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キングダム649話雑学 李牧や司馬尚は本当はどんな性格?


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李牧や司馬尚は本当はどんな性格?(1P目)

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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キングダム649話雑学「他国人の力を頼まない排他的な性格」

呉懿と孔明

 

③非常に排他的であるというのも趙の人の特徴です。

これは②の裏返しで行動を起こす時には同郷人だけでやり、余所者(よそもの)は入れない排他性を有しているという意味です。

 

考えてみるとキングダムにおいて李牧は合従軍に参加していながら、こっそりと兵力を抽出して、武関を迂回して(さい)を攻めている事から、他国を信用してない様子が窺えます。

ここも李牧の意図するかしないかに関係なく、排他的で仲間意識が強い趙人の特徴と言えるでしょう。

呂布に暗殺される董卓

 

三国志演義の呂布も無敵の騎馬軍団を率いていますが、それは全て并州人で構成され、余所者は入っていませんでした。しかし、ボスにあたる董卓が洛陽を焼いて長安に遷都すると、より長安に近い涼州の騎兵を重視するようになり、干された呂布は董卓を恨み殺害したという話もあります。

 

李牧は、排他的という意味ではさらに徹底し、郭開の讒言を受けて幽繆王が李牧を解任しようとすると断固拒否し、結果誅殺されたのです。

 

キングダム649話雑学「どこまでもついていく性格」

 

チーム李牧の紅一点と言えばカイネですが、彼女は李牧に心底惚れているようで、李牧が逮捕投獄された時には、()が命中して重傷を負っても、李牧を助け出そうと必死でした。

趙人は同郷人同士の絆が強く、三国志演義の有名な猛将の張遼は董卓の元で呂布と同僚でしたが、董卓の死後も呂布についていき、呂布が曹操に降伏するまで10年近く、苦楽を共にしています。

進撃が止まらない張遼

 

しかもこの張遼、調べてみると出身地が雁門(がんもん)なのです・・・

まさにカイネの出身地と同じ所から出てきた人なんですね。

カイネは創作上の人物ですが、まるで図ったように趙人の性格になっているのがスゴイです。

 

キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

今回は、キングダムの登場キャラクター李牧と司馬尚の性格を并州人というカテゴリーに当てはめて考えてみました。参考にしたのは出身地でわかる三国志の法則という本ですが、400年の歳月を超えて意外にも、共通点がありますね。

司馬尚の性格も、やはり同郷人以外は信じないものの李牧については徹底的に信じるような極端な性格かも知れません。

参考文献:出身地でわかる三国志の法則

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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