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袁術くんの成長日記

第9話:袁術くん「セルフイメージ」の高め方を学ぶ

袁術




袁術

 

目標は定めているのに「なぜかその努力を継続できない」、

「成果が出ない」と悩んでいる人は、

もしかするとセルフイメージが低いのが原因かもしれません。

 

この記事を読み終わる頃には、

あなたは人生をポジティブに歩むことができる方法をひとつ手に入れています!

 

※このお話は、三国志に登場する袁術(公路)が、

21世紀のビジネスシーンで支持されている様々な「自己啓発」のやり方を学び、

実践していく物語になっています。

やや、21世紀風のセリフ回しになっている部分はご了承ください。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:第1話:袁術くん、ポジティブになるために「リフレ―ミング」を学ぶ

関連記事: 第2話:袁術くん、将来に希望を持つために「自己肯定感」を高める

袁術くん、何進董卓について報告する

何進

 

袁術くんは、四世に渡り三公を輩出したという超超名門である汝南袁氏に生まれました。

父の袁逢は三公の中の司空に就いたことがありましたが、

すでに病没し、この世を去っています。

 

河東に駐屯する董卓との話を終えた袁術くんは、

その足で大将軍である何進の屋敷を訪れました。

董卓について報告するためです。

 

「これは、これは、袁術殿。お勤めご苦労でございました」

 

「虎賁中郎将の袁術、ただ今、戻りましてございます」

 

「無事に戻ってこられて何よりです。袁術殿に何かあれば、

すぐさま官兵十万を率いて、董卓を討たねばならぬところでした。

袁紹殿などはすでに戦支度を始めていたぐらいですからね」

 

「そ、そうでしたか……」

 

「それで、董卓に会った感想はどうでしたか?」

 

「噂にたがわぬ人物です。しかし蛮勇というだけでなく、

常に自らの限界に挑戦し、さらなる飛躍の好機をうかがっている様子でした」

 

「そうですか。まあ、一筋縄ではいかぬ相手ですからね。

軍を解く気も、洛陽に顔を見せに来る気もないようですね」

 

「我々に味方するつもりなのか、宦官どもに味方するつもりなのか、

陣営には単なる日和見とも思えぬ緊迫感が漂っていました。

ここは宦官どもに無理強いせずに、まずは和解しておき、

先に董卓を対処した方がよろしいのではないでしょうか」

 

「ほほほほ。董卓などに政に関わる才覚はありませんよ。

せいぜい辺境の地で異民族相手に戦をして、自尊心を高めているのが関の山。

黙って布陣していて、十常侍への圧力の材料となれば充分」

 

「しかし、何か怪しげで。宦官どもも何か画策している様子があります。

大将軍様、ここは自重すべきかと。

私には良い成果が出るようには思えませぬ」

 

「ふーむ。袁紹殿は、自分に任せておけば宦官どもなど

一網打尽にしてみせると胸を張っておりましたが。

袁術殿と袁紹殿では、どうやらセルフイメージが随分と異なるようですね」

「セルフイメージ?大将軍様、それはどのようなものなのでしょうか?」

セルフイメージとは何か

袁術

 

「セルフイメージとは、

自分をどう思っているのかということですよ」

 

「自分をどう思っているのか。

それは自己肯定感や自己効力感と似たようなものでしょうか?」

 

「ほう。袁術殿は勉強家ですね。

自己肯定感や自己効力感についてはご存知なのか」

 

「はい。以前に自己肯定感は、義弟の楊彪に教わり、

自己効力感については、盧尚書様に教わりました」

 

「尚書の盧植殿ですか。

盧植殿は自己効力感についてどのような話をされていましたか」

 

「はい。思い込みが大切で、

代理経験やモデリングによって自己効力感が高められるとお話されておりました」

 

「なるほど。モデリングですか。

盧植殿は、誰をモデリングすべきとアドバイスされたのでしょうね。

まあ、それは答えなくても結構。とりあえず、

自己肯定感も自己効力感も自尊感情も、セルフイメージのひとつです。

要するに自己像ですね」

 

「自己像?」

 

「袁術殿はこの朝廷にあって、職務をまっとうして、

成果を出す自信はおありか?」

 

「そ、それは……」

 

「では質問を変えましょう。職務をまっとうして、

成果を出すお気持ちはおありか?」

 

「それはもちろんです」

 

「成果を出し、三公に就任し、

政の中枢で活躍しているご自身をイメージできますか?」

 

「そ、そこまでは。

今は、虎賁中郎将というお役目をまっとうすることに集中しております」

 

「ほう。袁紹殿はご自身の活躍をよくイメージできているようだが、

袁術殿はそうではないらしい。

袁術殿は、頭ではポジティブにあろうと懸命になっているが、

心の中ではそれに逆行するような動きがあるのでは?」

 

「お恥ずかしい話ですが、根がネガティブなものですから。

なかなか成功のイメージが湧かないのです。

そのためにモデリングをしているのですが、

効果が現れるのには、まだまだ時間が必要だということでした」

 

「思考はコントロールできても、心をコントロールするのは至難の業ですからね。

セルフイメージは、意識レベルで本人が知覚できているものなど1割ほどでしょう。

ほとんどが潜在意識にあります。だから変えるのが困難なんです。

そしてその潜在意識にあるセルフイメージがあなたの挑戦にブレーキをかけるんですよ」

 

「大将軍様、潜在意識にあるセルフイメージを変える方法があるのでしょうか?」

 

袁術のトホホな逸話
袁術祭り

 

セルフイメージを高める方法

セルフイメージを高めてる袁術

 

「私も妹が後宮に入り、仕官が許されるまでは貧しい肉屋でしたからね。

出仕しても成果を出すイメージなど湧きませんでしたし、

自分を卑下してばかりで、セルフイメージには苦労しましたよ」

 

「今は以前とはセルフイメージも変わってきているんですよね」

 

「そうですね。小さなことからコツコツとです。

毎日のルーティンをしっかりこなして、自分にもできるという自信を積み重ねていくこと。

感謝すべき項目にフォーカスし、自分は受け入れてもらっている存在だと毎日、認識していくこと」

 

(そのあたりは自己肯定感や自己効力感を高めるのと同じだな)

 

「袁術殿にはどんな長所がおありか?」

 

「長所ですか…… そうですね、取り立てて武勇があるわけでも、

学問があるわけでもありませんが、未熟であることを自覚し、

磨こうという意欲がある点でしょうか」

 

「他人と比べて生まれる成功体験ではセルフイメージは高まりませんから、

そういった長所でいいでしょう。

自分の誇れる点をリスト化し、自分の価値を再認識することも効果的です」

 

「なるほど」

 

「セルフイメージは過去の環境によって作られるものですが、

現在の環境の影響も強く受けるんです。

ですから、肯定的に生きている人たちと積極的に交わるべきでしょう。

マイナス発言が多い人たちの中にいては、セルフイメージは高まりません

 

まとめ

何進

 

「本初(袁紹の字)は、常に前向きに生きていますからね。僕とは違います」

 

「いえいえ、セルフイメージはただ高ければいいというものではないのですよ。

適正値というものがありましてね。

過剰に高いと、傲慢になったり、失敗を他人に転嫁したりするようになります」

 

「そのようなものなのですか」

 

失敗を怖れず、失敗から学び、

そこから成功に繋げていけるような状態が、最適なセルフイメージでしょう。

 

私は袁術殿にそのような人物に成長していっていただくことを期待しているのですがね。

もしかすると董卓も同じ感想かもしれませんよ」

 

「大将軍様、今回董卓への使者に私を選んだのには、

推薦者がいたのではありませんか?」

 

「ええ。その通り。盧植殿と楊彪殿の推薦です。

お二人ともかなりあなたに期待を寄せているようだ。私も今後が楽しみですよ」

 

「ありがとうございます」

 

結論

 

・セルフイメージとは

  • 過去の環境から作られてきた自分像。
  • 自覚できるのは1割ほどで、潜在意識に眠っている状態。無意識で自分の挑戦にブレーキをかける。

 

・セルフイメージを高めるには

  • 小さな成功体験と感謝することを積み重ねていく。
  • 自分の長所をリスト化する(他人とは比較しない項目)。
  • 前向きに生きている人たちが多い環境に身を置く。

 

【未来を拓く問題解決策】楽しみながら自分を変える方法
袁術くんの成長日記

 




ろひもと理穂

ろひもと理穂

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三国志は北方謙三先生の作品が一番好きです。

自分でも袁術主役で小説を執筆しています。ぜひこちらも気軽に読んでください!

好きな歴史人物:

曹操、蒲生氏郷

何か一言:

袁術は凄いひとだったかもしれませんよー!!

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