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この記事の目次
大阪城赤備隊(あかぞなえたい)はボランティア団体
大阪城赤備隊は、名古屋城や仙台・青葉城にいる、広告宣伝を目的とした武将隊ではなく、ボランティア団体の名称です。毎月第三日曜日に、大阪城周辺で清掃活動を行っています。大阪の象徴である「大阪城」を少しでも綺麗に保ち、観光客の方に喜んでもらいたいとの気持ちで集まった方々が、ゴミ拾い活動を行っています。また、その活動を徳川・幕府軍より大阪城を守る為に活躍した真田幸村隊にちなみ、手作りの赤い甲冑を着用し、活動を行っています。清掃活動だけでなく観光客を直接楽しませることも意識しての活動、とっても素晴らしくて感動してしまいました。
ゴミ拾いの合間には記念撮影などにも応じていただけるようなので、ぜひ第三日曜日をめがけて訪れてみてください。
※甲冑の着用は希望者のみとのこと。大阪城の近くにお住まいで、ご興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。
・参考:大坂城赤備隊(外部リンク)
「大阪城」のご当地キャラは「ゆめまるくん」
一時期ほどではないですが、まだまだ人気のある「ゆるキャラ」。大阪城には「ゆめまるくん」というキャラクターがいます。
2008年に中央区制20周年を記念して公募により誕生しました。彦根城に「ひこにゃん」が生まれたのは2年前の2006年ですから、その人気にあやかってでしょうか。それにしても姫路城の「しろひめまる」の押し具合と比べ、「ゆめまるくん」には自治体の力が入っていない印象を受けてしまうのはわたしだけでしょうか。大阪には「太閤はん」というゆるキャラもいますし、それ以外にも各地で乱立していますので、分散してしまっているのかもしれません。
戦国時代ライターかずさんの独り言
いかがでしょうか。
戦国時代の最後に雌雄を決した「豊臣」と「徳川」。「豊臣」のお膝元である大阪城を調べれば調べるほど、徹底して「徳川」側が「豊臣」色排除を行っていたことがわかります。さらに、大阪夏の陣で荒れ果ててしまった大阪を徳川家の天領として復活させることに成功させました。
自分たちの土地を荒らしていった「徳川」家に統治されていた、当時の大阪の人達の気持ちはいかばかりだったのでしょうか。大阪の方が東京に対して抱くライバル心は、日本で一番大きな都市と二番目の都市という関係だけでなく、歴史的な背景も関係しているのではないかと思わずにはいられません。商売が発展しやすい「水の都」であったこと以外にも、「武家社会」への対抗心もあったのではないかと思います。ぜひ「大阪城」に訪れた際には、徳川時代の「大阪城」の上に、豊臣時代の「大阪城」を上塗りして楽しんでいただきたいなと思いました。
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