大人気春秋戦国時代漫画キングダム727話では、李牧の包囲をゼノウ一家全滅の犠牲と引き換えに突破した桓騎とその残党の様子が描かれました。一方、先に包囲から離脱した飛信隊と楽華軍は、どこかの森で趙の捜索隊に怯える状態。
そこに登場したのが桓騎軍所属の発明家、氾善と彼が引っ張ってきた攻城兵器六代紅春でした。今回は飛信隊の救世主になるかも知れない六代紅春の使い道を考えてみます。
この記事の目次
キングダム728話ネタバレ予想「無傷の紅春の秘密」
kawausoは紅春が李牧の包囲網を突破してきたのだと思い込んでいました。
それで、こんなウスノロな攻城兵器をスルーするとは李牧の目は節穴と突っ込んでしまいましたが、単純に重量がある紅春を運んでいて氾善の部隊が本隊に大幅に遅れたと考えた方が自然ですね。
しかし、だとするとウスノロい六代紅春をどうして趙軍の包囲網は発見できなかったのか疑問を感じました。そこに今回の六代紅春の秘密があったのです。
古代中国の攻城兵器11種類を紹介
-
三国志に登場する大型兵器11選!
続きを見る
キングダム728話ネタバレ予想「絶えず偵察して敵がいない場所を進んだ」
六代紅春の秘密とは、つまりこういう事です。
攻城兵器は趙にとっても脅威なので発見すれば必ず壊そうとするでしょう。そこで氾善は、絶えず紅春の上に見張りを置いて周辺を索敵しつつ移動し、趙軍が近づいてくると見つかる前に森に隠れるなど徹底した隠密行動をしました。
そのせいで行軍スピードは遅れに遅れ日没になり、氾善にとっては幸いな事に宜安の戦いに間に合いませんでした。つまり、逆に考えると紅春を使って索敵すれば、趙軍の包囲網をすりぬけて秦に帰れるという事です。
李牧はなんでも知っているような顔をしていますが、舜水樹あたりがサボって六代紅春については報告してない可能性も十分にあるので、紅春対策はしてないと思います。
ここから桓騎の死亡フラグが立っていた?
-
キングダム709話ネタバレこれが悲劇の序章?「大きな選択」レビュー考察
続きを見る
—熱き『キングダム』の原点がココに—
キングダム728話ネタバレ予想「読者の裏をかく作者」
氾善と紅春が登場してきた時、キングダム予想サイトでは、紅春を使用して飛信隊が桓騎と合流し宜安を落すに違いないというコメントが見られました。
しかし、本当にそうでしょうか?
あのウスノロな紅春が夜中の間に宜安城まで移動し、プラス都合よく桓騎と合流して城を落とすなんて出来そうにありません。宜安城にだって見張りくらいいますから、バカでかい紅春が近づいてきたら気づかないわけがなく、気が付いたらすぐに李牧に伝令が飛ぶでしょう。
そうなれば
李牧「桓騎ちゃんみーっけ!」
桓騎「あーーっ!めっかっちゃったー(照)」からの趙軍総攻撃。
桓騎は殺害され、李信も蒙恬も当然討ち死に、キングダム728話で感動のフィナーレになります!
それなりに兵力があり、昼間なら威力を発揮する井蘭車ですが、残党程度の兵力しかない桓騎軍が夜中に活用するのは無理があるでしょう。
桓騎を裏切る者は出るのか?
-
キングダム636話ネタバレ予想vol2「桓騎敗北!その時、誰が裏切る?」
続きを見る
【次のページに続きます】