【保存版】岳飛を映画化したオススメ作品5選

2019年2月6日


 

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岳飛(南宋の軍人)

 

岳飛(がくひ)は南宋(1127年~1279年)の武人です。

一兵卒から全軍の総指揮官にまで成りあがった人物です。

 

金(1115年~1234年)との戦では数々の功績を挙げますが、宰相の秦檜(しんかい)と対立した結果、殺されました。

金に死ぬまで戦い続けたことから、愛国の英雄として称賛されています。

 

ところで、岳飛は中国では小説・京劇の題材に取り上げられることは多いのですが、映像化作品はどうなのでしょうか。

実は筆者もあまり耳にしたことがありません。

近年放送されたドラマぐらいです。

 

そこで今回、筆者出来る限りの範囲内で調べた岳飛関連の映像化作品を紹介します。

 

関連記事:【岳飛が熱い】「尽忠報国」と背中に彫った救国の英雄・岳飛(がくひ)Part.1

関連記事:【神になった名将対決】劉備三兄弟の一人関羽VS救国の英雄・岳飛 Part.1

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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岳飛出世(1962年)

 

無名に等しい映画です。

少年時代の岳飛の話をもとにした映画です。

 

子どもの岳飛を子役時代のサモ・ハン・キンポーが演じています。

ジャッキー・チェンも出演しているという情報もあるのですが、はっきりとした根拠はありません。

 

VHS・DVD・Blue―rayは存在しないので内容は不明です。

おそらく、清代(1644年~1911年)の小説『説岳全伝』の内容をベースにしている可能性が高いです。

 

 

 

射鵰英雄伝(2003年)

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上記の年だけでなく、複数回映像化された作品です。

中国では知名度の高いドラマです。

 

最近、亡くなられた香港の小説家の金庸(きんよう)の小説が原作です。

ただし、金庸は映像化すると原作とは違う世界観になることから、映像化を嫌がっていたようです。

 

筆者は高校生の時に母親と一緒に見て親子でハマりました。

内容は幼い時に生き別れになった義兄弟の話です。

片方はモンゴルで苦労して育ち、片方は金の朝廷で苦労もせずに育ちます。

 

やがて大人になった2人は再会して様々な陰謀に巻き込まれるという話です。

残念ながら、岳飛は登場しません。

 

岳飛の遺産をめぐっての話です。

興味がある人は見てください。

 

 

精忠岳元帥 岳飛(2010年)

 

ジャッキー・チェンが製作に携わっているドラマです。

最初に紹介した「岳飛出世」がモチーフのようです。

 

全50話であり主演もジャッキーの息子のジェイシー・チャンと決まっていました。

ところが、これ以降は全く情報が入っていません。

お蔵入りになったのでしょうか。

   

 

少年岳飛(2011年)

 

これはアニメーション映画です。

いつの時期かは不明ですが、実写版も存在します。

 

内容は若き日の岳飛の成長過程を記したものです。

岳飛が仲間と義兄弟の契りを交わしたり、大蛇と戦ったりするのは『説岳全伝』にある話なので、やはりそれがモチーフなのでしょう。

 

筆者が動画で少し視聴したところ、「ポ〇ホンタス」と「ムー〇ン」と「ラ〇オンキング」を混ぜたものだと感じました。

VHS・DVD・Blue―rayは存在しません。

というより、あっても買う人いますかね・・・・・・?

 

岳飛伝 THE LAST HERO(2013年)

 

みんなが知っているのは、この作品だと思います。

筆者も同じ意見です。

 

これは感動・感涙して当たり前です。

内容は『説岳全伝』と史実の混合作品です。

 

前半はオリジナルですが、後半はほぼ史実に即しているので、ただの〝岳飛万歳〟作品ではありません。

ただし、結構残虐です。

 

血の量が凄まじいです。

女だろうが、子どもだろうが容赦なく殺します。

 

食事中に見るのは禁物の作品です。

筆者は普通に見ていましたけど・・・・・・

この作品の見どころは、やっぱり秦檜をただの悪人として描いてない部分でしょう。

 

金との講和・岳飛の処刑も秦檜なりの考えがあったというのをドラマが描いていたことが良かったです。

この作品は絶対に見て欲しいです。

 

 

宋代史ライター 晃の独り言

 

以上、岳飛関連の映像化作品を紹介してきました。

 

やはり、岳飛は『三国志』や『水滸伝』に比べると圧倒的に数が少ないです。

 

いくら、中国史上最大の英雄と言われても視聴率のとれる内容ではないのかもしれません。

 

日本の大河ドラマのジンクスにこんなのがあります。

 

戦国時代は視聴率がとれるが、それ以外はとれない。

 

これと一緒で中国も『三国志』や『水滸伝』のドラマが多いのは、視聴率の関係かもしれません。

 

それでも最近はマニアックな人物のドラマが増えてきましたけど・・・・・・

 

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■中国を代表する物語「水滸伝」を分かりやすく解説■はじめての水滸伝

 

 

 

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