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キングダム「鄴の論功行賞は誰が一番手柄?大予想」

2020年1月27日


 

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秦王(始皇帝)に会見で近づく荊軻

 

そろそろ終わりが見えてきた(ぎょう)攻めですが、戦争終了後の論功行賞はどうなるのでしょうか?現時点では、大将軍は蒙武(もうぶ)、それに(とう)が任命されていますが、それに続く大将軍は誰になるのかを大予想してみます。

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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鄴攻めにおける第一手柄とは?

城 銅雀台

 

キングダムにおいては、何が第一の手柄かは、戦争の性質によって異なる事に注意する必要があります。確かに鄴攻めでは、信が趙峩龍(ちょうがりゅう)岳嬰(がくえい)、さらには龐煖(ほうけん)のような大将級を連続で討っているので、それだけ見ると、信が第一手柄で大将軍昇進とも考えられます。しかしながら鄴攻めは、鄴を落とすのが大目標なので、当然第一の手柄は鄴を落とした人物に与えられると考えるべきです。

函谷関

 

例えば防衛戦だった合従軍編では、合従軍の総大将である汗明(かんめい)を討って合従軍の士気を決定的に挫いたとして蒙武(もうぶ)が一番手柄とされ新大将軍に任命されました。逆に侵攻戦であった著雍(ちょよう)攻略戦では、一番手柄は紫伯(しはく)を討った王賁(おうほん)ではなく、飛信隊と玉鳳隊を上手く使い、著雍を陥落させた(とう)であり、この手柄で騰は第二の大将軍の地位に上り詰めます。

 

この理論で行くと、攻めの戦である鄴攻めでは、やはり作戦目的を達成し鄴を落とした武将が一番手柄になる事が予想できるのです。そうなると、いかに多くの大将クラスを斬ったとしても信が一番手柄にはなりえません。

ホウ煖(龐煖)

 

特に龐煖については、今回は指揮官でも何でもなく、ただの素浪人なので、いかに強かったとはいえ、趙峩龍や岳嬰のカウントより低い扱いになると見ます。まあ、信も生死の境をさまようほどのダメージを受けたわけですから、秦王政の配慮で特別賞として黄金や領地の拡張など褒美は余計に貰うとは思いますが大将軍には届かないと見ます。

 

一番手柄は王翦三番目の大将軍に昇進

王翦

 

今回の鄴攻めの一番手柄は王翦(おうせん)と考えて間違いないと思います。何より総大将であり、楊端和(ようたんわ)桓騎(かんき)の軍勢の上に立って秦軍の総指揮を執りましたし、難攻不落(なんこうふらく)の鄴城を周囲の住民を追い立てて兵糧を消耗させ、さらには避難民に紛れ込ませた自軍の兵士に鄴の食料倉庫を焼かせるという方法で陥落に追い詰めました。

王翦

 

楊端和については、公孫龍(こうそんりゅう)舜水樹(しゅんすいじゅ)の趙軍を牽制しておけば良かったのですが、楊端和は舜水樹の挑発に乗り、犬戎族(けんじゅうぞく)と激闘するという鄴攻めから逸脱した行動を取りました。しかし、犬戎王ロゾを討ち取り、残された犬戎族を心服させて橑陽城を手に入れて、公孫龍と舜水樹が率いる趙兵を列尾まで下がらせた事で、一応、王翦の命令を実行した事になり、首チョンパはなさそうです。

また、閼与(あつよ)攻略の為には、楊端和が公孫龍と舜水樹を退けたのは大きな功績になるでしょう。

朝まで三国志2017-03 kawauso

 

しかし、いずれにせよ、それらは王翦の指揮下で行われた事なので、王翦の手柄が第一です。これにより王翦は三番目の大将軍に任命されるでしょう。

 

キングダムネタバレ考察

 

二番手柄は桓騎 四番目の大将軍に昇進

桓騎

 

二番目の手柄は、鄴をしぶとく包囲し続けた桓騎に与えられると推測します。漫画では、ほとんど出番がなく頑張っていないように見受けられる桓騎ですが、実際には食糧も乏しい中で、野盗同然の部下を統率して、周辺の趙の勢力を下して奮闘していました。そもそもが桓騎軍の包囲がないと鄴は落城させられないので、その功績は無視できないものがあります。

昌平君

 

また、桓騎については、王翦が出陣前に昌平君(しょうへいくん)とかわした約束で、この戦に勝利したら桓騎を大将軍に任命する事を許可すると約束させたような気がします。そうでないと桓騎軍が、食料も乏しい中で、こんなに頑張るとは思えないからです。論功行賞では王翦に続き、桓騎が第四の大将軍に任命されて「あの野盗上りが大将軍に?」と秦内部に衝撃が走るというようなサプライズが演出されるのではないでしょうか?

 

キングダム629話休載SP「三番手柄は蒙恬」

蒙恬

 

三番手柄は蒙恬(もうてん)だと思います。どうして、信や王賁を差し置いて蒙恬かと言うと、初日に秦軍左翼の麻紘(まこう)将軍が李牧に殺害された時に、左翼の混乱を(まと)めて朱海平原での秦軍の総崩れを食い止めたからです。あそこで、左翼が崩壊していたら、初日で朱海平原の戦いは李牧の勝利で終っていたかも知れず、漫画での扱いは兎も角、重要な分岐点でした。王翦もそれを重視すればこそ、蒙恬を臨時の左翼大将に任命したのでしょう。

剣を持ち戦う李牧

 

ただ、大将軍までは、まだ早いとして爵位を進めたり、黄金などの褒美が主だと思います。

身も蓋もない事を言うと、何だかんだで、信、王賁、蒙恬の大将軍昇進は同時なんじゃないかと思います。

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kawauso編集長です。 はじ三の中の人です。 様々なトピックを立てますが 盛り上がらない時には ごめんね。 大体、咬まないので 気軽にからんでもらえると 嬉しいです。

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