こちらは2ページ目になります。1ページ目から読む場合は、以下の緑ボタンからお願いします。
この記事の目次
キングダム642話休載SPvol3「李信が王翦軍に人事異動」
この割り当てに従うと李信の担当は燕という事になりますが、現在の所、秦は唯一、燕と国境を接していないので、攻めようがないわけです。というわけで、李信大将軍には、しばらくお休み頂いて、、というわけにも漫画の都合上、いかないと思うので、秦王政と昌平君のたっての頼みという事で王翦軍に人事異動になると思います。理由は次の見出しでお答えします。
キングダム642話休載SPvol3「飛信軍をスパイとして王翦軍に置く」
なんで大将軍になってまで、他の大将軍の下に配属されないといけねえんだよ!
などとブリブリ文句を言う李信ですが、秦王政と昌平君は、これには理由があると言います。それは、王翦軍の内部で王翦の動きを監視して、おかしな点があれば報告して欲しいというスパイとしての役割です。それと言うのも王翦は全てがミステリアスで、昌平君も内情を探っているのですが、全くつかめないからです。
王翦に迂闊に強権を与えてしまい、後で叛かれたら被害甚大なので李信にはあえて、王翦のスパイとなり、その内情を探らせるのです。ただ、それを蒙恬にさせると王翦に警戒されそうなので、いかにもバカっぽい李信を選んで、警戒心を解かせると秦王政は真面目に冗談を言います。
キングダム642話休載SPvol3「読者は李信を通して王翦の秘密に迫る」
このようなやり方は、キングダムではずっと前から取られていた手法です。李信は、元々、王騎軍の別動隊、飛信隊として王騎の間近にいましたし、合従軍では麃公配下の将として、その生きざまを見ていました。
さらには、黒羊丘の戦いにおいて桓騎軍の配下に置かれ、その残虐な行動を見て憤り一騒動起こしています。これは、キングダムで主軸になりつつあるキャラに李信を肉薄させる事により、李信の目を通してキャラクターを理解してもらおうというやり方なのです。
そこで、今回は謎多き男、王翦に李信を肉薄させていくのでしょう。王翦ばかりではなく、田里弥や倉央、糸凌のような新キャラとも交流があるかも知れません。
鄴では、黒桜にも色目を使っていた女好きな倉央が河了貂にもちょっかい出すか、或いは、俺はガキに興味はないんでね、、と無視するか、そんな変化も楽しいですね。
キングダム642話休載SPvol3「王翦は李信をどう扱うのか?」
李信は王翦を監視しつつ、その支配下に入るわけですが、それは王翦が李信を見定めるという逆の面もあるわけです。王翦の事ですから李信の役割が自分の監視である事くらいはすぐに見抜くのでしょうが、それを推して、なおも飛信軍を活用する事でしょう。理由は、王翦は決してボロを出さない自信があるからです、バレなきゃイカサマじゃないというギャンブルのルールと同じです。
その使い方で、王翦が李信を便利な使い捨てと考えているか、ゆくゆくは完全に取り込んで自分の野心に協力させようと考えるかが分かってくるのだと思います。桓騎とは、また質の違う酷薄さや薄気味の悪さを李信は感じるかも知れませんね。
キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
今回は、新章の最初で発表されるであろう論功行賞の予想と、その後李信が人事異動で、王翦の軍勢に配属されるであろうことを考察してみました。これからのキングダムの展開で鍵になるであろう王翦に、李信は希望を見るのか?それとも、桓騎以上の暗闇を見るのか、新章が待ち遠しいですね。
参考文献:キングダム公式ガイドブック 覇道列記
キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧
関連記事:キングダム642話休載SP「王翦謀反!その意外な方法とは」
関連記事:キングダム642話アニメ記念「秦を救った男!麃公将軍を考える」