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この記事の目次
キングダム699話ネタバレ「趙の連中は皆殺しがデフォ」
桓騎はあざ笑い、傍らにいた黒桜に聞きます。
桓騎「黒桜、どう思う今の?趙と仲良くやるっつー話」
黒桜は「キレイ事かと…」と斬り捨てます。
それに対し昌文君が、「なにっ!」とまたキレますが秦王相手にも超強気な黒桜姐さんは何も気にしません。厘玉や摩論は何も言わずに立っているのが精一杯ですが
黒桜「捕まっていた雷土を生きながらバラバラにされた。
先にやったのは奴らの方だ私らが趙に勝ったとしても趙の奴らと一緒になるなんて、こっちから願い下げだ!趙の人間は皆殺しにしてやる」
感情を露わにする黒桜に暗い表情をする嬴政
キングダム699話ネタバレ「人を信頼しすぎだよ」
「難しい道であることも重々承知だ、だがそれでもいつかは…」
真面目に語ろうとする嬴政を、桓騎は止めます。
「難しいとかじゃないんだよ。国を1つにして戦を無くすと言いたいんだろうが人はそうならない、絶対に。お前は人に期待しすぎだ秦王よ」
人間を一切信じていない桓騎は、嬴政を呆れた理想主義者と見ています。
—熱き『キングダム』の原点がココに—
キングダム699話ネタバレ「Imagine there's no countries」
嬴政「ああ、その通りだ、それのどこが悪い。俺は期待し信じるが故に最難にして最短の道を強引に走りぬけようとしている戦国の王だお前みたいに何もせずに絶望など…」
嬴政はしばらく桓騎の顔を見つめます。
桓騎「で、結局どうするんだよ、この俺を?首をはねたきゃはねろよ。その時はお前もここで死んで崇高な血の道もこれまでだ。
今、生きている人間にとってはその方がいいかもなククク」
皮肉に満ちた桓騎の言葉です。
よしんば嬴政の考える中華統一が実現されても、その恩恵を受けるのはこれから生まれる世代であり、今を生きている人間は憎悪の中で殺し合いを余儀なくされます。
名もなき兵士にとって、桓騎も嬴政も死んだ方がいい疫病神です。
嬴政「何も理由がなくば迷わず斬首にするつもりで来た。だが、今回は摩論の説明に免じて赦すことにする。
豹司牙剣を下ろせ」
桓騎「摩論の説明は不十分じゃなかったのか?」
摩論「お頭!」
余計な事を言い、摩論をヒヤヒヤさせるお頭
嬴政「赦す理由はもう1つあるコチョウ軍撃破の功だ。
よもや桓騎軍単軍にて趙軍総司令もろとも、その本軍を討てるとは思っていなかった。その成果のもたらすものは計り知れぬというのがこちらの軍総司令昌平君の評価だ。それらを合わせ鑑みてお前を赦すことにする」
桓騎「六将は剥奪しなくていいのか?何なら返すぜ、あの金ピカの首飾り」
嬴政「六国を滅ぼすのは六将の力が不可欠だ。それは今も変わりない。あの首飾りはそのまま預けておく。ただし、次にこのような暴挙に出らば問答無用にその首をはねる故、肝に銘じておけ」
去って行く嬴政と直属の近衛軍に摩論は「助かった」と言いつつ座り込みました。
本来は臆病なのに今回はよい仕事をしましたね。
キングダム699話ネタバレ「だって涙が出ちゃう、大虐殺だもん」
ここで、キングダム名物のナレーションが登場
秦の軍律には元々、戦場で取った首を褒賞に換える法があった。
秦の年記に戦での敵の首級の数が残っているのはそのためと思われる
しかし、史記秦始皇本紀にてこの首の数は桓騎の十万斬首以降、記されることはなくなった。
確かにそれはその通りです。
桓騎の斬首十万以降は始皇本紀に首級の数は出てきません。
色々ショックな事が続き、趙兵の頭蓋骨が無造作に積まれた荒野で座り込み、顔を手で覆う嬴政に李信が声をかけます。
咸陽を遠く離れた異国の地で李信と嬴政の再会となりました。キングダム700話に続く…
【次のページに続きます】