現在における字(あざな)
あざなの文化はその後も使用され続け、少なくとも20世紀の「清」の時代まで使われていました。例えば「ラストエンペラー」の「愛新覚羅(姓)溥儀(諱)」は「耀之」というあざなを持っていました。しかし、中華人民共和国になってからは正式にあざなを名乗ることは禁止されています。
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三国志ライターみうらの独り言
古代の中国のあざなは「諱」に関係する上下関係から生まれたものなのですね。ドラマや小説を読むときに、相手への呼び方でお互いの関係がわかるのは面白いかもしれませんね。「三国志」のドラマを見ているときに孔明が「丞相」とばかり呼ばれている謎が解けた気がします。
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