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この記事の目次
どうしたら毒殺を阻止できる?
このように狙われたら、回避するのが難しいのが鴆毒です。毒見を置くというのも良い方法ですが、毒見役も買収されないとは限りません。酒を飲んだ後に、鴆毒を酒に仕込む可能性もあり得なくはないのです。
そこで、どこからか犀の角で造られた箸を使えば鴆毒に反応して色が変わるので、毒殺を免れる事が出来るという迷信が広まり、犀箸が王侯貴族で使用される切っ掛けになったようです。
本当にいた鴆
伝説上の鳥と言われていた鴆ですが、近年パプアニューギニアでピトフーイという雑食性の毒鳥が発見されました。
それによると、20種類いるピトフーイの中の、カワリモリモズとズクロモリモズの筋肉や羽毛に強力な神経毒ステロイド系アルカロイドのホモバトラコトキシンが含まれていて、中国の鴆は、このピトフーイの亜種で絶滅して消えたのではないかというわけです。
ちなみにピトフーイから毒が発見される前は、ヤドクガエル科のフキヤガエル属の皮膚からのみ見つかっていたそうです。古代中国の文献では、鴆は長江以南の江南にしかいないとされているので、やはり南方の鳥でありピトフーイの近縁だったかも知れませんね。
キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
今回は悼襄王を殺した毒は何なのか?を考えてみました。しかし、リアルな話、尻から血が噴き出す毒なんてあるんでしょうか?ほとんど北斗の拳の秘孔みたいなレベルの話のような気がします。
全裸で尻から血が噴き出す描写では、kawausoは笑ってしまいましたが、キングダムでは屈指の暗君であるオフ王の最期には相応しい内容でしたね。
参考サイト:Wikipedia等
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