キングダム「雑学兵士達の暇つぶしは?」

2019年1月7日


 

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進軍する兵士b(モブ用)

 

大人気春秋戦国時代漫画キングダム、しかし、YJが2週間お休みなので、最近はレビュー記事を書いているんだか、歴史のウンチクを語っているのか。その比率が怪しくなってきましたが、今回もキングダムのリアルな歴史を語ります。例えば、戦場で戦争がない時、キングダムの兵士達は何をしていたのでしょうか?

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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古代のサッカー

サッカーボールを蹴る劉邦

 

キングダムの時代にも、敵と対峙していても戦闘がないという事はありました。一番の典型は、籠城している敵を包囲している時でしょう。まったく無警戒というわけにはいきませんが、ひたすら城を包囲しているだけだと暇で仕方がありませんから、暇つぶしが発生しました。

 

史記の白起王翦伝(はくきおうせんでん)によると、紀元前224年、王翦は楚の項燕(こうえん)将軍の軍を函谷関(かんこくかん)で阻止して疲労させ、一方で自分が預けられた六十万の兵士には、食事と休養をたっぷり与えました。そして、頃合いを見て兵士が陣内でどんな遊びをしているか尋ねると、暇すぎて石を投げたり、跳んだりはねたりしているという答えが返ってきます。

 

跳んだり跳ねたりと言っても子供じゃないんですから、何の意味もなく跳んだり跳ねたりしていたわけではないでしょう。この時に秦の兵士がやっていた遊びが蹴鞠、すなわち古代のサッカーです。

 

キングダムネタバレ考察

 

 

キングダムの時代に始まる蹴鞠

 

荊楚歳時記(けいそさいじき)には、

 

劉向(りゅうこう)の別録に言う、蹴鞠は黄帝の造る所にして以て武を練る、もと兵勢なり或いはいう、戦国に起こると・・

 

このように記述されており、蹴鞠は神話の時代に黄帝が造ったもので、軍事訓練の一環として始まったとも、或いは、春秋戦国時代に起きたとも言うと書いています。蹴鞠と言うと日本の平安貴族の優雅な遊びをイメージしますがあれとは違います。何故なら、この時代の蹴鞠は軍事訓練だったからで、フィールドを走り回るサッカーのような競技だったのです。

 

 

蹴鞠のルールとは?

スキッパーキ(はてな)

 

では、当時の蹴鞠はどんなものだったのでしょうか?

 

それによると蹴鞠に使うボールに関しては動物の革製でその中に毛をつめています。しかし、蹴鞠のルールは時代によりまちまちでよく分かりません。ただ、2人で行うゲームを白打(はくだ)、3人で行うものを官場(かんば)と言い蹴鞠のゲームを員社と呼び、お金を賭けたそうです。

 

お金を賭けるという事は明確で公平なルールがあり、勝敗は一目でわかるようにされていたという事でしょう。現在、白打で検索すると武術の一種であるという解説が出てきますが、鞠を使うとは書かれていないのでそれとは違うと考えてよさそうです。

 

穴を掘って半地下で行う

 

キングダムの時代の蹴鞠を考える上で特徴的なのは競技場です。漢の時代の蹴鞠の会場は窟室と呼ばれ、穴を掘って半地下に造りました。どうして、半地下にしたかと言いますと、鞠は蹴ると無限に転がって行くので穴を掘って仕切らないと面倒になるからだそうです。

 

ここから考えると、キングダムの時代の蹴鞠は、鞠を蹴って走るサッカーに近いものだったのではないかと推測されます。実際、キングダムの時代から150年程後の前漢後期に、匈奴と戦っていた漢の霍去病(かくきょへい)は窟室を造って蹴鞠を度々催しています。

 

 

古代の蹴鞠の妙技

 

このキングダムネタのタネ本である中国社会風俗史の著者、尚秉和(しょうへいわ)は、20世紀の初頭に、学友だった安徽省(あんきしょう)出身の(ちん)という男が蹴鞠の名手だったと語っていて、それによると陳は直径6センチ程度の鞠を生きているかのように扱い首の周囲、肘の下、股の下を吸いついているかのように動かしたかと思えば体はまるで動かさずに鞠を高く蹴り上げ、再び足の甲でキャッチして、全く落とさなかったと語っています。

 

直径6センチでは、サッカーボールよりも遥かに小さくテニスボールよりは、少し大きい程度です。これを自在に操るんですから、陳さんの技術はサッカー選手並みですね。

 

キングダム(春秋戦国)ライターkawausoの独り言

 

キングダムの世界での暇つぶしについて書いてみました。蹴鞠は具体的なルールが伝わっていませんが、半地下の球場を考えると鞠を蹴りながら走り回るかなりアグレッシブなスポーツだったのは、間違いないかと思います。キングダム本編で蹴鞠が登場するといいな・・

 

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