大人気春秋戦国時代漫画キングダム、何より気になるのは司馬尚に出会っている筈の李牧ですが、最新648話ではその前に謀反が疑われる呂不韋にスポットライトが当たります。
史実通りに毒を煽って死んでしまう呂不韋ですが、そこまでに秦王嬴政と意義深い話し合いをしました。龐煖とは比較にならない、最後の花道を飾った呂不韋の最期を見ていきましょう。
キングダム648話がキターーーーー!!
この記事の目次
キングダム648話ネタバレ「単独で呂不韋と会見する嬴政」
呂不韋の周辺に不穏な分子が集まっていると聞いた嬴政ですが、呂不韋本人と話してみなければ分からないと考えます。しかし、河南には反秦王派が大勢集まっており、嬴政が自ら出向くとすると非常に危険で、ものものしい護衛がつく事になり、呂不韋も警戒させるでしょうし、出発も遅れるでしょう。
そこで、嬴政は昌文君にすら何も相談する事なく、夜の間に河南に向かって出発してしまいます。翌朝、嬴政が消えた事を知った昌文君や肆氏は大慌てしますが、もうアフターカーニバル(後の祭り)でした。
キングダム648話ネタバレ「呂不韋の目」
嬴政が行動を早めた理由は、呂不韋の目を確認するためでした。一度は負けを認めて引き下がった呂不韋が、まだ秦の支配者になる野望を持ち続けているのか?
それとも別の理由があって行動しているのか、嬴政自らが確認したかったのです。
秦王嬴政が面会した呂不韋の目は以前と変化していませんでした。つまり、加冠の儀で嬴政に敗北を認めた時のそのままの目だと嬴政は言い放ちます。
呂不韋は「そうでしょうか?」ととぼけた表情で言いました。
キングダム648話ネタバレ「反乱の原因」
嬴政は、呂不韋に対して、反乱分子を鎮圧しろと上から目線で言い放ちました。しかし、呂不韋は自分は反乱分子を扇動などしていない、むしろ懸命に抑えているが、勝手に増えているのだととぼけた様子です。
これに対し嬴政は、「反乱を鎮圧出来ないならお前を処分しないといけないし、肆氏は呂不韋に刺客を放ち殺せ」とまで言っていると強硬な措置を取る事を匂わせます。それに対して、呂不韋は本気の顔になり、反乱分子が増えているのは私が原因ではなく嬴政が原因だと告げるのです。
キングダム648話ネタバレ「呂不韋の忠告」
呂不韋は嬴政が敵対者に対して甘すぎる事が反乱分子を増やしている原因だと指摘しました。
本来なら、肆氏が言うように嬴政が直接会いに来たりせずに刺客を放って呂不韋を殺すべきだったし、もっといえば、嫪毐の反乱の原因を造った呂不韋は、嫪毐同様に処刑すべきところを嬴政は生かし河南で軟禁しているのは甘すぎると言うのです。
この甘さこそが嬴政の弱点であり、これがあればこそ味方を増やしている半面で、弱点にもなり反乱分子を増やしていると忠告しました。国内反乱の嫪毐の乱でさえ、ここまで揉めるのに、中華統一となれば、こんなものではないと呂不韋は言い切ります。
秦は法治主義の国ですから、罪に対しては厳しくなければならないのに、嬴政にはそれが出来ていない。それが嬴政の唯一の弱点であり、これを改めないと将来、大きな問題になるだろうと呂不韋は言いました。
【次のページに続きます】