キングダム733話ネタバレ桓騎少年時代編スタート!「奪われた者」レビュー考察

2022年9月22日


 

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キングダム733話ネタバレ

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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キングダム733話ネタバレ確定速報|殺しをしない砂鬼一家

黒山賊

 

次には護衛なしの馬車に乗った金持ちの親子が山道を通ったので砂鬼一家は下りていき、命が惜しくば金目のモノを置いていけと野盗らしい事をしています。

 

この金持ちは馬を二頭引き連れていて、病気の母の元へ峠を越えていくから馬だけは勘弁してくれと哀願します。

 

それに対し桓騎は「あっそ、でもこっちも大変なんだよなー」とドライですが偲央は旅人が差し出した母親の首飾りだけを奪い、馬も馬車も残したまま旅人を解放しました。さらにご丁寧に峠は危険だから迂回しろとアドバイスまでしています。

 

物は奪っているので野盗に違いはありませんが、リスクが高い割に対応が甘すぎで桓騎は、ひたすら呆れています。

 

楚漢戦争

 

 

キングダム733話ネタバレ確定速報|奪われた者同士が支え合う集団

疫病が蔓延した村と民人

 

どうやら砂鬼一家は弱小にもかかわらず、絶対に殺しはしないという誓いを守っているようです。こんな誓いを立てれば、それは身ぐるみ剥ぐ事は出来ないでしょう。

 

砂鬼一家の少年少女は、育ち盛りにもかかわらず皆痩せていて餓えてさえいました。それは偲央が頭として決めた事で「奪われた者同士で助け合う仲間になろう」という誓いがあったのです。

 

そして、ある程度年齢が高い自分達が野盗家業をして、もっと小さい子供たちを守って行く、砂鬼一家は刹那的な野盗集団というよりも、弱者が支え合うコミュニティーのような存在でした。

 

戦国策

 

 

キングダム733話ネタバレ確定速報|砂鬼一家を搾取する狼甫一家

赤眉軍

 

そんな時、奪った首飾りを村で食料に替えようとしていた呂代たちが、別の野盗に襲撃されたと知らせが入ります。それは狼甫(ろうほ)一家という野盗で、折角手に入れた干し肉と穀物は全て奪われたと呂代は言いました。

 

この狼甫一家は、そのまま砂鬼一家のアジトを荒し、気まぐれに数人の子供を殺害しています。偲央は、狼甫一家への上納は約束通りに払っているのに、どうしてこんな事をすると抗議しました。

 

狼甫一家は、砂鬼一家が前の親子から首飾りしか奪わなかった事を不審に思い、ほかに奪ったお宝を隠しているのではないかとアジトを家探しに来たのです。

 

狼甫一家の野盗は5人で、いかにも毎日たらふく食っているという感じの大柄な男たちでした。隠している財宝がないと知った狼甫一家ですが、帰るついでのように砂鬼一家が来年蒔く種籾まで奪っていきます。

 

抗議しようとする衣央ですが、従属関係の砂鬼一家では文句を言う事も出来ず耐えるしかありません。弱小の砂鬼一家は、野盗としても狼甫一家に一方的に奪われる関係だったのです。

 

春秋左氏伝

 

 

キングダム733話ネタバレ確定速報|生きてさえいればいい

 

そのあまりの横暴に自然に剣を抜こうとする桓騎ですが、偲央は懸命に止めました。アイツらを殺したら、報復で狼甫一家が大挙してやってきて砂鬼一家はひとたまりもないというのです。

 

桓騎「いいのか、仲間が何人も殺されているんだぞ」

 

偲央「生き残っている方が多い」

 

偲央「力のない私たちは、こうやって生きていくしかないんだ、こうしないとあの子たちを守っていけない」

 

偲央「我慢してここまで皆で生きてきたんだ。奴らに剣を向けないでくれ桓騎、頼む」

 

涙を流して桓騎を止める偲央。それを見て桓騎は無表情ながら剣を収めました。

 

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kawauso

kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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