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この記事の目次
キングダムネタバレ724話「隙を見せずに物量で攻め殺す李牧」
奇策以外の手段を知らないのが桓騎の大いなる弱点で、だからこそ桓騎は包囲され特異な地形もなく奇策に走れぬ状況では何をしていいのか分からない。
そこで、李牧は趙軍は大きく動かずに、桓騎が奇策を弄する隙を与えず、主力部隊を動かさずじわじわ数の力で桓騎軍を押し込んで桓騎を殺すとしました。
キングダムネタバレ724話「四枚羽の竹とんぼ陣」
その頃、桓騎軍では、右の風范軍も崩れ、いよいよ桓騎軍の本陣だけとなります。
いよいよ騒ぎ始める摩論ですが、ここで桓騎は天を見上げ、その次に桓騎軍で頭を張っている全ての部隊長に伝令を出しました。
桓騎は何も出来ないと踏んだ李牧ですが、予想に反して桓騎軍は、それぞれの野盗集団が縦横無尽に動き回り、4枚羽の竹とんぼのような奇妙な陣形を敷きました。
しかし、李牧も幕僚達も、摩論でさえその陣形を見た事がありません。
目を見開き驚愕の表情を浮かべる李牧と、自信満々の桓騎の表情が描かれ、724話は終了です。
果たして桓騎は敵の隙をついた奇襲しか出来ない不器用な大将軍なのか、あるいは李牧の理解を越えてオールマイティな能力を持つ名将なのか?果たして、どっちなんでしょうか?
キングダムネタバレ724話「陣形自体がハッタリかも」
孫子の有名な言葉に「兵は詭道なり」があります。
戦いは騙し合いであり、相手にこちらの意図をつかませない事が勝利の近道です。
今回、桓騎が繰り出した陣形は、摩論でも分からないので訓練した事もない陣形でしょう。
訓練した事もない陣形で効果が発揮できるとも思えず、その場合、この陣形そのものが李牧に桓騎の意図を見抜かせまいとするハッタリかも知れません。
自分が正攻法で戦えない事は桓騎も十分に知っていて、それを李牧に読まれている事も承知だと思われるので、それを逆手に取り、実は桓騎は正攻法も出来ると李牧に思わせる事で、力攻めの陣形が変化するのを狙っているのかも知れません。
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