ヒトラーは「我が闘争」の税金から逃走ってホント?

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「我が闘争」の税金(1P目)




税金に苦しむヒトラー

まだ漢王朝で消耗しているの? お金と札

 

我が闘争がベストセラーになったヒトラーは有頂天になります。しかし、1925年には有頂天から奈落の底に突き落とされました。我が闘争の印税、123万ライヒス・マルクに60万ライヒス・マルクの税金が掛かったのです。

 

日本円に換算して12億円になる巨額の税金にヒトラーは青くなりました。我が闘争の印税に、そこまで巨額の税金が掛かるなんてヒトラーは考えていなかったのです。

 

「ちっきしょーめー!そんな税金払えるわけねーだろ 考えがたーらんかったー!」

 

と某総統閣下シリーズのように怒鳴ったのかどうかは分かりません。しかし、金がないヒトラーは、この税金から闘争ならぬ逃走をし続けました。

 

2004年12月のロイター通信などの報道によると、ドイツ・バイエルン州の税金問題の専門家が、ミュンヘンの公文書館で政権獲得前のヒトラーの納税記録を発見。

この納税記録によると、ヒトラーは1925年から政権獲得の1933年までの8年間、ミュンヘンの税務当局から納税の督促を受け続けている事実が分かるそうです。

 

しかし、1933年にナチスが政権を獲得するとミュンヘンの税務署長はヒトラーに忖度(そんたく)。これまでの税金滞納を帳消しにするという書簡をヒトラーの側近に送りました。この忖度はヒトラーの心証を良くし、税務署長は1ヶ月後にドイツ税務本庁のトップに昇進。給料は41%もアップしたそうです。




自動車もベルヒデスガーデンの別荘も節税対策

 

ただ、ヒトラーも税務署の督促にNein(ないん)(No!)と言い続けただけではなく、今でいう必要経費の概念で消費をしています。それが当時、とても高価だった自家用車を購入したり、ドイツバイエルン州の避暑地、ベルヒデスガーデンに別荘、ハウス・ヴァッヘンフェルトを購入したりという行動に繋がっていました。

 

ヴァッヘンフェルトは、4万ライヒス・マルクもしたそうですが多額の税金の前には、焼け石に水でした。結局ヒトラーは20万ライヒス・マルクを支払ったのみで、残りの40万ライヒス・マルクの税金は政権奪取時に、忖度と言う形で踏み倒した事になります。




ゆるい都市伝説ライターkawausoの独り言

kawauso

 

あの狂気の独裁者が印税から来る多額の税金督促に悩んでいた。そんな歴史の一コマを知ると、ヒトラーに奇妙な親近感を感じます。それも、完全に税金を踏み倒すのではなく、1/3でも支払ったり、経費で落とす為に高価な買い物をしたり苦心する様子を見ると「政治指導者が税金滞納とは情けない…何とかしなくては」と苦悩し奔走する、素のヒトラーの性格が垣間見えるようです。

 

実際ヒトラーは大衆扇動の為、大金持ちから高額の税金を取る事を政策に掲げていたので、自分が税金を支払っていないと発覚し騒がれると都合が悪い点もあったのです。

 

参考文献:脱税の世界史 大村大次郎 宝島社

 

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