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飛信隊の鄴攻めの組織図:飛信隊の花形騎兵
ここからは、飛信隊の両輪の一方、騎兵隊を紹介します。
我呂:元麃公軍の飛麃隊の一員で岳雷の部下、性格が軽く、毒舌家で歩兵部隊とも揉めるトラブルメーカーですが、筋が通った事には力を尽くす人物です。
呂敏:元桓騎軍の一員であったものの、上司に当たる那貴が飛信隊に身を遷したのでついてきた模様、元野盗らしからぬ消極的な性格ながら実力は確かです。
田孝:飛信隊の将校で騎兵、河了貂の補佐と伝令役を担っています。
※この面子以外にも、里斗や曹火という騎兵のキャラがいましたが、鄴攻め編で戦死しました。
飛信隊の鄴攻めの組織図:飛信隊歩兵隊
泥臭く戦い、勝利を掴むという意味では、飛信隊歩兵以上に貢献した部隊はいないでしょう。その為か、飛信隊は歩兵キャラが多く登場します。
崇原:飛信隊第3位の剣の使い手で、現在飛信隊の歩兵長を務めています。飛信隊の結成時から伍長として参加し、馬陽編で左目を失いますが、その後も順調な昇進を続け飛信隊の歩兵隊長にまで上り詰めました。
諏順:崇原の側近で剣の達人、キャリアは崇原と同じで、飛信隊歩兵の重鎮です。
松左:飛信隊歩兵副長で、崇原のサポート役、崇原とは対照的に槍の名人で飄々とした性格。頭が切れ、部下の面倒見もいいので、歩兵隊の精神面でも重要な存在。鄴攻めでは、新米の干斗達を何かと庇っていましたが、朱海平原の十四日目に、趙兵に包囲された新米兵を救う為に重傷を負い、槍を干斗に託して戦死しました。
沛浪:経験豊富な老練な歩兵、元々は少年の信を見下していたものの、やがて態度を改めて、飛信隊の貴重な戦力になります。蛇甘平原の時から従軍し、現在は百人将です。
去亥:蛇甘平原で全滅した秦国第二軍の数少ない生き残りで、当初は手柄を挙げた第四軍の飛信隊に不満を持っていましたが、飛信隊結成時に参加し、飛信隊が千人隊になると百人将に昇進しました。羌瘣の指揮下で戦う事が多いのですが、朱海平原での十五日の戦いで龐煖に遭遇し即死しました。
竜有:去亥同様、蛇甘平原戦第二軍の生存者で飛信隊に加入します。気難しい性格で、当初は信達に悪態をつくキャラで、存在感が薄かったのですが、意外にも料理上手である事が判明。河了貂からお墨付きを与えられる腕前です。
岐鮑:飛信隊の渕隊所属の歩兵で実家が漁師の為、隊内で一番川に詳しいキャラ。
黒羊編では河了貂を補佐して激流に耐えきれず、流される飛信隊メンバーを他所に、命綱なしで激流を渡り切った驚異の才能の持ち主です。
澤圭:信が初陣で伍を組んだ時の伍長。頼りない性格と外見の為に、ほとんど人気がない伍長でした。ところが弱者ならではの戦い方を熟知しており、蛇甘平原の戦いまで一人の伍も死なせていないという隠れた名指揮官です。
飛信隊の鄴攻めの組織図:飛信隊の巨体兵士
飛信隊の名物と言えば、歩兵の中でも巨体を活かして戦うキャラクター達です。千人長まで昇格した田有以外にも、何名か存在します。
竜川:飛信隊随一の巨漢で珍しい妻子持ちです。千人将の田有の三倍の膂力の持つと豪語し、その力を生かして棍棒を愛用します。田有程ではありませんが順調に出世し百人将へと昇進しました。合従軍編では、蕞攻防戦で傅抵に重傷を負わされますが、不意を突いて城壁から突き飛ばして難を逃れました。
田永:いかにも悪そうな人相が悪い大男、旧友の沛浪の誘いで飛信隊に加入します。強面で喧嘩っ早いという転落しそうなキャラですが、筋の通らない事には加担しない冷静な一面もあり、現在まで生き残っています。
中鉄:蛇甘平原編では、伍作りで大人気だった強面の大男。首にマフラーのようなものを巻き、曲刀を得物とします。いかにも凶悪な面構えで「富村の殺し屋」の異名でした。凶悪な人相にも関わらず、身を挺して仲間を守る頼もしいキャラですが、顔が悪すぎるせいか、あまり活躍の場がありません。
飛信隊の鄴攻めの組織図:新米歩兵
飛信隊は、大きな戦いの度に新兵を補充していますが、朱海平原の戦いの前にも新兵を補充しています。そんな大きな可能性を秘めた新兵を紹介します。
蒼仁:黒羊丘戦後の入隊試験に臨んだ狩人の少年で蒼淡の兄。
小柄な体格で、入隊試験の体力検査で弟蒼淡と共に不合格となりますが、卓越した弓術を披露した事で特例合格しました。鄴編では初陣の列尾戦で手柄を上げ、朱海平原決戦では三日目に攻めてきた晋陸隊を圧倒します。十五日目に堯雲隊十槍、平秀の腕を射抜いて我呂に助力するなど度々、手柄を立て、金毛が河了貂を襲った時には身を挺して庇いました。
蒼淡:兄の蒼仁と共に飛信隊に加入した大柄な狩人。弓の腕前は凄腕ながら気が弱く、敵兵を撃つ事が出来ないので、やむなく馬を射る事で兄をサポートしていましたが兄の蒼仁の弓が折れ、馬に蹴られて動けなくなった事で切れ覚醒、金毛以下の小隊を全て射殺して河了貂を救う大金星を挙げました。
干斗:飛信隊の崇原隊所属の歩兵で、飛信隊に憧れ入隊試験を受けるも不合格。それに対し、試験が厳しすぎると仲間と共に食って掛かり崇原に叩きのめされます。しかし、その甲斐あって崇原からチャンスをもらい今度は合格し入隊しました。鄴攻め編では、想像以上の戦場の過酷さに圧倒されヘタレぶりを晒しますが、仲間の助けや、身を挺して、部隊を全滅から守ってくれた松左の行動に感激しその槍を受け継ぎました。
平来:飛信隊の崇原隊所属の歩兵で干斗の親友。朱海平原戦の十四日目の趙峩龍軍との戦いで、包囲殲滅される危機を松左の捨て身の救出で救われました。
惇角:飛信隊の崇原隊所属の歩兵。肥満体の体格で、巨体兵士要員です。列尾戦で五人ずつ敵を倒し戦果を出せなかった干斗達を見下しました。朱海平原戦十四日目の趙峩龍軍に包囲され絶体絶命の所を松左に救われます。
惇告:飛信隊の崇原隊所属の歩兵で、兄の惇角同様の肥満体で巨体兵士要員です。戦歴などは兄と同じです。
魯平:飛信隊の崇原隊所属の歩兵で得物は槍。列尾戦で干斗達と伍を組んだものの、戦場の空気に飲まれ突っ走ってしまい、返り討ちに遭い戦死しました。
飛信隊の鄴攻めの組織図:飛信隊の癒し尾平隊
尾平隊は、飛信隊の三什長の尾平が率いている小隊です。尾平は信と同じ城戸村の出身という幼馴染でしたが、長いキャリアの割には出世せず、今でも30人の配下を抱える三什長という微妙な地位です。しかし、古株だけあり、部下や同僚と揃ってムードメーカーとして、無くてはならない存在です。
尾平:飛信隊の三什長で、信と同郷出身で出っ歯が特徴。
蛇甘平原編で尾到とともに徴兵された時に信と再会し共に澤圭の伍の一員になり、飛信隊結成時に伍長、飛信隊が三百人隊になると什長、鄴編では三什長へと地味に昇進します。
黒羊編では桓騎の指示で那貴と交代で桓騎軍に入りますが、戦場で同僚に押し付けられる形で民の遺品を持っていた所を信と羌瘣に見つかり、略奪に参加したと誤解され除隊されます。途方に暮れていたところ、信を嘲笑した岩迅達に激怒し、殴り掛かって返り討ちに遭う所を那貴に救われ飛信隊の幕舎で手当てを受け、信に謝罪して飛信隊に復帰しました。弟である尾到を戦場で失いますが、何事にも挫けず明るく前向きなムードメーカーです。
慶:飛信隊の尾平隊所属の歩兵で信の同郷、何気にイケメンです。
尾平とは馬が合いよく絡んでいて、そのせいか黒羊編では尾平とともに一時桓騎軍に配属し、おっかない桓騎軍の荒くれた面子を見ては、尾平と共にビビっていました。
昂:飛信隊の尾平隊所属の少年歩兵。信の同郷で当初は小柄で気が弱いところを見せていましたが、出世して母親を楽させたいと考えるようになります。空気が読めない発言が多く、そのせいでイジられる事が多いキャラです。
キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
以上、飛信隊の組織図と、そのメンバーについて解説してみました。実際には、戦死したメンバーも含めると、もう少し増えますが、現時点で生きているメンバーに限って解説してみました。
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