漢民族とはどんな人たち?そのルーツに迫る!

2019年2月1日


 

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大学と東京五輪の連携学生の通訳ボランティア いだてん

 

皆さんは自分のアイデンティティといえば何を思い浮かべますか?

 

男や女といった性別のことを思い浮かべたり日本人やアメリカ人といった国籍のことを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?私たち日本人は日本語を母語とし、日本列島に住む大和民族(やまとみんぞく)として、でも普段はそんなことを気に留めることなく暮らしていますよね。でも、自分たちが何という民族であるかを常に意識し、その民族であることを誇って暮らしている人たちもいます。

 

その最たる例として挙げられるのがお隣中国にたくさん住んでいる漢民族(かんみんぞく)です。たくさんの異民族(いみんぞく)に囲まれて暮らしていた漢民族の人々は自分が漢民族(かんみんぞく)であるというプライドを常に持って暮らしてきました。ところで、この漢民族というのは一体どのような人たちなのでしょうか?今回はそのルーツや民族性に迫っていきたいと思います。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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漢民族のルーツは神話世界まで遡る!?

紀霊

 

 

4000年という長い歴史を誇る中国に住む漢民族の歴史はやはり長いようで、そのルーツは神話世界にまで遡るとも言われています。しかし、彼らが自分たちを1つの民族として意識し始めたのは周王朝あたりであると言われています。

 

紂王

 

 

殷の紂王(ちゅうおう)を討ち取った周の武王(ぶおう)が古代の聖王である神農(しんのう)黄帝(こうてい)(ぎょう)(しゅん)()の子孫を探し出して中原あたりに封じ「華族」と称しました。これが漢民族のアイデンティティの萌芽であると考えられています

 

また、中原あたりはもともと夏王朝が栄えた地でもあったためいつしか中原あたりに住む人々を「華夏族」と呼ぶようになりました。中国人は今でも中国を「華夏(かか)」と呼んだり中華文明を「華夏文明(かかぶんめい)」と呼んだりすることがあるようですね。

 

 

 



周辺民族に「漢人」と呼ばれるように

キングダム戦国七雄地図

 

 

(しゅう)王朝が衰えて諸侯が独立を果たし夥しい(おびただ)数の国が乱立すると「楚人」「斉人」「秦人」といった具合に自分が属する国が「華夏族」に代わるアイデンティティとなりましたが、戦国時代に秦が中華統一を果たすとそれらのアイデンティティは失われることになりました。しかし、更なる他者が現れて彼らは1つのアイデンティティを確立するに至ります。その他者というのは異民族です。

 

 

秦の後に漢王朝が興ると異民族たちは漢に住む人々のことを「漢人」と呼ぶようになりました。これが「漢民族」という言葉の由来になります。

 

最初は漢に住む人くらいの意味しか持たない言葉でしたが、「漢人」という言葉で括られた人々は他の異民族の追随を許さないほど文化を発展させ、魏晋南北朝(ぎしんなんぼくちょう)時代あたりからは他民族からも羨望の眼差しを受けるようになり、「漢民族」というアイデンティティは一種のブランドにまで成り上がったのでした。

 

 

漢民族の文化・習俗を受け継げば皆漢民族!?

 

こと詩文(しぶんに至っては他民族も羨むほどに独自の文化を発展させた漢民族ですが、彼らは決して純血というわけではありません。そりゃあ多くの異民族と国境を接していますから、当然血は混ざります。では、彼らはどのようにして自分たち漢民族と他の民族とを識別しているのでしょうか?

 

実は、漢民族の文化や習俗を受け継げば異民族の血を引いていようが漢民族になれちゃうみたいです

 

五胡十六国(ごこじゅうろっこくじだい
)
時代には北半分を異民族に取られていた漢民族ですが、隋唐(ずいとう)代にもなると彼らの子孫は全員漢民族ということになったみたいですし、その後に成立した異民族王朝の人たちの多くもなんやかんやで同化して漢民族になっているみたいですからね。パパもママも異民族だけど、子どもは中国で生まれて中国語を話して中国の文化を受け継いでいるから漢民族なんていうことも違和感なく受け入れられていたのではないでしょうか。

 

 

 

三国志ライターchopsticksの独り言

三国志ライター chopsticks

 

民族というものは意外とファジーで遺伝子がどうのこうので一方的に「あなたは〇〇民族です」と決めつけることはできないのかもしれません。自分は日本人だと思っているのに「遺伝子を調べたところあなたはモンゴル人でした。」なんて言われてもちょっと受け入れにくいですしね。自分が何という民族なのかは本人の生まれや成育歴、意識によって決定されるべきものなのかもしれませんね。

 

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民間伝承の三国志

 

 

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清朝考証学を勉強中。 銭大昕の史学考証が専門。 片田舎で隠者さながらの晴耕雨読の日々を満喫中。 好きな歴史人物: 諸葛亮、陶淵明、銭大昕 何か一言: 皆さんのお役に立てるような情報を発信できればと思っています。 どうぞよろしくお願いいたします。

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