三国志平話
麒麟がくる特集




はじめての三国志

menu

戦国時代 (日本)

明智光秀は愛宕神社で信長討伐の吉凶を占った?(本能寺の変雑学)

裏切りそうな悪い顔をしている明智光秀




燃える本能寺

 

今回は本能寺(ほんのうじ)の変について取り上げます。多くのテレビのドラマなどで「敵は本能寺にあり」と、明智光秀(あけちみつひで)が叫ぶシーンが放送されていますが、本当に叫んだのか気になります。

 

この記事では、明智光秀が本能寺の変を起こす前に参拝した愛宕神社(あたごじんじゃ)と本能寺の変の真相について取り上げます。

 

関連記事:どうして明智光秀は織田信長を討てたのか?

関連記事:【明智光秀と妻木煕子】光秀を瀕死から救った看病物語

 

 

明智光秀が参拝した愛宕神社とは?

愛宕神社/wikipedia引用

愛宕神社/wikipedia引用

 

愛宕神社は京都市右京区にあります。丹波国(たんばのくに)山城国(やましろのくに)の境目にある山で、愛宕神社はその山にあります。

 

 

京都駅前や京阪三条駅から京都バスで50分、京福電鉄嵐山駅から京都バスで15分の場所にあります。車で移動する場合、名神高速京都東インターより約1時間かかります。名神高速京都南インターの場合、約50分かかります。

 

1582年5月、中国攻めの途中で明智光秀は戦勝祈願のために愛宕神社に参拝しました。愛宕神社で本能寺にいた織田信長を攻めるかどうかを占うためくじを3回引いたといわれています。1回目・2回目は凶のくじが出て、3回目に大吉のくじが出ました。

 

くじを引いた翌日に連歌会が開催され、明智光秀は連歌会の中で「時は今 あめが下しる 五月哉」という歌を詠みました。この歌を聞いたとき、連歌会に参加していた歌人の中には光秀の表情や考えていることが気になった人がいるかもしれません。

 

 

「敵は本能寺にあり」は本当か?

裏切りそうな悪い顔をしている明智光秀

 

愛宕神社の連歌会を終えて下山すると亀山城(かめやまじょう)(現在の亀岡城)に向かいました。亀山城を経て中国地方に向かう途中に沓掛(京都市西京区)という場所があります。沓掛で引き返し、本能寺にいる織田信長(おだのぶなが)を攻めたといわれています。

 

大河ドラマなどでよく見るシーンで、明智光秀が本能寺に向かうことを宣言するために「敵は本能寺にあり」と叫びますが、本当にあったのでしょうか。明智光秀は自ら「敵は本能寺にあり」ということを実際に言っていません。江戸時代に書かれた軍記物にあったとされ、ドラマなどで使われているというのが有力です。

 

実際に「敵は本能寺にあり」と叫ぶと、本能寺にいる織田信長に発覚する可能性があり、現実的ではないといえます。実際の記録は次の通りです。1582年6月1日の夕刻に出陣しました。通常はよっぽどのことがない限り夜間の行軍を避けています。夜間の行軍を不審に思われないように、明智光秀は織田信長の家臣森蘭丸(もり らんまる)から軍装の検分をしたいという要請があったと説明しました。この段階では、斎藤利三(さいとう としみつ
)
など主な家臣にも本能寺に攻めるという本心を伝えていないと考えられます。

 

夜遅くに亀山城近くの篠村八幡宮(しのむらはちまんぐう)で軍勢を整えました。篠村八幡宮ではすべての兵に本能寺を攻めることを伝えず、斉藤利三など主な家臣にのみ本能寺を攻めることを伝えました。この段階で既に本能寺の織田信長に通報する者が出ないように手を打っていたといわれています。

 

戦国時代ライターオフィス樋口の独り言

幕末ライター オフィス樋口

 

今回は明智光秀が本能寺を攻める前に立ち寄った愛宕神社について取り上げました。明智光秀が「敵は本能寺にあり」ということを宣言していますが、実際に言っていない可能性が高いことが分かりました。明智光秀は本能寺の変を起こすに当たって、織田信長に通報されるのを防ぐために手を打っていることが分かりました。本能寺の変が光秀の緻密な戦略だったことが分かります。

 

明智光秀が沓掛から引き返すことになりますが、主な家臣以外誰も知らされていないので、当時現場にいたほとんどの兵士は誰を攻撃するのか見当がつかなかったのかもしれません。織田信長のいる本能寺を包囲すると、戸惑った兵士がいた可能性があります。この記事では、本能寺を攻めることがリークされないように緻密な戦略を練っていることから相当根強い動機があったと考えられますが、動機については謎のまま解決されていません。今後の研究に注目したいと思います。

 

関連記事:明智光秀は長篠の戦いの功労者だった!光秀の戦術眼と功績を紹介

関連記事:明智光秀は千利休として生き延びた?

 

【信長を討った明智光秀の波乱の生涯】
麒麟がくる

 

オフィス樋口

オフィス樋口

投稿者の記事一覧

自己紹介:フリーランスで予備校の講師をしています。
歴史が好きで、予備校では主に日本史を指導しています。
センター試験の点数を40点台から80点台に伸ばした実績があります。

好きな歴史人物:徳川慶喜(理由:多趣味であることが共通しているから)

関連記事

  1. 大阪冬の陣では後藤又兵衛はどんな活躍をしたの?
  2. 三国志ライター黒田レン 戦国最強の同盟を成立させた名軍師・太原雪斎(たいげんせっさい)の…
  3. 織田信長 第六天魔王・織田信長は本当に天下統一がしたかったの?
  4. 戦国時代の伊賀・甲賀は明治維新を先取りした先進地域だった!
  5. 織田信長 織田信長の妻は年上が多かった!意外に甘えん坊だった?信長
  6. 戦国時代の騎馬隊は本当に弱かったの?その誤解を解く
  7. 徳川家康との対決と信長包囲網構築へ
  8. 黒田官兵衛 信長ジェラる?高松城水攻めからの甲州征伐の流れが完璧すぎる

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 横井小楠
  2. はじめての三国志
  3. 騎馬兵にあこがれる歩兵
  4. 異議ありと叫ぶ司馬懿
  5. 程普

おすすめ記事

  1. 愛加那(あいかな)と西郷どんの子供達の人生とは?
  2. 文聘(ぶんぺい)とはどんな人?魏延とも打ち合いをした魏の武将
  3. 曹操の同化推進政策がマイノリティ人口問題を引き起こした!?
  4. 袁術祭り開催日程のお知らせ
  5. オカルト、SF、大好き!三国志人の脳内はお花畑
  6. 趙、韓、魏を産んだ超大国、晋(しん)とはどんな国?キングダム戦国七雄を徹底紹介

三國志雑学

  1. 于禁
  2. 孔明による出師の表
  3. 三国志時代のひざまくら
“はじめての三国志150万PV" はじめての三国志コミュニティ総合トピック
“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. すっぱーーーーー 許褚 ゆるキャラ

おすすめ記事

102話:成長した張飛、計略で張郃を撃ち破る 劉備 人望 ちょっと悲しい桃園三兄弟(劉備・関羽・張飛)の最期 官渡の戦い 曹操 勝利 52話:袁紹を破った曹操は、中原最強の勢力に成長 武田信玄のおびき寄せに乗った哀れな徳川家康 小帝 【有料記事】少帝劉弁は本当に無能な皇帝だったのか? 西郷どんが坂本龍馬を殺したって本当? 中岡慎太郎の陸援隊とはどんな組織? 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース16記事【9/5〜9/11】

はじさん企画

“if三国志" “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“邪馬台国"

“三国志人物事典"

PAGE TOP