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【最終話】kawauso編集長のぼやきVol.33「北京でサービスを考える」

2018年12月5日


 

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はじめての三国志編集長kawauso

 

あー、お久しぶりです、kawauso編集長です。

最近、サービス疲れって言葉を聴きますよね。

最近、北京(ぺきん)に出張した編集長が北京で感じたサービスを考えますよ。

 

はじ三編集長のすねすね愚痴記事

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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サービスの概念がない北京

サービスの概念がない北京

 

北京には、一流ホテルを除くとサービスという考えは浸透してないです。

ファストフードチェーン店とおぼしき場所で鍋料理を注文しても取り皿やレンゲを添える事はありません。

必要なら給仕の人を呼んで「持ってきて」と言うと不愉快そうに嫌々持ってきます。

 

日本だと普通にあるコップの水が減ると注いでくれるサービスもないです。

水のサーバーがどこかにあって「ご自由にどうぞ」でおしまいでした。

料理を持ってくると、サービスは終わりというのが北京の普通なのです。

北京料理

 

初日に、王府井の夜市で屋台的な店で夕食をとりましたが、中国語が分からないので、カウンターで適当に注文し黙って座っていると、

「早く料理を取りに来い(意訳)」的に怒鳴られました。

そこはセルフだったという事ですが、怒鳴らんでもいいでしょうに

 

それが不快か?というとそうでもないです。

だって、北京ではそれが普通で、中国語も分からないで、ぼーっと座っている外国人の私が悪いからです。

もちろん、それで腹を立てるお客もいません。

 

 

 

懐かしい、昔の日本もそうだった

 

サービス概念がないのに、あまり腹が立たないのは、北京の人々に何の悪気もないからでしょう。

こちらが過剰にサービスを求めているからなんかサービス悪いなと思うだけなのです。

 

編集長が子供の頃は、沖縄でもサービスなんぞない店は普通に存在していました。

 

客とため口は当たり前で、水を頼むとピッチャーごと持ってきて置く。

日によって料理の味が変わる。

同じ料理でも時々具材が変わる。

テーブルの拭き方が適当、器やコップが欠けている。

もちろん、そんな風でも文句をいう客なんていなかったです。

そんなもんだと思っていましたからね。

 

サービスが劇的に良くなったのは、編集長が大人になってからだと思います。

ここ20年くらいの風潮じゃないですかね?

最近の飲食店のサービスは良すぎて、昔の人であるkawausoは、かえって恐縮するくらいです。

 

kawausoは飯を食えば早々に出て行く人間なので、親しい友人を迎えるようなサービスは余計です。

次に来るかどうかも分からないのに不特定多数のお客に、質の高いサービスを強いられるサービス業の人は大変でしょう。

kawauso編集長と黒田レン

 

kawausoは特にサービスを必要とはしません。

料理が美味しければ、それが最高のサービスです。

 

kawauso編集長のぼやき

 

 

北京にはチップの習慣はない

貨幣

 

そういえば、北京ではチップというものはありませんでした。

チップの習慣がある国では、チップを貰えるからサービスを良くするという打算が働く側面があります。

逆に言うと世界標準では、「サービスは個別有料ですよ」という概念が一般的なのでしょう。

そう考えると、北京でサービスらしきものがないのはチップもないので理に適います。

 

日本の過剰サービスは無料です、それが一円にもならないなら、よほど親切心がある人以外には、業務を煩雑にする面倒な付帯業務です。

 

日本には水と安全とサービスは無料みたいな概念がありますが、相手に通常業務以上の事をさせるのですから、

サービス料が発生しても無理からぬと思います。

客として居丈高に振る舞う人は、食事料に10%上乗せして支払いし質の高いサービスを受ける。

そうでない人は、それなりサービスで文句を言わない。

そういう色分けをしないとサービス疲れという問題は解消しないでしょうね。

 

※kawauso編集長のぼやきは、今回で終了です。

本日まで、読んで頂き有難う御座いました  kawauso

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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