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キングダム「王騎のスタンドが信を勝利に導く」

2019年12月7日


 

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kawauso

 

大人気春秋戦国時代漫画キングダム、624話では、今まで押されっぱなしだった信がやっと反撃に転じましたが、一度は力に勝る龐煖(ほうけん)に押し切られて倒され首を落とされる寸前まで行き、何とか逃れたものの、龐煖の矛を避け損ねて胸をパックリ斬られてしまい大出血してしまいます。ところが、そこから龐煖には王騎(おうき)のスタンドが見え始めて逆上、それにより信は龐煖と矛を打ちあい、これを押し返す事に成功したのです。

これは、もしかして王騎のスタンドが勝敗を決する目安になるのでしょうか?

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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王騎スタンドが龐煖を動揺させる

王騎 キングダム

 

そもそも、王騎のスタンドとは何なのでしょうか?それは、Jojoのように普通の人間には見えない幽波紋(スタンド)なのでしょうか?いや、そんな事はないでしょう。その最大の理由は王騎を出している側の信には王騎が見えている様子が一切ないからです。

あるいは、王騎の矛がスタンド使いなのかも知れないと思いましたが、命を持っていない王騎の矛がスタンド使いだとすると、今後がややこしいのでパスでしょう。

ホウ煖(龐煖)

 

では、王騎スタンドは何なのか?はい、それは決まっています。龐煖のトラウマが見せている幻覚に過ぎないのです!!王騎の姿がみえるのは龐煖だけであり、それを見る度に咆哮しますが、周囲は「このクソカバ、何を咆えてやがる」としか思わない点を見ても、おれは明らかだと思います。

 

倒したが故に二度と倒せない王騎へのトラウマ

 

読者の皆さんは龐煖が王騎に(おび)えていると言ったら笑うでしょう。「龐煖は王騎を倒したではないか?どうしてトラウマになるのか」と、チッチッチ!そこは違うのです。龐煖は確かに王騎を殺しましたが、その倒し方は、龐煖が納得がゆくものではありませんでした。

それというのも、王騎は龐煖の矛に胸を貫かれた後も力が落ちる事がなく、むしろどんどんと力が増していったのです。そして、王騎の矛はそれを止めようとする龐煖の馬鹿力を無視して、龐煖の首にズブズブと沈み込んでいきました。

 

「貴様は何者だ?」

 

「ンフフフフ、決まってるでしょォ 天下の大将軍ですよ」

キングダム26巻

 

その時、勝利したはずの龐煖は「殺られる」と心底から恐怖します。死を免れないハズの王騎の矛が自分の首を刎ねようとしているという不条理に戦慄するのです。ようやく恐怖を跳ねのけて、再度、王騎を真っ二つにしようと矛を振り上げた瞬間、そこに騰が割り込んで王騎を救い、信は王騎の馬の前に乗り、その場を離脱します。

李牧

 

その後、王騎は息絶えたのですが、李牧(りぼく)は趙兵の損耗を恐れ、そしてこの戦いの目的、王騎を殺す事を達成したので、これ以上の追撃を許しませんでした。同時にMr.ワカランチーノの龐煖も、さらにしつこく王騎を追う事はありませんでした。その理由は自分が殺した王騎に精神的に打ちのめされた、その一言に尽きます。故に龐煖はさらに山に籠り修行の日々を送るのです。

ただ、いかに精神と肉体を鍛えた所で、すでに王騎はこの世にいないので倒す事が出来ません。そこで、迷った龐煖は王騎の矛を継いだ信を(蕞での戦いが切っ掛けですが)付け狙うようになったのです。

 

キングダムネタバレ考察

 

信が王騎っぽい行動をするとトラウマが甦る

 

龐煖は、すでに倒していながら内容的には負けていた王騎を二度と倒す事が出来ないので、その後継者である信を倒す事で答えを掴もうとしています。しかし信と王騎を同一視するあまりに、信が王騎と似たような行動を取ると動揺し、信の背後に王騎の姿が具現化したトラウマとして見えるのだと思います。

曹操の頭痛の原因は関羽?

 

キングダム624話でも、割と胸を深く切り裂き、一度は倒れ込んだ信が再度起き上がった際に、再び王騎のスタンドが見えるようになりました。あれは、馬陽で王騎に致命傷を与えながらも、王騎の振り下ろした矛を止める事が出来ずに、ズブズブと首に食い込んだ、あの瞬間を思い出したのだと思います。そして、龐煖は血が逆流して行動が浮足(うきあし)だち、本来なら王騎よりも力が弱く楽々抑え込めるハズの信に力負けしてしまうという現象が起きたのです。つまりあれは信の力が強くなったのではなく、龐煖が動揺して力の使い方をコントロールできなくなった為に起きた事なのです。

 

信は王騎の口真似をすると吉

矛を持った信

 

龐煖は信を通して王騎を見ているのです、流石は王騎将軍死んだ後まで何という存在感。

まるで、すでに作品中では亡くなっているのに、声と肖像画だけの出演で存在感を醸しだしている。いだてんの嘉納治五郎(かのうじごろう)先生のようです。

なので、信の戦略としては、自分の行動をなるべく王騎に似せていくのが一番です。急にバカ丁寧な敬語になり龐煖さんと言って見たり、コココココと笑ったり、飛信隊の面々に向かって、「そうですね(とう)?」と振り返ったりすると、龐煖のトラウマが刺激されて、より頻繁に王騎の背後霊が見えるようになり、増々攻撃に隙が出来るのではないでしょうか?

朝まで三国志2017-77 kawauso

 

冗談が過ぎましたが、王騎のやってきた事を思い起こすのは多分大事だと思います。

どこまで行こうと龐煖は、自らが殺害し意志を持たない土くれに還ったはずの王騎に縛られ続けているので、信としては王騎が何を願い、何を残そうとしたのかを考える事が頑なな龐煖に考え方の変更を迫り、龐煖を王騎のトラウマから解放する事に繋がるのでしょう。

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kawauso編集長

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