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今日のkawauso46「自筆の手紙という意味」

2020年10月9日


監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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張紘

 

三国志の時代の墨は、中に漆を混ぜたそうで墨がネバネバし筆を下ろした所が、

おたまじゃくしのようにボコっと膨らんでしまう。

つまり、下手が書いたら、大変な悪筆に見えてしまうので、地位のある人は代筆屋に手紙を書かせて、

自分が書いたように見せるのが常だった。

 

正史三国志張紘(ちょうこう)伝が引く呉書にいわく

 

張紘は文学を好んだばかりでなく、楷書(かいしょ)や篆書(てんしょ)に巧みで

孔融に送った手紙は自筆のものだった。

曹操を誹謗中傷する孔融

 

張紘はよほど文字に自信があったに違いない、孔融に半端な文字を見せれば、死ぬまでバカにされ続けるに違いないからな

代筆屋は大層儲かったらしく、下級官吏でも字が上手いと引く手あまただった。人間の見栄が商売になっていたのだ。

 

前回記事:今日のkawauso45「印の持ち方」

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-kawauso編集長ぼやき