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キングダム648話ネタバレ呂不韋どんでん返し!「大王の問題」レビュー考察

2020年7月16日


 

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呂不韋

 

大人気春秋戦国時代漫画キングダム、何より気になるのは司馬尚(しばしょう)に出会っている筈の李牧(りぼく)ですが、最新648話ではその前に謀反が疑われる呂不韋(りょふい)にスポットライトが当たります。

 

史実通りに毒を煽って死んでしまう呂不韋ですが、そこまでに秦王嬴政(しんおうえいせい)と意義深い話し合いをしました。龐煖(ほうけん)とは比較にならない、最後の花道を飾った呂不韋の最期を見ていきましょう。

kawausoさんのキングダムがキター!

 

キングダム648話がキターーーーー!!

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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キングダム648話ネタバレ「単独で呂不韋と会見する嬴政」

嬴政(始皇帝)

 

呂不韋の周辺に不穏な分子が集まっていると聞いた嬴政ですが、呂不韋本人と話してみなければ分からないと考えます。しかし、河南には反秦王派が大勢集まっており、嬴政が自ら出向くとすると非常に危険で、ものものしい護衛がつく事になり、呂不韋も警戒させるでしょうし、出発も遅れるでしょう。

 

そこで、嬴政は昌文君にすら何も相談する事なく、夜の間に河南に向かって出発してしまいます。翌朝、嬴政が消えた事を知った昌文君や肆氏は大慌てしますが、もうアフターカーニバル(後の祭り)でした。

 

キングダム648話ネタバレ「呂不韋の目」

計画通りの顔をする法正

 

嬴政が行動を早めた理由は、呂不韋の目を確認するためでした。一度は負けを認めて引き下がった呂不韋が、まだ秦の支配者になる野望を持ち続けているのか?

 

それとも別の理由があって行動しているのか、嬴政自らが確認したかったのです。

 

秦王嬴政が面会した呂不韋の目は以前と変化していませんでした。つまり、加冠の儀で嬴政に敗北を認めた時のそのままの目だと嬴政は言い放ちます。

呂不韋は「そうでしょうか?」ととぼけた表情で言いました。

 

キングダムネタバレ考察

 

キングダム648話ネタバレ「反乱の原因」

三国志のモブ 反乱

 

嬴政は、呂不韋に対して、反乱分子を鎮圧しろと上から目線で言い放ちました。しかし、呂不韋は自分は反乱分子を扇動などしていない、むしろ懸命に抑えているが、勝手に増えているのだととぼけた様子です。

 

これに対し嬴政は、「反乱を鎮圧出来ないならお前を処分しないといけないし、肆氏(しし)は呂不韋に刺客を放ち殺せ」とまで言っていると強硬な措置を取る事を匂わせます。それに対して、呂不韋は本気の顔になり、反乱分子が増えているのは私が原因ではなく嬴政が原因だと告げるのです。

 

キングダム648話ネタバレ「呂不韋の忠告」

洛陽城

 

呂不韋は嬴政が敵対者に対して甘すぎる事が反乱分子を増やしている原因だと指摘しました。

 

本来なら、肆氏が言うように嬴政が直接会いに来たりせずに刺客を放って呂不韋を殺すべきだったし、もっといえば、嫪毐(ろうあい)の反乱の原因を造った呂不韋は、嫪毐同様に処刑すべきところを嬴政は生かし河南で軟禁しているのは甘すぎると言うのです。

 

この甘さこそが嬴政の弱点であり、これがあればこそ味方を増やしている半面で、弱点にもなり反乱分子を増やしていると忠告しました。国内反乱の嫪毐の乱でさえ、ここまで揉めるのに、中華統一となれば、こんなものではないと呂不韋は言い切ります。

 

秦は法治主義の国ですから、罪に対しては厳しくなければならないのに、嬴政にはそれが出来ていない。それが嬴政の唯一の弱点であり、これを改めないと将来、大きな問題になるだろうと呂不韋は言いました。

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kawauso

kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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