公式アカウントがあります。

情報発信もしていますし、エゴサーチもしているようです。

上記のような「キングダム、その設定ないわ・・」という声も、

随分、拾ってしまったのではないでしょうか?

 

kawausoが見る限り、キングダムは史実を離れて、、

ファンタジー要素を強めている様子が見られるので、

それが、犬戎族や、李牧の独走に繋がったのではないか?

なんて思えるのです。

 

史記でも、桓騎(かんき)が李牧に敗れて亡命する

紀元前233年から、李牧が死ぬ紀元前229年の4年間が空白なので、

そこを繋ぐ為に、創作をてんこ盛りして、色々盛り上げないと

いけない事情もあるにはあります。

 

その方針転換が、思った程支持を得ていないので、

1週間で練り直しをしているのかも知れません。

   

キングダムウォッチャーkawausoの独り言

 

以上は全て、憶測に過ぎませんが、10年前とは違い、

漫画家は面白い漫画を描いて、読者を唸らせればよいという時代は、

もう過ぎている事は間違いありません。

 

昔は、アンケートハガキでしか知れない読者の声が、

今はリアルタイムで届くわけですからね。

良くも悪くも、それを無視する事はできないわけで、

原先生も、今後の展開の練り直しを真剣に考えているのかも知れません。

次回記事:キングダム ネタバレ予想534話 日没まで

 

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