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この記事の目次
岩村城を再現したCG画像を体験しよう!!
1718年、石垣修復の許可申請のために作成された「享保の岩村城絵図」を元に、忠実に再現したコンピュータグラフィックの画像を観ることができます。城内 15 ヶ所に掲示された QRコードをスマートフォンやタブレットで読み込むと、それぞれ の箇所の解説とともに映像が流れてくるという仕掛けです。
最近、いたるところでこういったサービスに遭遇しますね。実際に復元するより圧倒的に低予算でできる筈です。VR(バーチャル・リアリティ)の技術も日進月歩ですから、リアルな体感ができる場所が増えてくれると、より史跡探索が愉しくなりますので、嬉しい限りです。
城下町を散策してみよう!!
JR中央本線恵那駅から明知鉄道に乗り換えて岩村駅で下車すると、岩村城跡につながる本通り周辺には、全長1.3kmにわたり古い町並み(商家やなまこ壁、旧家)が残っています。
武者窓(外壁に設けた、太い縦または横の格子の入った窓)が残る旧家(問屋)があったり、染工場の旧家では染物の工程を学ぶことができます。他にも、建物内に絵画を中心に展示し「いわむら美術の館」としてオープンしている旧家や、鉄砲鍛冶の旧家など、計六件の旧家が無料で公開されており、見ごたえ満点です。
戦国時代ライターかずさんの独り言
いかがでしたでしょうか。歴史散策ポイント「岩村城」はお財布にも優しく、様々な角度から楽しめる場所でした。桶狭間の戦い、といった有名な合戦においても、その過程で小さな城を舞台にした奪い合いが行われていましが、「岩村城」のような小さな城跡には、そういった戦国時代まっただ中の息遣いを感じることができます。
江戸時代での一国一城令、そして明治時代での廃城令と、城は次々に姿を消してしまったわけですが、「岩村城」は太平の世になった後も、領地の統治としての城として生き残った、数少ない城のひとつです。
山城は山奥であるがゆえに建造物は残っていなくても城跡として残っていることも多々あります。大きな天守閣の見学も良いですが、城跡に思いを馳せることも、お城の楽しみ方ではないかと思います。こちらも健脚の方が楽しめそうですね。本丸御殿が復元された名古屋城、そして犬山城と合わせた訪問計画がおすすめです。
参考URL:
女城主の里いわむら【公式】戦国の世を凛として生きた、おんな女城主おつや
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