大人気春秋戦国時代漫画キングダム、11月5日は休載でした。660話は、来週までお預けになったのですが、それまでに満羽を裏切ったのは誰か?ちょっと考えてみようと思います。
さらに、寿胡王が捕まるという恥辱を受けてまで(あるいは敢えて騰に捕まったのか?)赤の他人である蒙武に満羽、闇落ちの真相を語りたいのかまで考えてみます。
この記事の目次
キングダム660話休載SPvol2「満羽闇落ちに寿胡王は責任がある」
kawausoは、当初什虎4将軍を、ただの虚無に落ちたニヒリスト集団だと思っていましたが、どうも、満羽と寿胡王に関しては違うようです。
人間は完全に堕落してしまうには弱すぎると言われますが、あの龐煖でさえゆるぎない自信を維持できず李信に敗れました。満羽にしても闇落ちの虚無の中で空しさが募り、それが野望の塊のような蒙武とぶつかる事で、捨て去った希望が甦りつつあるという事です。
特に、寿胡王はそんな満羽の変化を逐一気に掛けるなど、親身な節があります。そこで、考えられるのは寿胡王は満羽の闇落ちに関係しているか、なんらかの責任があるという事ではないでしょうか?
キングダム660話休載SPvol2「寿胡王は満羽と親友を引き合わせた」
最近知ったのですが、蒙武と昌平君の関係については、キングダム連載直前の読み切り「蒙武と楚子」で詳しく出ていました。
あらすじは、楚から派遣されてきた人質の楚子こと昌平君が少年時代の蒙武と知り合い、喧嘩をしながらも無二の親友になり、2人で歴史に名を残そうと誓います。
月日は流れ、遂には丞相になった昌平君が、秦王に楚を攻める策を立てるように命じられ、全く策を立てる事が出来ず、結局、楚を捨てられなかった事に気づき楚に逃亡。
それを知った蒙武が、かなり正露丸を飲み過ぎた顔になって衝撃を受けていました。
この話をなぞるなら、汨国の大将軍だった満羽には、幼馴染の大将軍がいて、(仮に名前を槍槓とします)2人を結び付けたのは、汨国の王族の寿胡王であり、責任の一端を感じているのではないかと思います。
そして、その槍槓は何らかの理由で楚に寝返り、満羽は槍槓を斬った。これにより虚無に陥ったと考えます。
キングダム660話休載SPvol2「王騎に学ぶ虚無の乗り越え方」
しかし、寿胡王から満羽の昔話を聞いたからと言って、それで将来の悲劇を乗り越える力になるでしょうか?
結果、なんだかんだで満羽が立ち直ったのなら、それを真似ればいいわけですが、満羽は蒙武と出会うまで、アレな感じだったわけですし、それだけで何とかという事にはならないでしょう。
では、一体、蒙武はどこに学べばいいのでしょう。
キングダム660話休載SPvol2「王騎はキングダム最強」
kawausoはキングダムで一番精神がタフなのは、王騎なんじゃないかなと思います。
許嫁の摎は、王騎との結婚直前で、強い者を殺して武芸を磨けば人類全体がアセンションして、この世から争いが無くなると信じる求道者とかいう危ない男、武神龐煖に斬殺。
その場で報復して一撃を加えるものの、龐煖は死んでなく、馬陽で再戦するものの、魏加の矢を脇腹に受けて、その隙をつかれ龐煖に致命傷を受けました。
よく考えると王騎は許嫁の仇も討てず、自身が仕えた昭襄王の生まれ変わりと信じた秦王政に仕えるも間もなく死んでいます。
キングダム660話休載SPvol2「見習うべきメンター王騎」
普通なら摎が死んで、昭襄王まで死んでしまっては、以後は永遠に正露丸を飲み過ぎた顔になりそうですが、王騎は一時は腐っていたものの、ユーモアを忘れず存在感がある元大将軍として君臨し続けました。
愛した者、心酔した上司を失っても、正露丸を飲み過ぎた顔にならない王騎こそ、蒙武が見習うべきメンターでしょう。そう言えば、王騎も初登場の時には、正露丸を飲み過ぎた感じの顔をしてましたね。
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