ツングースカ大爆発はどの程度の衝撃?100年前の隕石衝突の謎

2020年6月30日


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100年前の隕石衝突の謎(1P目)

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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2013年にも隕石爆発が起きた

 

宇宙からの飛来物による破壊は、ツングースカが一番最近というわけでもありません。今から7年前、2013年、ロシアのチェリャビンスクでも、隕石が大気圏で爆発、爆発の衝撃波によって窓ガラスが割れるなど建物に損害が発生。1600人も怪我人が生じた大変な大事件だったのです。

 

この時のチェリャビンスクの隕石は5階建てのビルくらいの大きさを持つ石質の小惑星で、地上24キロの上空で爆発したと予想され、その衝撃波は、550キロトンの核爆発に匹敵するそうです。こうしてみると、案外に隕石や小惑星の地球への衝突は身近なものかも知れません。ちなみに、またしてもロシアに隕石が落ちたのは、ロシアの面積が広大であり、飛来物が衝突しやすいからという理由です。

 

ツングースカ級の小惑星衝突の確率は?

 

直径が100メートル以上の小惑星は、太陽系に4万個も存在するそうで、これだけ聞くと怖くなりますが、計算上は、ツングースカで爆発した小惑星レベルの物体が地球に衝突する確率は1000年に1度程度なんだそうです。

 

あくまでも確率なので、必ず1000年に一度衝突するわけではありませんが、とりあえずは、いきなり明日、隕石が落ちてくるようなものではないようです。というより心配したって、どうにもならない事ですけどね。

 

kawausoの独り言

テレビを視聴するkawauso編集長

 

今回はツングースカ大爆発を取り上げてみました。

 

このような隕石や小惑星は「宇宙のめざまし」なんてあだなをつけられているそうですが、こんなものが至近距離に落ちたら、目が覚めるどころか即座に永眠ですね。しかし、日本の場合、1000年に一度の隕石や小惑星よりも、数十年周期の大地震と津波に気を付けるほうが、ずっと現実的な気もします。

文責:kawauso

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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