「信が死んだシン・・」隊の大黒柱を失った飛信隊は大号泣します。
その間に、スタコラと逃げていく李牧の本隊、これをスルーする飛信隊。これだと軍令違反という事で、また論功行賞で信の大将軍就任がダメになるかも知れません。
しかし、泣き叫ぶばかりの飛信隊の中で、足をバッキバキに折られた羌瘣が足をひきずりつつ出現し決意に満ちた表情で、信の蘇生に取り掛かります。でも、どのように羌瘣は信を蘇生するのでしょうか?
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この記事の目次
キングダム630話最新ネタバレ予想「信の手を握る」
羌瘣と信の関係は、不可抗力でキスまで済ませた河了貂と信の関係よりはかなり億手です。カワイイ顔して、男女の事を色々知っていそうな耳年増な河了貂と違い、山の天辺で男女が力比べをすると子供を授かるというホラ話を本気で信じていた羌瘣では、どこまで行っても、信に抱きしめられるか、手を繋ぐくらいが穏当な表現でしょう。
「なんだよ、引っ張るだけ引っ張って、手を繋ぐだけかよ!」と騒ぐ、スケベなオジサン読者も多いかと思いますが、いや、そうではなく、羌瘣が手を繋ぐのは朱海平原の戦いの時にも、無意識に信に施していたヒーリングの方法なのです。
だから好きとか、何とかではなく、施術の第一アクションは信の横に寝そべり、冷たくなった手を繋ぐという所から始まると思います。そして、少し前には照れて、手を放していた信の事を思い出すという涙誘う回想シーンがあるのではないでしょうか?
キングダム630話最新ネタバレ予想「巫舞の術は元々死者との交信」
信と手を握ると、羌瘣は目を閉じて深い呼吸をして意識のレベルを生と死の境目まで降ろすと思います。ここからは、kawausoの予想ですが、蚩尤の技は一見すると人殺しの技に見えますが、武神である蚩尤を身に堕とすのは、実は肉体と魂を切り離して死者と交信する巫女の術だという説明が入るのではないかと思います。
ここはちょうど、jojo1部2部の波紋法が、太陽の波動と同じである事から、人間に対しては傷を治す医術として作用し、吸血鬼や生屍人に対しては肉体を破壊する武器になるみたいな、二面性でしょうね。
ただし、羌瘣は左胸を抑えていた事から、深く呼吸をすると、それは心臓に激しい負担をかける事になり、自分の命を失う可能性はあるのでしょう。それでも、自分は死んでも、信を助けたいという気持ちがあるのです。
キングダム630話最新ネタバレ予想「冥界は登場するのか?」
信は龐煖との戦いで限界を振り切った後から魂が肉体から抜けて、漂や王騎、蒙驁や尾到とフランクに話す事が出来るようになりました。という事は、羌瘣も深い呼吸で意識を底の底まで落とし込んでいけば、霊魂になっている信と会話できる理屈になります。
他のメンバーは、すでに肉体がないので復活は出来ませんが、信は特に致命傷を受けたわけではなく、肉体は近くにあるわけなので、霊魂になった羌瘣が信の魂を肉体に引き戻す事が出来れば、蘇生できるかと思います。
ここで問題なのは、信の魂をサルベージする為に、舞台がどこまで広がるかという点です。さすがに、ここで冥界が登場するとなると、ようやく終わりかけた朱海平原の戦いが、また、長く伸びる事になります。
また、もし故人である王騎や漂や、蒙驁と冥界で会話できるという事になると、もうドラゴンボールっぽくなってしまい、死を以て完結した筈のレジェンドの印象が弱まってしまいそうです。二度と会えないからこそ、その死は輝くというのがキングダムの特徴なので、ここでそれを破ってしまうのも惜しい感じがしますね。
従ってkawausoは冥界登場は無し、魂として登場するのは、信と羌瘣の二名だけで、信は羌瘣の説得と、声を涸らして信の名を呼ぶ飛信隊の熱意で蘇るとなると推測します。
キングダム630話最新ネタバレ予想「両者生還?するしない」
羌瘣が命を懸けて行う蘇生なので、最終的に信が生還するのは間違いないと思います。
しかし、ただでさえ心臓が弱っている羌瘣が信を救うわけですから、信の鼓動が甦ると同時に、今度は羌瘣が白目になる可能性は捨てきれません。
ああ、面倒くさい、、今度は羌瘣が倒れたぞとドタバタする飛信隊の面々。やっと起き上がり、羌瘣が動かない事に落胆する信・・・・
そして、そこで、すでに死んだと思っていた龐煖がむっくりと起き上がります。
あああああああああ、、、この世の終りのような顔をする飛信隊ですが龐煖は無言で、半分千切れた体のまま、羌瘣に向かって手をかざすと、キテマス、キテマスと言いつつ、ハンドパワーを放出します。
これは、信との命懸けの戦いの末に、自らの思想の誤りに気付いた龐煖が罪滅ぼしの為に行った生命力の移転でした。父母同様に、自分にも神秘的なヒーリング能力が備わっている事に龐煖は気づいていたんですね。やがて、龐煖は再び倒れ代わりに羌瘣は、白目状態から回復し目を覚まします。
これはつまり、信の真心からの戦いが、李牧でさえどうにもならないほどにこじれた、龐煖の強固な思い込みを解いたという奇跡を象徴する出来事なのです。情けは人の為ならずというか、李牧を軽く上回る信の器の大きさが分かります。
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