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曹操は三国一のお酒好き?画期的な酒造法「九醞春酒法」が誕生した経緯


 

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酒を飲む曹操、劉備、孫権

 

皆さんはお酒は好きでしょうか?

聞かれてもいないのに返答してしまいますが、筆者はお酒が大好きです!

 

お酒 三国志 曹操

 

ウイスキーやジンも良いですが、カクテルも好きですし……でも一番好きなのはすっきりした日本酒の辛口を冷で……と、実はこの日本酒は曹操(そうそう)の作り方が元となったものと言われています。三国志でお酒と言うと何だか失敗だらけのイメージがありますが、今回はちょっと違う、曹操とお酒のお話について話していきましょうか。

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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曹操は実はお酒が大好き?

曹操

 

さて曹操ですが、実は結構なお酒好きであったと思われる逸話が多いです。その代表とも言えるのが曹操の書いた詩集である「短歌行(たんかこう)」。この短歌行では「酒に対しては当に歌うべし、人生幾何ぞ」と歌っており、これは簡単に訳すと「酒を前にしたらまずは歌うべきだ。人生はなんてなんぼのもんじゃい!」というもの。

 

 

しかもこの短歌行では更に「人生の憂いは何で解き放つべきか?その答えはお酒!!」とも歌っているので、曹操はかなりのお酒好きであったと思われます。

 

実は気さくなおじさんだった?

悪の正義バットマン風 曹操

 

いや曹操もお兄さんの時代はあったでしょうが……いやいやそんな話ではなく。ダークヒーローのようなイメージがある曹操ですが、酒宴ではいつも朗らかに笑っていたと言います。

 

曹操と機密保持

 

また生粋の詩好きであったため、酒の席でも詩は欠かさず、皆で即興で作っては披露しあったりしていたそうです。これだけでも曹操がお酒の場を楽しんでいたことが分かりますね。お酒の場でご機嫌に酔ってしまう曹操、何だか可愛らしく感じては来ませんか?

 

お酒のミスも少しだけ……

曹操(バカ殿ver)

 

三国志と言うとお酒に酔って失敗というエピソードに事欠きませんが、やっぱり曹操もお酒の場でミスをしています。それは客人を招いての宴の時のこと。飲み過ぎてしまったのかフラフラになった曹操は目の前の食器に顔面から突っ込んで顔も衣服もべっとべと!

 

しかし曹操はそれでも大笑いしていたというので、笑える失敗の範囲と言えるでしょう。

 

後悔する孫権

 

曹操にとって酒は楽しむものであり、酔って暴れたり無茶苦茶な命令で部下を困らせたりはしていなかったようですよ、呉王様!

 

曹操と日本酒

日本に目指さした孫権

 

さて曹操と日本酒のお話をしましょう。

 

曹操はお酒の場もお酒も好きだったようですが、なんと酒造りを自分でもやっていたそうです。そして曹操はその製造方法、「九醞春酒法(きゅううん しゅん しゅ ほう)」を献帝(けんてい)上奏(じょうそう
)
しているのですが、このお酒の造り方、つまり醸造法はが日本酒の製造方法である「段掛け方式」の元ではないか、という説があるのです。

 

真偽のほどは分かりませんが、そう思うと思わぬ繋がりを感じてちょっと面白いですよね。

【次のページに続きます】

 

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セン

両親の持っていた横山光輝の「三国志」から三国志に興味を持ち、 そこから正史を読み漁ってその前後の年代も読むようになっていく。 中国歴史だけでなく日本史、世界史も好き。 神話も好きでインド神話とメソポタミア神話から古代シュメール人の生活にも興味が出てきた。 好きな歴史人物: 張遼、龐統、司馬徽、立花道雪、その他にもたくさん 何か一言: 歴史は食事、神話はおやつ、文字は飲み物

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