三国志に悪政を敷く役人は多く登場しますが、首尾よく更迭されるものとされない者がいます。更迭されるものは、政治が悪い事はもちろんですが、自分勝手で人間関係が壊れた者が多いようです。
悪政そのものは人民を押さえつけて維持できても、自分と対等な身分の人間の口に戸は立てられないので、結局は悪評が都にまで届いて悪事が露見するのです。
逆に悪政を敷いても人間関係を上手く捌ける者は、同じ役人から非難される事がないので、そのまま任期を全うしてしまう事になりました。
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