キングダム607話ネタバレ予想「王翦と李牧が互いを褒め合う理由」


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大人気春秋戦国時代漫画キングダム、読者の皆さんはお楽しみの事と思います。

しかし、kawausoにとっては、606話の李牧(りぼく)王翦(おうせん)の間で交わされた褒め合いが余りにも露骨(ろこつ)すぎて辟易(へきえき)してしまいました。

まだ、決着がついたとは言えない状況で、すでに未来を見通したような物言いはこれまでのポンコツ行動から見て飛躍し過ぎだからです。

もっとも、王翦と李牧を批判するだけでは、「芸がないぞkawauso!」とか「どうせまた、キン肉マンかjojoで文字数稼ぐ気だろオマエ」

等と読者の皆さんから非難されるでしょうからどうして李牧と王翦がお互いを急に褒めだしたのか考えてみます。

 

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キングダム607話ネタバレ予想「お互いに箔をつけたい」

呂布の英雄石像

 

漫画の常套的(じょうとうてき)な手段として、味方陣営に味方を褒めさせるよりも、敵キャラに味方を褒めさせる方が価値が高くなるという事があります。

これは、ドラゴンボールでも、jojoでも、シティーハンターでもワンピースでも、およそ戦うという要素がある漫画では

漏れなく用いられていると断じていいでしょう。

 

個人的には、jojoの第一部の最後の最期、不意をついて必殺のスペース・リパー・スティンギーアイズを繰り出しジョナサンの喉を破壊した

首だけdioに対し手下の吸血ゾンビ、ワンチェンがdioに媚びるつもりでジョナサンに悪罵をぶつけた時dioがワンチェンを叱りつけて

「苦痛を与えずに速やかにジョナサンを殺害しろ」と命じたシーンが印象的です。

他人は全て自分が野心を遂げるための道具で、利用価値が消えればゴミと見下すdioが歪んだ形ながら他人に敬意を示した瞬間でした。

 

日本の戦国時代にも、逆感状(ぎゃくかんじょう)と言いあえて、敵の敢闘精神を讃える事で味方の奮起を促す狙いで発行されたりしました。

キングダムも、秦と趙、それぞれの総大将である李牧と王翦にお互いを褒めさせる事で、二人とも凄いんだよ今後の展開に期待してと

読者に周知する狙いがあると思います。

 


 

キングダム607話ネタバレ予想「今後も長く絡むから」

李牧

 

王翦と李牧が同一の戦場に登場してきたのは、合従軍(がっしょうぐん)編からだと思いますが、明確にお互いを意識してきたのは今回が最初だと思います。

そしてまた、史実でも王翦と李牧は国の存亡をかけて干戈(かんか)を交える存在であり漫画としては、双方にそれなりのエピソードが必要なのです。

 

史実では、鄴攻めに李牧は関わっていませんが、次の戦いでは、確実に関わってくる上に、李牧は王翦の計略に敗れて殺される羽目になるので

ここで、相互に褒め合わせて印象を強めておく事は有効でしょう。

kawausoとしては、決着はつかないにしても、一騎打ちの逸話くらいは挟んでくると思います。

本格的な激突の前に、王翦と李牧の心理的な距離を縮める為にもお互いを褒め合うのは有効な手段と言えます。

 

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キングダム607話ネタバレ予想「ルール破りを隠すため」

王翦

 

キングダム606話では、知略型の李牧が本能型の武将しか使えない筈の「起こり」、簡単に言うとカウンター陣形を麃公との一戦から学び

使う事が出来るようになった事が王翦の口から語られました。

 

おいおーい!キングダムには知略型と本能型の武将がいて、相互に補っている設定じゃあなかったんかーい!

学習すると習得できるって、そんなんなら分ける必要ないだろ!

 

kawausoは真っ先にそう思ったのですが、王翦が既成事実(きせいじじつ)のように

「李牧はそういう離れ業が出来る俺と同じ化け物だという事だけは認めざるを得んようだ」と渋く(つぶや)くと、

何となくそれも問題ない感じに調整されてしまうから不思議なものです。

 

そして、同じく知略型の王翦も「起こり」を使って、李牧軍の雷伯(らいはく)の左右からの騎兵の攻撃を挟撃により消滅させました。

王翦の場合、李牧と違い努力して習得したわけではなく、その場で「あ、出来そう」でやってしまったわけですが・・

事前に李牧を褒めちぎり、キングダム設定を曖昧にしておいたお陰でこれに違和感を持つ読者を減らす事に成功しています。


  

 

 

キングダム607話ネタバレ予想「褒め合戦は最期に勝った人が総取り」

豊臣秀吉 戦国時代

 

(けな)し合いには、どちらにもろくな未来がありませんが、褒め合いには最終的に勝利した方が全て総取りというメリットがあります。

例えば、豊臣秀吉を肯定的に描くなら織田信長を肯定的に描くに限ります。

こうして、秀吉が6に信長4の割合で褒め合わせておけば、最終的に信長が本能寺で死んで秀吉が天下を獲った段階で

褒め合いは秀吉の勝ちになり、しかも信長を貶してないので悪評が立つ心配もない一石二鳥です。

 

実際に秀吉がやった事は織田家の簒奪(さんだつ)であり天下人の地位の乗っ取りですが信長が死んだ後では、それは大した悪事にはならないわけです。

ましてや、秀吉は面と向かって信長に諫言(かんげん)したりしてませんから君臣の仲は、まあまあ良好でしたしね。

李牧と王翦の関係も同じで李牧が王翦に敗れ殺されるのは規定路線なのでこの二人の間で、どれほど褒め合戦が起きたとしても、

最終的に王翦が勝ち、褒め合戦の総取りが決まっているので大した問題でもないわけです。

 

キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言

 

突如としてお互いを褒め合う王翦と李牧には、ある程度は予測していたとはいえ、その露骨さには驚いてしまいました。

これも、ある種の天才は天才を知る的な演出なのかも知れませんが、謎多き鉄仮面の無口男王翦が、606話では多弁に過ぎて

いささかおしゃべりキャラになったのは、重々しさにかけるかなと思います。

 

作者も鄴攻めを長らく書きすぎ、出来る限り事態を速やかに収集しようと勇み足になっているのかなと感じてしまいました。

もっとも王翦が李牧を褒めだしたのは、李牧をスカウトしようと密かに決意した為で戦いの最中に李牧にわしの部下にならんか?

声を掛けるようなら洒落がきいていて面白いとは思いますけどね。

 

参考文献:史記趙世家(しきちょうせいか)

 

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