大人気春秋戦国時代漫画キングダム、3年間も続いたシリーズ最長の鄴攻めが終了し、新章準備の為に3週間の休載期間に入ったキングダムですが、鄴攻略後の論功行賞については新章に持ち越しとなりました。そこで、今回は予想される論功行賞の内容と、それにより李信が人事異動する可能性について考えてみようと思います。
この記事の目次
キングダム642話休載SPvol3「論功行賞で埋まる六大将軍」
現在、秦において六大将軍のポストについているのは、蒙武と騰の2名だけです。
蒙武については、合従軍編において楚の総大将汗明を討ち取り、合従軍に打撃と衝撃を与えた手柄で大将軍に昇進。騰については、魏の重要拠点である著雍攻略戦で飛信隊と玉鳳隊を用いた用兵の妙が評価されて、二人目の大将軍になりました。
このレベルの手柄から考えると、
三軍を統率し、誰もが攻略不可能と考えていた鄴を攻略し食糧不足さえ解消させた王翦は文句なく大将軍に昇進するでしょうし、ほぼ自力で李牧の本隊を撃破して、鄴を陥落させた桓騎も同じく昇進。強力な犬戎族を手懐け、公孫龍と白ナスの軍を朱海平原に合流させなかった楊端和の功績も大将軍に値します。
それに、秦人にとって恨み重なる龐煖を殺し、岳嬰、趙峩龍という趙の大将軍クラスを討った李信も秦王政と約束したように大将軍に昇進するでしょう。これで6名です。
王賁や蒙恬にも、それぞれ大手柄はありますが、今回は、他の4人がスゴイのでポストが空いたら挑戦してもらうとして今回で六大将軍の全てのポストが埋まると予想します。
キングダム642話休載SPvol3「六大将軍決定の狙い」
では、六大将軍のポストが埋まると何が起きるのでしょうか?かつての六大将軍は、秦王の許可を得ずに勝手に戦争を始める事が出来るという特権を保有していました。
そして、秦王政は嫪毐の乱を鎮圧した後、15年で六国を滅ぼして中華を統一すると李信の前で宣言し六大将軍の復活を宣言しています。これは秦王政が一々命令しなくても、独自の判断で動ける六大将軍を設定し、中華統一を早める意図があるのは明白でしょう。
それは一面で六大将軍の暴走を産む危険があり、例えばスタンドプレーに走りがちな桓騎は、大将軍になってから転落の運命を歩むとは思うのですが、それはさておき、今回決定を受けた六大将軍は、事後通告で敵国を攻めて良いという強大な権限を与えられると推測します。
キングダム642話休載SPvol3「六大将軍の割り当て」
王の命令無しで好きな国を取り放題と言っても、何でも好き放題という事になると、バッティングする可能性があります。なので、六人の大将軍にそれぞれ、六国を割り当てるのが現実的な対応でしょう。史実から当てはめ考えてみると、、
桓騎・・・・・趙(失敗)
王翦 ・・・・趙
騰 ・・・・・韓
蒙武 ・・・・楚
王賁(予定)・・・・魏
最初はこんな感じですかね?実際には、六大将軍メンバーが戦死したりして担当する国は変わっていくはずですが、序盤はこんな感じだと思います。
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